9月30日の米国株式市場は買い戻し ドイツ銀不安の後退で金融株高

米国株、大幅反発でダウ164ドル高 ドイツ銀不安の後退で金融株高 2016年10月1日 日経
 9月30日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に反発し、前日比164ドル70セント(0.9%)高の1万8308ドル15セントで終えた。ドイツ銀の経営に対する過度な不安が後退し、米市場に上場するドイツ銀株が急伸した。前日に同社株の急落を嫌気して200ドル近く下げた反動で、銀行株を中心に米株全体に買い戻しが入った。
 ダウ平均は上げ幅を一時200ドル超に広げた。米国内での過去の住宅ローン担保証券の不正販売でドイツ銀が米司法省に支払う和解金が約54億ドルで決着すると、欧州系通信社が報じた。米司法省は当初140億ドルの和解金を要求しており、負担軽減への思惑がドイツ銀株の買い戻しを誘った。
 石油輸出国機構(OPEC)非公式会合での減産合意を好感し、原油相場の上昇が続いたことも株式相場を下支えした。シェブロンやゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースなどが買われ、ダウ平均構成銘柄はほぼ全面高となった。
 30日は月末・四半期末にあたる。「売られすぎた分の持ち高を中立にする目的の買いも入りやすかった」(日系証券の株式営業担当者)という。
 9月のシカゴ購買部協会景気指数や消費者態度指数(確報値)が市場予想を上回ったことも好感された。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前日比42.848ポイント(0.8%)高い5312.002で終えた。
 業種別S&P500種株価指数は全11業種のうち8業種が上昇した。「金融」「エネルギー」「ヘルスケア」が大幅高。一方、「不動産」「公益事業」などが下落した。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約11億8000万株、ナスダック市場は約20億株だった。
 会員制卸売大手コストコ・ホールセールが大幅上昇した。前日発表した6~8月期の1株利益が市場予想を上回り、好感した買いが入った。アマゾンが最高値。大手米系証券が「買い」の評価で投資判断を始めたと伝わったことが好感された。ダウ銘柄では小売り大手のウォルマート・ストアーズや製薬大手のファイザーの上げが目立った。
 半面、IT(情報技術)サービスを手掛けるコグニザント・テクノロジー・ソリューションズが急落した。贈賄の疑いについて社内調査を始めたことが明らかになり、売り材料視された。ダウ銘柄では通信大手ベライゾン・コミュニケーションズが下落した。

NY商品、原油が3日続伸 OPEC減産合意の買い継続 金は反落  2016年10月1日 日経
 9月30日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は小幅ながら3日続伸した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の11月物は前日比0.41ドル高の1バレル48.24ドルで終えた。石油輸出国機構(OPEC)が28日に決めた減産合意を巡り、事前に売りに傾けていた持ち高を中立方向に戻す目的の買いが続いた。
 OPECによる減産の枠組みは11月30日の会合まで決まらないため、需給の引き締まりにつながるかどうか懐疑的な見方が多い。ただ、有力産油国のロシアが協調姿勢を示せば相場上昇を促すとの思惑も浮上しており、「短期的に50ドル台に乗せる可能性がある」(トラディッション・エナジーのジーン・マクギリアン氏)との指摘があった。
 外国為替市場でドルがユーロに対して下落した。ドル建てで取引される原油の割安感につながったことも相場を支えた。
 米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが午後に発表した米原油生産の掘削設備(リグ)稼働数は増加が続いたが、相場の反応は限られた。今週の原油相場は前週末に比べ8%強上昇しており、高値圏では利益確定目的の売りが上値を抑えた。
 ガソリンは反発。ヒーティングオイルは3日続伸した。
 金先物相場は反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引の中心である12月物は前日比8.9ドル安の1トロイオンス1317.1ドルで終えた。ドイツ銀行株の急落に端を発した欧州信用不安が和らぎ、リスク回避目的で買われていた金から資金が流出した。
 朝方は買いが先行した。米国での不正取引でドイツ銀に課された巨額の和解金支払いを巡り、減額交渉で近く決着すると伝わった。米株式市場で最安値圏にあったドイツ銀株が急反発したのを受け、投資家心理が改善し金に売りが出た。
 銀は続伸。プラチナは反落した。

米司法省、ドイツ銀の罰金54億ドルで近く合意 2016年10月1日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/deutsche-bank-doj-idJPKCN12029G
 米司法省はドイツ銀行に科すモーゲージ担保証券(MBS)の不正販売問題をめぐる罰金について、当初科すとしていた最大140億ドルから54億ドルに大幅に削減することで合意に近づいている。AFPが30日、関係筋の話として報じた。
 AFPによると、合意は向こう数日以内に発表される可能性がある。ただ関係筋は罰金の最終的な額は若干変わる可能性があるとも話したとしている。
 ドイツ銀はこの報道についてコメントを控えている。米司法省のほか、ドイツ財務省もコメントを控えている。
 ドイツ銀の株価は一時10ユーロを割り込み最安値をつけたもののその後は回復し、前日終値比6.39%高の11.57ユーロで取引を終えた。
 ドイツ銀の米預託証券(ADR)は大商いのなか、米市場午後の取引で約14.9%高の13.19ドル近辺で推移。一時は13.28ドルまで上げた。


 9月30日の米国株式市場ですが、米国内での過去の住宅ローン担保証券の不正販売でドイツ銀が米司法省に支払う和解金が約54億ドルで決着する(米司法省は当初140億ドルの和解金を要求)と報じられたこともあり、銀行株に買い戻しが入ったことから主要3市場は大幅反発。

 NYダウは、前日比164ドル70セント高い18308ドル15セントで終了(0.91%高)。
 ナスダックは、前日比42.85ポイント高い5312.00ポイントで終了(0.81%高)。
 S&P500種は、前日比17.14ポイント高い2168.27ポイントで終了(0.80%高)しました。

 渦中のドイツ銀行が、昨日の米預託証券(ADR)は急落していたものの、ドイツ本土市場では前日終値(10.88ユーロ)より0.83ユーロも安い10.05ユーロでスタート&開始ほどなく9%安の水準となる9.90ユーロまで下落するも11.71ユーロまで急回復し終値ベースでも0.69ユーロ高の11.57ユーロで6.39%高。
 ドイツ銀行の1日の値幅だけで最安値から17%近くも買い戻しが入る値の荒い動きとなったことから米国の銀行株も買い戻され、バンカメが3.23%高、シティグループが3.12%高、JPモルガンチェースが1.43%高、ゴールドマンが1.46%高。
 キャタピラーやシェブロンも1%半前後の上昇。ウォルマートが2%近い上昇となり、P&Gも1.72%高となるなど全面買い戻し状態です。

 ん。1.4兆円の支払いが5400億円になったところで依然として負担は高額ですし、損失覚悟で資産を切り売りすることになれば財務内容が悪化することは間逃れるわけではないので決して安心できる材料とも思えないのですが、株価的には一応反発ですか…。

 NY原油は、前日比0.41ドル高い1バレル48.24ドルで終了。
 NY金は、前日比8.9ドル安い1トロイオンス1317.1ドルで終了しています。
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