10日のNYダウは88ドル高の18329ドルで終了 原油は3.1%高

米国株、3日ぶり反発しダウ88ドル高、エネルギー関連株がけん引 2016年10月11日
 10日の米株式相場は3営業日ぶりに反発した。ダウ工業株30種平均は、前週末比88ドル55セント(0.5%)高の1万8329ドル04セントで終えた。原油先物相場がほぼ4カ月ぶりの高値を付け、収益改善の期待からエネルギー関連株が買われ相場上昇をけん引した。9日夜の民主、共和両党の米大統領候補による第2回のテレビ討論会で民主党候補のヒラリー・クリントン氏が優位を保ち、市場の混乱は避けられるとの見方も支えになった。
 10日は米国がコロンバス・デーの祝日にあたり、債券と外国為替市場は休場だった。米株式相場も寄り付き後の動きは乏しく、値幅は限られた。
 ロシアのプーチン大統領が10日、トルコのイスタンブールで開いた「世界エネルギー会議」で講演し、石油輸出国機構(OPEC)が合意した減産について「加わる用意がある」と表明した。生産調整でロシアの協力が得られれば原油価格が安定するとの思惑から原油先物は一時51.60ドルと6月9日以来ほぼ4カ月ぶりの高値を付けた。エクソンモービルやシェブロンが買われ指数をけん引した。
 大統領選では2回目の討論でもクリントン氏の優位が続いた。アイオワ大学が運営する電子市場(IEM)の1つ「大統領選先物」でクリントン氏勝利の確率は9日に一時83%と8日の78%から上昇した。米政治サイト「リアル・クリア・ポリティクス」ではクリントン氏の支持率が10日時点でトランプ氏を5.8ポイント上回っている。クリントン氏が優位を保ち、市場の混乱が避けられるとの見方も相場を支えた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日ぶりに反発し、前週末比36.269ポイント(0.7%)高の5328.674と、9月22日に付けた最高値(5339.523)以来の水準で終えた。アップルやグーグルの持ち株会社アルファベットなど主力株の一角が買われ、指数を押し上げた。
 業種別S&P500種株価指数では全11業種が上昇した。「エネルギー」が高く「公益事業」、「金融」「素材」の上昇も目立った。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は6億8000万株(速報値)、ナスダック市場は13億5000万株(同)だった。
 イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が太陽光発電のソーラーシティ買収を巡り、10~12月期に資金調達の必要はないとの認識を示した電気自動車メーカーのテスラモーターズが高い。急性アレルギー反応を和らげる注射薬「エピペン」を巡って米当局への和解金支払いで合意したと前週末に発表した後発薬大手のマイランも上げた。
 一方、短文投稿サイトのツイッターが急落した。買収を巡ってセールス・フォース・ドット・コム、グーグルなど関心を持っていたとされる企業からの入札がなかったと前週末に米ブルームバーグ通信が報じ、買収期待が剥落した。
 機械設備大手のドーバーも大幅安。10日に2016年12月期通期の業績予想の下方修正を発表し、先行きの収益への警戒が広がった。ダウ平均構成銘柄では小売りのウォルマート・ストアーズや日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、ホームセンターのホーム・デポが下げた。

NY商品 原油が反発 一時4カ月ぶり高値 減産観測で、金も反発 2016年10月11日
 10日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の11月物は前週末比1.54ドル(3.1%)高の1バレル51.35ドルで取引を終えた。産油国による減産の観測から一時51.60ドルまで上げ、期近物として6月9日以来およそ4カ月ぶりの高値を付けた。
 ロシアのプーチン大統領は10日、トルコのイスタンブールで開かれた「世界エネルギー会議」で講演し、石油輸出国機構(OPEC)が合意した減産に「加わる用意がある」と表明した。サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相も11月のOPEC総会に向け、減産の正式合意には「楽観的だ」との認識を示した。
 OPECは9月末の臨時総会で加盟14カ国の生産量を日量3250万~3300万バレルに抑える方針で合意した。各国ごとの生産量の割り当てなど正式な合意は11月の総会で議論する。市場では減産の実効性を疑う声も多いが、非加盟国の後押しもあって協議が進み、需給が将来、引き締まるとの思惑が先物の買いを誘った。
 もっとも、朝方の買いが一巡した後は高値圏でのもみ合いが続いた。目先の節目となる6月9日の高値(51.67ドル)を抜けなかったため、次第に当面の利益を確定する売りが増え、相場の重荷となった。
 ガソリンとヒーティングオイルも反発した。
 ニューヨーク金先物相場は7営業日ぶりに反発した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前週末比8.5ドル高の1トロイオンス1260.4ドルで終えた。このところ下げが続き、前週末には約4カ月ぶりの安値を付けていた反動から、原油高をきっかけに金先物にも買い戻しが優勢だった。
 銀は続伸し、プラチナは7営業日ぶりに反発した。


 10日の米国株式市場は、原油価格の上昇もあり、エネルギー関連株がけん引したことから反発。
 NYダウは、先週末比88ドル55セント高い18329ドル04セントで終了(0.49%高)。
 ナスダックは、先週末比36.27ポイント高い5328.67ポイントで終了(0.69%高)。
 S&P500種は、先週末比9.92ポイント高い2163.66ポイントで終了(0.46%高)しました。

 サムスン電子の「ギャラクシーノート7」生産中断報道を受けてアップルが1.74%高。エクソンモービルが1.96%高、米メルクが1.80%高、シェブロンが1.67%高、ボーイングが1.49%高。
 一方、ウォルマートとP&Gが1%程下げ、ホームデポも0.83%安。

 NY原油は、一時51.60ドルまで上昇して、終値ベースでも先週末比1.54ドル高い1バレル51.35ドルで終了(3.1%高)。
 NY金は、先週末比8.5ドル高い1トロイオンス1260.4ドルで終了しています。
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