16日の米国市場 ナスダックは上昇もダウとS&P500種は小幅安

米国株、ダウ平均2ドル安 米政治の不透明感が重荷、下値は堅く 2017年5月17日 日経
 16日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が小反落し、前日比2ドル19セント安の2万0979ドル75セントで終えた。米政治に対する不透明感が相場の重荷となった。16日朝に好決算を発表したホームセンターのホーム・デポが買われた上、ハイテク株の一角も底堅く、ダウ平均の下値は堅かった。
 トランプ大統領が過激派組織「イスラム国」に関する機密情報をロシアに漏らしたと、複数の米メディアが15日に報じた。米大統領選挙へのロシア政府の関与を捜査していた米連邦捜査局(FBI)のコミー長官を解任したのに続く疑惑が浮上し、米政権の政策運営に対する不透明感が強まった。市場心理を冷やし、ダウ平均は49ドル安となる場面があった。
 もっとも、好業績銘柄への買いは根強く、売りの勢いは続かなかった。ホーム・デポが発表した2~4月期決算は増収増益で、市場予想を上回った。同社株は過去1年(52週)の高値まで上昇し、ダウ平均を支えた。マイクロソフトも過去1年の高値に迫った。
 4月の米鉱工業生産指数も市場予想より改善し、経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)の良さを好感した買いが入る場面もあった。ダウ平均は一時は51ドル高まで上げ幅を広げた。
 ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、同20.196ポイント(0.3%)高の6169.870で終えた。小幅ながら連日で過去最高値を更新した。アマゾン・ドット・コム、アルファベット(グーグル)が上場来高値を更新した。
 業種別S&P500種株価指数(全11業種)は「公益事業」「電気通信サービス」など9業種が上昇、「情報技術(IT)」「金融」が上げた。
 四半期決算で既存店売上高が予想に届かなかったディスカウントストアのTJXやスポーツ用品のディックス・スポーティング・グッズは売りに押された。最高経営責任者(CEO)の退任を明らかにした税務サービスのH&Rブロックも大幅安。ダウ平均の構成銘柄では医療保険のユナイテッドヘルス・グループやスポーツ用品のナイキが下げた。
 従業員の10%を削減すると報じられた自動車のフォード・モーターは変わらずで終えた。
 半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が大幅高。インテルに画像用半導体(GPU)のライセンスを供与すると伝わり、買いが膨らんだ。インテルも上げた。ダウ平均構成銘柄ではIBMが高かった。

NY商品 原油は反落、在庫減少に時間との観測 金5日続伸 2017年5月17日 日経
 16日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は5営業日ぶりに反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の6月物は、前日比0.19ドル安の1バレル48.66ドルで取引を終えた。主要産油国が減産を続けても、原油在庫の減少に時間がかかるとの観測から売りが優勢になった。協調減産の延長期待を背景に4日続伸した後だけに利益確定売りも出やすかった。
 国際エネルギー機関(EIA)は16日に発表したリポートで、原油在庫の減少には時間がかかるとの見方を示した。石油輸出国機構(OPEC)加盟国や、ロシアなどの非加盟国が減産延長で合意しても「2017年末の原油在庫は過去5年平均まで減らず、一段の在庫減には踏み込んだ対策が必要」と指摘した。
 朝方は上昇する場面があった。ロシアとOPECで最大の産油国サウジアラビアが15日、協調減産を続ける方針で一致した。25日のOPEC総会で協調減産の継続を協議する予定で、減産継続による需給改善の期待感から買いが先行した。
 ガソリンとヒーティングオイルは5日続伸。
 ニューヨーク金先物相場は5日続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で中心限月の6月物は、前日比6.4ドル高の1トロイオンス1236.4ドルで終えた。ドルがユーロなど幅広い通貨に対して下落し、ドルの代替投資先としてドル相場と逆の値動きになりやすい金に資金が流入した。
 米商務省が発表した4月の住宅着工件数は前月から市場予想に反して減少し、先行指標である着工許可件数も減少した。米住宅市場の活況にブレーキがかかるとの見方が広がった。複数の米メディアがトランプ米大統領がロシアに機密情報を漏らしたと伝え、米政治の不透明感が広がったのもドル売りを誘った。
 銀も5日続伸し、プラチナは続伸した。


 16日の米国株式市場は、ナスダックは堅調に推移するもダウとS&P500種は小幅に下げて終了する展開。
 NYダウは、一時21033ドル53セントをつけるなど朝方は堅調にスタートするも、終値ベースでは前日比2ドル19セント安い20979ドル75セントで終了(0.01%安)。
 ナスダックは、前日比20.20ポイント高い6169.87ポイントで終了(0.33%高)。
 S&P500種は、前日比1.65ポイント安い2400.67ポイントで終了(0.07%安)しました。
 マイクロソフトが2.01%高、IBMが1.43%高。
 一方、ユナイテッドヘルスグループが1.99%安、ナイキが1.83%安、ファイザーが1.57%安、ウォルマートが1.55%安。
 小売りでは、米ホームセンター最大手のホーム・デポは決算が市場予想を上回ったことで0.59%高となったものの、米ディスカウント小売り大手TJXは既存売上高が鈍化して第2四半期の利益予想も市場の失望を誘ったことから4%安。

 NY原油は、前日比0.19ドル安い1バレル48.66ドルで終了。
 NY金は、前日比6.4ドル高い1トロイオンス1236.4ドルで終了しています。
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