6日の日経平均は90円03銭安の19379円14銭 社長辞任報道の三越伊勢丹は5%安 ヤマト4%安

東証大引け、続落 円高で輸出関連株に売り、先物の持ち高調整も重荷  2017年3月6日 日経夕刊
 6日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前週末比90円03銭(0.46%)安の1万9379円14銭で終えた。円相場が1ドル=113円台と円高・ドル安に推移し、輸出関連株に売りが優勢だった。また、今週末に株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)算出を控え、持ち高調整の売りが出てファストリなどの値がさ株が下落、相場の重荷になった。朝方は北朝鮮のミサイル発射が伝わり投資家心理を後退させる場面もあった。もっとも、全般に様子見ムードは強く、午後は下げ渋る動きとなった。
 投資家が今後の相場が大きく動くと見込む場合に高まる日経平均ボラティリティー・インデックスは前週末比2.50ポイント(14.18%)低下の15.12となった。先週末3日に米国でイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が講演し、3月の利上げを検討する意向を示した。市場では「3月の利上げがほぼ確定し、目先のイベントを警戒するリスク回避的なオプションの売買が一巡したのが要因になった」(あおぞら銀行の新村昌寛市場商品部次長)との声が出た。
 東証1部の売買代金は概算で1兆7209億円と、2月21日以来の低水準だった。売買高は14億897万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は930と、全体の約4割を超えた。一方値上がりも916銘柄と4割を占め、変わらずは158銘柄だった。
 JPX日経インデックス400は続落した。終値は前週末比36.76ポイント(0.26%)安の1万3918.68だった。東証株価指数(TOPIX)は続落し、3.15ポイント(0.20%)安の1554.90で終えた。
 未払いの残業代を支給すると伝わったヤマトHDが大幅に下落。MS&ADや東京海上、SOMPOなど保険株も売られた。一方、銀行株では地銀の再編期待からコンコルディが上昇し、りそなHDも上がった。JFEや新日鉄住金など鉄鋼株の一角も買われた。
 東証2部株価指数は5日続伸だった。シャープと象印が上げ、Jトラストと朝日インテクが下げた。

新興株6日、ジャスダックは17日続伸、マザーズ11日続伸 2017年3月6日 日経夕刊
 6日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は17日続伸した。終値は前週末比15円31銭(0.51%)高い3039円86銭となり、前週末3日に続き1991年7月3日以来、ほぼ25年8カ月ぶりの高値を付けた。3月期末の運用成績を意識した投資家からの買いが中小型株に入った。
 ジャスダック市場の売買代金は概算で527億円、売買高は7710万株だった。セグエGやアズジェント、ブロッコリーが上昇した。半面、エンジャパンやウェッジHD、Nutsは下落した。
 東証マザーズ指数は11日続伸した。2014年5月20日~6月3日の連騰記録に並んだ。終値は前週末比6.60ポイント(0.61%)高い1080.45だった。ジーエヌアイやディディエ、モブキャスが上昇した。レノバやグレイス、そーせいが下落した。

北朝鮮の飛行体、1000キロ飛行か 聯合ニュース  2017年3月6日 日経
 韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が6日午前7時36分ごろ、北西部の平安北道の東倉里(トンチャリ)から日本海に向けて何らかの飛行体を発射したと発表した。聯合ニュースはミサイルと推定されると報じたが、発射体の種類などは不明。韓国軍は飛距離や弾道などについて詳しい分析を急ぐとともに、追加の発射がないか警戒を強めている。
 聯合ニュースは韓国軍の話として「ミサイルの発射は複数で、1千キロメートルあまり飛行した」と報じた。韓国政府は、黄教安(ファン・ギョアン)大統領代行兼首相が同日午前9時から国家安全保障会議(NSC)を開き、今後の対応を協議する。
 米国と韓国は1日から定例の合同軍事演習を韓国で始めており、これに対抗した挑発の可能性が高い。
 北朝鮮が発射したのが弾道ミサイルだった場合、2月12日に中距離弾道ミサイルを発射して以来となる。その際は高度550キロメートルまで上昇し、東に約500キロメートル飛行して日本海に落下した。
 北朝鮮の労働新聞(電子版)は3日、「米国と韓国が侵略の意図を捨てず、核の威嚇と戦争演習騒動を行う限り、さらに新型の戦略兵器が青空に勢いよく飛ぶだろう」と新型兵器の発射を示唆していた。

北朝鮮が弾道ミサイル4発発射 首相「新たな脅威」 2017年3月6日 日経
 安倍晋三首相は6日午前、北朝鮮による弾道ミサイル発射に関し「北朝鮮が新たな脅威となったことを明確に示すものだ。北朝鮮は(発射前に)新型のミサイルであるとすでに述べており、重大な関心を持って分析したい」と首相官邸で記者団に語った。同日中に国家安全保障会議(NSC)を開いて対応を協議する考えも示した。
 首相はミサイル発射を受け、関係省庁に(1)情報収集・分析に全力を挙げ、国民に迅速・的確な情報提供(2)航空機や船舶の安全確認を徹底(3)不測の事態に備え万全の態勢を取る――の3点を指示した。
 菅義偉官房長官は同日午前に緊急の記者会見を開き、国連安全保障理事会決議に明白に違反するとして「北朝鮮に厳重に抗議し、最も強い表現で非難した」と語った。菅氏によると、航空機や船舶への被害情報は確認していないという。
 政府はミサイル発射直後から、官邸の危機管理センターに設置している「北朝鮮情勢に関する官邸対策室」で情報を集約したほか、関係省庁局長級会議を開いて対応を協議した。首相も官邸内で谷内正太郎国家安全保障局長や防衛省幹部から報告を受けた。

三越伊勢丹HD、大西社長が辞任へ 多角化の成果出ず 2017年3月6日 日経
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ05H6O_V00C17A3MM8000/?n_cid=NMAIL001
 三越伊勢丹ホールディングスの大西洋社長(61)が3月31日付で辞任することが5日わかった。傘下の事業会社、三越伊勢丹の社長も同時に辞任する。消費者の百貨店離れが進むなか、事業の多角化を目指す構造改革で成果を上げることができなかった。後任の社長は週内をめどに社内から選ぶ方向で調整し、石塚邦雄会長(67)は当面続投するとみられる。
 大西氏は2012年に三越伊勢丹HDの社長に就任。消費者との接点を広げる小型店の積極出店などに取り組む一方、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)や婚礼事業のプラン・ドゥ・シー(東京・千代田)といった外部企業との提携も推進してきた。
 ただ、17年3月期の連結営業利益は前期比28%減の240億円となる見通し。急速に事業分野を広げる大西氏に対し、社内からは「少ない人数で運営している現場への負荷が大きい」との指摘も多かった。

三越伊勢丹株、一時6%安 社長辞任報道受け 2017年3月6日 日経
 三越伊勢丹ホールディングス(HD)の株価が6日午前の東京株式市場で一時、前週末比6%安の1355円を付けた。2012年から同社を率いてきた大西洋社長が辞任するとの報道を受け、売りが広がった。
 三越伊勢丹HDは同日午前、代表取締役の異動について3月7日開催の取締役会において決議する予定だと発表。「決議次第速やかに発表する」としている。
 伊勢丹出身の大西社長は紳士服の営業畑が長く、2003年に開業した伊勢丹新宿本店メンズ館(東京・新宿)などに尽力。2009年に伊勢丹の社長、2012年に三越伊勢丹の社長に就任した。郊外や地方の採算が低い店から撤退を進める一方、百貨店事業に依存する経営からの脱却を目指し、旅行や婚礼など、多角化を進めてきた。
 ただ訪日外国人による「爆買い」が一段落した後の三越伊勢丹HDの業績は振るわない。2017年3月期の連結営業利益は前期比28%減の240億円、最終利益は51%減の130億円となる見通しで、同業他社と比べても落ち込みが大きい。

ヤマト、未払い残業代支給へ  2017年3月4日 共同
 宅配最大手ヤマト運輸を傘下に持つヤマトホールディングス(HD)が、約7万人の社員を対象に未払いの残業代の有無を調査していることが4日、分かった。支給すべき未払い分が確認できれば支払う方針。インターネット通販の普及で宅配個数が急増し、ドライバーを中心に人手不足で長時間労働が慢性化しており、未払い分の解消をするとともに、宅配現場の労働環境の改善を進める。
 調査対象は、ヤマト運輸で宅配をするフルタイムのセールスドライバー全員と営業所の事務職員のほか、ヤマトHD傘下のグループ会社で働く社員。


 週明け6日の日経平均ですが、3日の米国株式市場は金融株の上昇もあり主要3市場は0.16%までに収まる小幅高(ダウは0.01%高、ナスダック0.16%高、S&P500種は0.05%高)で終了も、早朝に北朝鮮が弾道ミサイルを4発発射したことが伝わり地政学的リスクが意識されたこともあり、先週末終値(19469円17銭)よりも59円99銭安い19409円18銭でスタートした直後に19411円54銭をつけるも序盤に19340円32銭まで売り込まれてからは19360円~19400円程のレンジで推移して午前は前日比98円70銭安い19370円47銭で終了。
 午後は13時半頃まで19380円近辺で膠着した後は前後20円程のブレはあったものの低迷し続け、終値ベースでは先週末比90円03銭安い19379円14銭で終了しました。
 北朝鮮のミサイル発射に三越伊勢丹のあの大西洋名物社長の辞任報道。今日は仕方ないですね。

 東証1部の上昇組では北の達人(15.92%高)など4銘柄で10%以上の上昇となり、上昇率ランキング5位にはコロプラが7.63%高、同8位には保育園運営のJPHDが6.37%高でランクイン。
 一方の下落組は、一蔵が10.05%安となった他、社長が突然辞任の三越伊勢丹HDが5.08%安で下落率ランキング6位、未払いの残業代を支給すると伝わったヤマトHDが4.01%安で同11位にランクイン。
 三越伊勢丹HDは13時01分に1351円まで下落して終値ベースでも73円安の1363円で終了しました。
 後任も決めず突然社長が辞任するとの報道を受け、経済誌のインタビュー記事にも頻繁に登場していることから健康上の理由もにわかには考えにくいですし、すわお家騒動? と動揺が走ってしまったのも致し方ないと思います。

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