28日の日経平均は1円34銭安い19401円72銭で終了 東芝大幅続落でシャープに時価総額抜かれる

東証大引け、小幅に反落 利益確定売り、売買代金1年ぶり低水準 2016年12月28日 日経夕刊
 28日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反落した。終値は前日比1円34銭(0.01%)安の1万9401円72銭だった。出遅れていた投資家から下値では押し目買いが入ったが、目先の利益を確定する売りに押された。年末とあって市場参加者が少なく、積極的な売買も手控えられた。東証1部の売買代金は概算で1兆5591億円と、2015年12月28日以来1年ぶりの低水準だった。
 12月期末の配当権利落ち日にあたり、権利確定に伴う手じまい目的の売りにも押された。最近まで相場をけん引してきた大型株に売りが出る一方、出遅れていた中小型株への物色が入った。半導体関連株や非鉄金属など業績が伸びると期待した買いも相場の支えとなった。
 JPX日経インデックス400は5日ぶりに小幅反発し、前日比4.82ポイント(0.03%)高の1万3780.50で終えた。東証株価指数(TOPIX)も5日ぶりに小幅に反発した。終値は0.58ポイント(0.04%)高の1536.80だった。
 東証1部の売買高は13億1143万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は474、値上がりは全体の1411、変わらずは109だった。
 米国の原子力発電事業で数千億円規模の減損損失が出る可能性があると27日に発表した東芝は売りが膨らみ、制限値幅の下限(ストップ安)水準で終えた。三菱UFJや三井住友FG、みずほFGなどメガバンクも売りに押された。一方、業績の伸びへの期待からキーエンスや三菱電が買われた。米投資ファンドによる買収観測が伝わった日立工が高い。
 東証2部株価指数は3日続伸した。終値は前日比84.24ポイント(1.63%)高の5239.83と、2006年2月10日以来およそ10年10カ月ぶりの高値を付けた。シャープ、マーキュリア、朝日インテクが上昇し、インタートレ、フライトHDが下げた。

新興株28日、ジャスダックは年初来高値 マザーズは続伸  2016年12月28日 日経夕刊
 28日の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は3日続伸し、連日で年初来高値を更新した。終値は前日比14円18銭(0.52%)高の2737円66銭だった。クリスマス休暇明けの米国株の上昇や、最近の半導体株物色の流れがジャスダック平均を押し上げた。ジャスダック市場の売買代金は概算で555億円、売買高は1億2857万株だった。アエリアや平田機工などが上昇した。半面、マクドナルドやトレイダーズは下落した。
 東証マザーズ指数は3日続伸した。終値は前日比11.34ポイント(1.22%)高い938.52だった。モブキャスやそーせいなどが上昇した。イグニスやメタップスは下落した。
 27日にジャスダック市場に新規上場したT・SCAT(3974)は上場2日目となるきょう10時15分に公募・売り出し価格(公開価格、1400円)の3.2倍にあたる4500円で初値を付けた。初値を付けた後は売りに押され、初値比で制限値幅の下限(ストップ安)となる700円安の3800円で取引を終えた。


東芝株急落、時価総額5600億円消滅 シャープに抜かれる 2016年12月28日 日経夕刊
 東芝株への売りが止まらない。28日の東京株式市場で東芝の株価は一時、制限値幅の下限(ストップ安)となる前日比20%安まで下落。27日からの2日間で時価総額およそ5600億円が吹き飛んだ。米国の原子力発電事業で数千億円規模の減損損失が出る可能性があると27日に発表したことで、経営再建の遅れや財務悪化への懸念が強まっているためだ。28日の取引時間中には、業績回復への期待感から株価が上昇しているシャープに時価総額で抜かれている。

■2日間の下落率30%
 東芝株は売り気配で始まり、取引開始から30分弱がたった午前9時28分に制限値幅の下限にあたる20%安の311円60銭を付けた。株価は前日も12%下げており、2日間の下落率は30%に達する。
 時価総額は約1兆3200億円と、急落前の26日に比べて5600億円近く減った計算だ。電機大手8社の中では、NEC(約8000億円)に次いで時価総額が小さかったシャープが業績期待から時価総額を急回復させ、28日は1兆3300億円強で推移している。このまま取引を終えれば、東芝は2009年6月以来、およそ7年半ぶりにシャープに抜かれることになる。
 株価急落の背景には、減損計上で脆弱な財務体質が一段と悪化しかねないとの懸念がある。減損額の「数千億円」がどの程度の規模になるのかがわからないことも、市場の不安に拍車をかけている。
 もともと、東芝の財務の健全性を示す自己資本比率は7%台と低く、製造業の健全性の目安とされる20~30%を大きく下回る水準だった。それでも、為替の円安や半導体事業の好調で今年度末には自己資本が4200億円と1000億円程度上積みされるとの見方が広がっていたが、もし減損額が大きければ自己資本は再び大きく目減りすることになる。

■資本増強策がカギに
 金融機関との融資枠契約が残っていることもあり、運転資金がすぐに枯渇する可能性は低そう。ただ、自己資本が目減りすれば、信用力が低下し、格付け機関の判断や金融機関からの融資の条件にも大きく影響する。当面は「(資産売却や増資といった手法を通じた)資本増強が喫緊の課題となる」(SMBC日興証券の伴豊チーフクレジットアナリスト)。
 東芝は特設注意市場銘柄に指定されていることもあり、当面は公募増資を使った資本増強は難しいとみられる。ただ、指定が解除される前にも、「金融機関からの資本支援やハイブリッドローンの資本への転換など様々な選択肢を模索してる可能性があってもおかしくない」(伴氏)。資本増強の道筋がみえるまで、当面は東芝株を敬遠する動きは続く可能性がある。



 28日の日経平均ですが、27日の米国主要3市場は積極的な売買は控えられながらもアップル株が0.64%高となるなどハイテク株が堅調だったこともありナスダックが0.45%高でダウは0.11%高、S&P500種も0.22%高とプラス圏で推移する中、前日終値(19403円06銭)よりも10円95銭安い19392円11銭でスタート&9時半頃に19364円73銭まで下落するも10時半過ぎに19418円46銭まで上昇した後は前日終値を挟んだ様子見となり、午前は前日比6円28銭高い19409円34銭で終了。
 午後は13時頃に19440円(高値は19442円13銭)をつけるなど14時過ぎまでは堅調も終盤は利食い売りに押されて終値ベースでは前日比1円34銭安い19401円72銭で終了しました。

 東証1部の上昇組は、日立工機(16.2%高)とオルトプラス(15.6%高)の2銘柄で10%以上の上昇となり、シャープが9.72%高。

 一方の下落組は東芝が結局ストップ安となる80円安の311.6円で20.43%安となり時価総額もシャープと逆転。
 今年の2月12日につけた10年来安値の155円ちょうどからはまだ倍の水準あるものの、12月15日につけた年初来高値の475.2円からは3分の1超時価総額を減らす形に。
 築地銀だこを展開するホットランドも7.62%安ですが、こちらは11月半ばまでの1000円前後から昨日27日の時点で1273円とじりじりと上昇を続けていただけに利益確定の売りが入ったでしょうか。
 高島屋も5.45%安、J・フロントリテイリングが5.10%安と百貨店株の一角も下げが目立っています。
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