26日の米国株式市場は小幅続伸 ボーイング9.88%高

米国株、ダウ続伸し97ドル高 過去最高値を更新、ボーイングがけん引  2017年7月27日 日経
 26日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸した。終値は前日比97ドル58セント(0.5%)高の2万1711ドル01セントと、1週間ぶりに過去最高値を更新した。四半期決算を手掛かりに値がさ株の一角が買われ、ダウ平均を押し上げた。発表が佳境を迎えた米主要企業の決算が総じて良好なことも買い安心感につながり、主要3指数はそろって最高値を付けた。
 航空機のボーイングが10%上げ、相場の上げをけん引した。取引開始前に発表した2017年4~6月期決算は減収だったものの、費用削減で利益率が大きく改善。17年12月期の1株利益予想も上方修正したことも好感され、1社でダウ平均を140ドルあまり押し上げた。
 四半期決算で売上高と1株利益が市場予想を上回った米コカ・コーラにも次第に買いが優勢となった。前日夕発表の四半期決算で1株利益が市場の期待を超えた通信のAT&Tが上昇。同業のベライゾン・コミュニケーションズに買いが及び、ダウ平均を支えた。
 もっとも、取引終盤にかけて相場は伸び悩んだ。米連邦準備理事会(FRB)は26日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きを決めた。声明では「年内」としていた保有資産の縮小を始める時期を「比較的早期」に修正し、市場では9月にも開始が発表されるとの観測が強まった。
 物価動向に対してはやや弱気の認識を示し「追加利上げは12月が迫るまで考慮されず、物価や労働市場のデータ次第となるだろう」(ハイ・フリークエンシー・エコノミクスのジム・オサリバン氏)という。米長期金利が低下し、JPモルガン・チェースなど金融株への売りが加速し、相場の重荷となった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続伸。前日比10.573ポイント(0.2%)高の6422.747で終え、3日続けて過去最高値を更新した。多くの機関投資家が運用の参考指標とするS&P500種株価指数も連日で最高値を付けた。
 業種別S&P500種株価指数は全11業種のうち7業種が上げた。「電気通信サービス」「公益事業」などが上昇。一方で「素材」「金融」などが下落した。
 半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が高い。前日夕発表の17年4~6月期決算で市場予想を超える増収となったことが好感され、約10年ぶりの高値を付けた。四半期決算が良好だった同業のテキサス・インスツルメンツ(TI)も上昇した。
 一方で、自動車のフォードが安い。17年4~6月期決算は増収増益となったが、あわせて示した利益予想が物足りないとみた売りが優勢だった。前日夕発表の四半期決算で新規事業に対する期待が一服したカジノのウィン・リゾーツが下落した。
 ダウ平均を構成する30銘柄では、前日に大きく上げたマクドナルドに利益確定売りが活発だった。ナイキやIT(情報技術)機器のシスコシステムズの下げも目立った。


NY商品、原油3日続伸 在庫減で2カ月ぶり高値 金は時間外で上昇 2017年7月27日 日経
 26日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が3日続伸した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の9月物は前日比0.86ドル高の1バレル48.75ドルで終えた。一時48.87ドルと期近物として6月1日以来ほぼ2カ月ぶりの高値を付けた。米国の在庫縮小を好感した買いが入った。
 米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の石油在庫統計で、前週末時点の原油在庫が4週続けて減った。市場予想よりも減少幅が大きく、1月6日以来ほぼ7カ月半ぶりの低水準になった。生産が減った一方、消費が伸びた。米国で需給の緩みが徐々に解消されつつあるとの見方から、先物に買いが膨らんだ。
 米連邦準備理事会(FRB)が午後2時、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明を公表した。市場の予想通りに金融政策の現状維持を決めた。原油市場では需給という独自の要因が主な取引材料となっているため、FOMCに対する相場の反応は限られた。
 ガソリンは続伸した。夏場のドライブシーズンの需要増を受け、EIAの統計で6週連続で在庫減となったことを好感した買いが入った。
 ヒーティングオイルは3日続伸した。
 金先物相場は小幅ながら3日続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引の中心である8月物は前日比2.7ドル安の1トロイオンス1249.4ドルで終えた。米株式市場でダウ工業株30種平均など主要株価指数が最高値を更新し、リスク回避目的で買われやすい金の重荷になった。
 取引終了後の時間外で金は買い優勢に転じる場面があった。FOMC声明の発表後に外国為替市場でドルが主要通貨に対して下落し、ドルの代替投資先とされる金に資金が流入した。8月物は一時1263ドル台と中心限月として6月15日以来およそ1カ月半ぶりの高値を付けた。
 銀は反落。プラチナは3日続落した。

ボーイングの第2四半期決算は好調、通年予想再び引き上げ株価急騰 2017年7月27日 ロイター
 米航空機大手ボーイングが発表した第2・四半期決算は、利益とキャッシュフローが市場予想を上回った。同社は通年の利益と営業キャッシュフローの見通しを上方修正した。
 株価は午前の取引で228.80ドルと最高値をつけた。その後は7.6%高の228.64ドル。
 第2・四半期の営業キャッシュフローは約50億ドルと、予想の約25億ドルの2倍となった。「787ドリームライナー」の利益率拡大が後押しした。
 軍用機の売上高は4%減の68億ドル。ただ利益は50%増加し、利益率は4.6%ポイント拡大した。
 通年の営業キャッシュフロー見通しは15億ドル引き上げ、約122億5000万ドルとした。今年の自社株買い見通しは35億ドル引き上げ100億ドル相当。将来の負担軽減に備え、今年35億ドルの追加年金拠出も行うとした。
 通年のコア1株利益(一部年金費用除く)は0.75ドル引き上げ11.10-11.30ドルとした。上方修正は今年2回目。
 第2・四半期の利益は17億6000万ドル(1株当たり2.89ドル)。前年同期は2億3400万ドル(同0.37ドル)の赤字だった。
 コア1株利益(一部年金費用など除く)は2.55ドル。
 売上高は8.1%減の227億4000万ドル。
 トムソン・ロイター・エスティメーツのアナリスト予想は、コア1株利益が2.30ドル。売上高230億ドル。

FRB、追加利上げ見送り 資産縮小は9月決定か 2017年7月27日 日経 
 米連邦準備理事会(FRB)は26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策の現状維持を決め、追加利上げを見送った。FOMC後に公表した声明では、量的緩和で買い入れた保有資産の圧縮について「比較的早く開始する」と明示。9月の次回会合で資産縮小を正式に決める可能性が強まり、2008年の金融危機対応からの完全脱却が近づいた。
 短期金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は、投票メンバー9人の全員一致で年1.00~1.25%のまま据え置いた。FRBは6月中旬の前回会合で今年2回目の利上げに踏み切ったばかりだ。金融引き締めの影響を見極めるため、今回は利上げを見送るとの見方が大勢だった。
 米経済は拡大局面が9年目に突入し、FRBは金融危機後の量的緩和で膨らんだ保有資産の縮小を検討している。26日のFOMC後の声明では「経済が想定通り改善すれば、比較的早期に着手するだろう」と強調した。6月の前回会合時の声明文は「年内に着手する」としていたが、今回はさらに一歩踏み込んだ。
 FOMC内では資産縮小の開始時期を巡って「早期」とする積極派と「年内遅く」とする慎重派で分かれていた。積極派のイエレン議長は7月中旬の米議会証言で「比較的早期に」と主張していたが、FOMC内でも早期着手に向けて意見集約が進みつつある。市場では9月の次回会合で資産縮小の開始を決めるとの見方が強まりそうだ。
 FRBは年内さらに1回の追加利上げを見込んでいるが、今回のFOMC後の声明文では、具体的な利上げ時期に言及するのを避けた。足元では物価上昇率の鈍化が目立っており、イエレン議長も7月中旬の議会証言で「数カ月は注視する」と慎重意見を述べたばかりだ。9月の次回会合では資産縮小の開始を決める一方、追加利上げは見送る可能性がある。
 FRBは2008年のリーマン・ショック後、初めての量的緩和政策に踏み切り、米国債や住宅ローン担保証券(MBS)を大量に買い上げた。金融危機前は1兆ドルを切っていた保有資産の規模が4兆5千億ドルに拡大。量的緩和終了後も資産規模を保ち、金融システムを支えてきた。資産縮小の開始は金融危機対応からの完全脱却を意味しており、市場には追加の引き締め圧力がかかることになる。
 FOMCは6月のFOMCで、段階的に資産圧縮を進める基本計画を公表している。保有債券は市場で売却するのではなく、満期を迎えた債券への再投資を減らすことで残高を圧縮する。主要国ではカナダが7年ぶりの利上げに踏み切り、欧州中央銀行(ECB)も今秋をめどに量的緩和政策の縮小を議論するとしている。金融危機後の世界的な大規模緩和は、転換点を迎えつつある。


 26日の米国株式市場は、小幅続伸。
 NYダウは、前日比97ドル58セント高い21711ドル01セントで終了(0.45%高)。
 ナスダックは、前日比10.57ポイント高い6422.75ポイントで終了(0.16%高)。
 S&P500種は、前日比0.70ポイント高い2477.83ポイントで終了(0.03%高)しました。
 ボーイングが実に9.88%高。
 一方、ナイキが1.73%安、マクドナルドが1.61%安。

 NY原油は、前日比0.86ドル高い1バレル48.75ドルで終了。
 NY金は、前日比2.7ドル安い1トロイオンス1249.4ドルで終了しています。

 27日の日経平均は前日終値(20050円16銭)よりも23円58銭安い20026円58銭でスタートしました。
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