19日の日経平均 一時17016円 35円30銭高い16998円91銭で終了

東証大引け、4日続伸 一時1万7000円 中国経済の不安後退 2016年10月19日 日経夕刊
 19日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸し、前日比35円30銭(0.21%)高の1万6998円91銭で終えた。一時は心理的な節目となる1万7000円を上回る場面もあった。午前発表の中国の経済指標が市場予想に沿った結果となり、買い安心感が出た。
 日本時間の11時発表の中国の2016年7~9月期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.7%増だった。市場予想をやや上回って中国経済の下振れ不安が薄れ、投資家心理が改善した。18日の米株式相場が、市場予想を上回る企業の16年7~9月期決算を好感して反発していたことも支援材料になった。
 朝方は先週末からの上昇を背景に売りが先行し、日経平均は上げに転じた後も上値は重かった。節目の1万7000円を超えた水準で利益確定売りに押し戻される場面もあった。外国為替市場で1ドル=103円台後半と円高・ドル安方向に傾いたのも足を引っ張った。20日午前に米大統領候補のテレビ討論会を控え、大引けにかけては様子見気分も強まった。
 JPX日経インデックス400は4日続伸し、前日比8.27ポイント(0.07%)高の1万2145.36だった。東証株価指数(TOPIX)も4日続伸し、0.63ポイント(0.05%)高の1357.20だった。
 東証1部の売買代金は概算で1兆6631億円、売買高は15億6110万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1197と全体の約6割を占め、値下がりは624、変わらずは164だった。
 会長に日産自社長のカルロス・ゴーン氏がつくと伝わった三菱自が急伸した。三菱UFJや三井住友FGのメガバンク株も上昇。VテクやJディスプレ、東エレクも高い。半面、自動車株ではトヨタやホンダなどが売られた。ソフトバンク村田製、デンソーなども安い。
 東証2部株価指数は5日続伸し、1月8日以来の水準で終えた。シャープやラオックスが上げ、神島化や桜島埠が下げた。

新興株19日、ジャスダックは5日続伸 個人の買いが新興市場に集まる  2016年10月19日 日経夕刊
 19日の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は5日続伸した。終値は前日比11円15銭(0.43%)高の2579円03銭だった。1月8日以来、約9カ月ぶりの高値を付けた。日経平均株価が狭い範囲で推移する一方、値動きを重視する個人投資家の買いが新興市場に集まって堅調な値動きが続いた。日経ジャスダック平均はこの1カ月で一貫して上昇基調が続いている。
 ジャスダック市場の売買代金は概算で368億円、売買高は8355万株だった。クルーズやアサカ理研が上昇した。ロシアとの経済協力で運営する植物工場に期待が高まりエージーピーが買いを集めた。一方、イナリサーチやベクターは下落した。
 東証マザーズ指数は3日続伸した。終値は前日比10.73ポイント(1.13%)高い959.83だった。メタップスやブランジスタが上げた。ネットの動画配信のJストリームに思惑買いが集まった。半面、モバファクやクラウドWが下げた。

さが美の借入金、一部免除で合意 2016年10月19日 日経 経営不振のさが美は18日、ユニーグループ・ホールディングス(現ユニー・ファミリーマートホールディングス)からの借入金の一部免除について最終合意したと発表した。これに伴い、2017年2月期に債務免除益16億円を特別利益として計上する。業績予想には織り込み済み。
 債務総額に占める債務免除額の比率が上場廃止基準に抵触しており、11月18日までに決められた時価総額基準を満たせなければ上場廃止になる。さが美は上場を維持したまま、投資会社のアスパラントグループ(東京・港)傘下で再建を目指す意向を示している。

三菱自、280億円の営業赤字に 17年3月期 リコール費用や円高響く 2016年10月19日 日経
 三菱自動車は19日、2017年3月期の連結営業損益が280億円の赤字(前期は1383億円の黒字)になる見通しだと発表した。従来予想は250億円の黒字だったが、一転して12期ぶりの営業赤字に転落する。リコール(無償回収・修理)に伴う費用などが膨らむほか、欧州などでの販売台数の減少や為替の円高による輸出採算の悪化が響く。
 燃費不正問題で生産・販売を停止したことによる2017年3月期決算への影響は、2050億円の損失と従来予想から変更はないという。
 今回の修正で最も大きいのが、リコールなどに伴う費用を「市場措置費用」として380億円追加で計上すること。2000年代からのリコール隠しや燃費不正など問題が相次いだことを受けて「安全・安心を最優先に今後発生可能性が見込まれる費用を見積もった」という。
 さらに為替の円高も営業損益を340億円下押しする。為替の前提は1ドル=106円から103円、1ユーロ=123円から115円、1ポンド=154円から132円とそれぞれ円高方向に見直した。
 売上高は前期比19%減の1兆8400億円と、従来予想(16%減の1兆9100億円)を700億円下回る見通し。日本と北米をのぞく欧州、アジア、中東・中南米での販売計画を引き下げ、通期の販売台数の見通しを前期比11万5000台減の93万3000台に下方修正した。
 水島製作所(岡山県倉敷市)の減損損失が従来の見込みより155億円増え、最終損益は2400億円の赤字(前期は725億円の黒字)と、従来予想(1450億円の赤字)よりも赤字幅が拡大する見通しだ。
 同社は月内に日産から34%の出資を受け入れる方向で準備を進めている。7~9月期決算は今月28日に発表する予定。

ゴーン日産社長が三菱自会長を兼務へ 月内の出資後に、燃費不正問題からの再建を指揮 2016年10月19日 産経
 日産自動車のカルロス・ゴーン社長が三菱自動車の会長を兼務する方向で調整していることが19日、分かった。日産は月内に三菱自に34%を出資し、筆頭株主として資本業務提携を本格的にスタートする。ゴーン氏は陣頭指揮を執り、燃費データ不正問題で業績が悪化する三菱自の再建を目指す。
 三菱自の益子修会長兼社長は会長職を解き、社長への留任を要請している。三菱自が12月にも開く株主総会で決定する。
 日産は5月に三菱自と資本業務提携で合意し、会長を含む取締役4人の派遣を決定。元副社長の山下光彦氏が6月に、不正の舞台となった開発部門のトップとして三菱自副社長に就任している。
 益子氏は、6月に相川哲郎・前社長が不正問題で引責辞任したことを受け、社長を兼務。経営責任を問う声もあり、益子氏は「新体制に引き継ぐことが役割だ」と述べていた。

JDI白山工場、完成披露も稼働時期は「未定」 2016年10月18日 日経夕刊
 ジャパンディスプレイ(JDI)は18日、スマートフォン(スマホ)向けの液晶パネルを生産する白山工場(石川県白山市)の完成披露式典を開いた。同工場は2016年5月の稼働を目指して急ピッチで建設を進めたものの、主要顧客の米アップルのiPhoneが16年の年明け以降に販売不振に陥ったことで稼働を延期していた。工場や事務棟は完成したものの、本格稼働時期について同社は「未定」としている。
 同日、披露式典で挨拶に立った本間充会長兼最高経営責任者(CEO)は「白山工場の生産能力は当社の約20%を担う最新鋭の設備を導入した」と話した。稼働時期については「粛々と準備を進めており、需給状況により判断する」とし、明言を避けた。
 白山工場は15年3月に建設を発表した。建設費や製造装置を含めた総投資額は1700億円。この大半を前受け金としてアップルから資金拠出を受け16年5月の稼働を目指していた。
 稼働時にはスマホ換算で月産700万台分の液晶パネルを生産する予定だった。しかし昨秋発売の「iPhone6s」の販売不振を受けて、アップルは16年9月発売の「iPhone7」の生産台数を当初想定から大幅に修正し、受注量が見込みを下回った。白山工場を稼働すれば減価償却費が増えるという懸念から稼働時期を先送りしてきた経緯がある。
 18日に完成披露式典を開いたものの、稼働時期は未定のまま。足元では中国スマホメーカーからの高精細液晶パネルの受注が伸びている。今後は9月発売のiPhone7の売れ行きも踏まえながらパネルの需給を見定める。スマホメーカーからの受注が安定すると判断すれば、年内にも本格稼働する可能性がある。


 19日の日経平均ですが、18日の米国主要3市場は堅調な企業決算に支えられ上昇(ダウ0.42%高、ナスダック0.85%高、S&P500種0.62%高)して原油も50ドルの心理的大台を超える中、前日終値(16963円61銭)よりも10円70銭安い16952円91銭でスタートした後、午前中は先日終値を挟んだ16938円46銭~17008円98銭までの70円程のレンジを方向感のない展開で推移して、午前は前日比23円55銭高い16987円16銭で終了。
 午後はプラス圏での推移となり13時40分頃に前日終値近くまで上げ幅を縮小する場面も見られたものの、その後は上昇に転じて終盤に17016円66銭まで上昇。
 ただ終値ベースでは前日比35円30銭高い16998円91銭と17000円の心理的大台は維持できずに終了しました。

 東証1部の上昇組では、さが美が10時41分に138円まで上昇して、終値ベースでも14円高の130円で12.07%高。
 悪材料出尽くし感とゴーン日産社長が会長を兼務すると伝わった三菱自動車も7.85%高。白山工場の完成披露で注目が集まったのかジャパンディスプレイも6.06%高。
 一方の下落組では島精機(8.50%安)やトクヤマ(6.82%安)など4銘柄で5%以上の下落となっています。
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