16日の日経平均は49円97銭高い19919円82銭で終了 東芝は12.15%安

東証大引け 反発、朝方2万円に迫る その後伸び悩む 2017年5月16日 日経夕刊
 16日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発した。終値は前日比49円97銭(0.25%)高の1万9919円82銭だった。15日の米国株高や原油価格の上昇で投資家心理が改善し、海外投資家の買いが入った。日経平均は朝方に1万9998円まで上昇し、節目の2万円に迫った。その後は利益確定の売りも出て伸び悩んだ。
 日経平均先物6月物が午前に2万円へ上昇した場面で、利益確定の売りが膨らんだ。国内機関投資家からも主力株に売りが出て、日経平均は午前の取引終了間際には小幅安に転じる場面もあった。午後は1万9900円前後で小幅な動きだった。
 JPX日経インデックス400は続伸した。終値は前日比30.51ポイント(0.22%)高の1万4143.97だった。東証株価指数(TOPIX)は3日ぶりに反発し、4.23ポイント(0.27%)高の1584.23で終えた。
 東証1部の売買代金は概算で2兆6603億円、売買高は21億7425万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1130と、全体の5割強を占めた。値下がりは767、変わらずは118銘柄だった。
 2018年3月期の連結純利益(米国会計基準)は前期比4%増の8300億円になりそうだと発表したNTTは10日続伸し、連日で年初来高値を更新した。味の素とアサヒは上昇し、富士通とパナソニックも上昇した。
 半面、半導体事業の売却に伴う債務超過の解消に向けた道筋に不透明感が広がる東芝は午後に株価が一段安となり、下落率は10%を超えた。T&Dと三井住友トラは下落し、国際石開帝石とマツダも下げた。
 東証2部株価指数は反発した。朝日インテクとADプラズマは上げ、シャープとMCJは下げた。

日経平均は3日ぶり反発、2万円回復ならず失望売りも  2017年5月16日 ロイター 
 東京株式市場で日経平均は、3日ぶりの反発となった。前日の米国株高などを支援材料に朝方は買いが先行し、一時は節目の2万円まであと2円弱と迫ったが、大台到達には至らず、短期筋とみられる失望売りで一時下げに転じる場面もあった。ただ好業績銘柄を中心とした個別銘柄の買いは継続。指数も持ち直しの動きを見せた。
 日経平均、TOPIXともに年初来高値を更新。業種別ではパルプ・紙が上昇率トップ。石油・石炭、食料品がこれに続いた。半面、最も値下がりしたのは鉱業で、不動産や保険など金融セクターが下落率上位にランクインした。
 2万円に接近した局面では戻り待ちの売りのほか、リンク債に絡んだ先物の防戦売り観測もあり、徐々に上値の重さが意識された。東証1部の騰落レシオ(25日平均)は140%を超え、短期的な過熱感も継続している。
 一方、国内企業の決算発表を経て、日経平均の予想EPS(1株利益)は上昇。同時に日経平均の予想PER(株価収益率)は15日時点で15倍台を割り込んだ。バリュエーション面での割高感解消による「日本株への効果が出るのには、そう時間はかからないだろう。2万円回復も時間の問題」(岩井コスモ証券・投資情報センター長の林卓郎氏)との見方が聞かれた。
 個別銘柄ではブイ・テクノロジー(7717.T)が急伸。15日発表の2018年3月期連結業績予想において、営業利益が前年比84.7%増の100億円の見通しとなった。有機ELパネル関連での複数の大型案件が収益増に寄与するという。大幅な増益予想を好感した買いが入った。
 半面、 東芝が大幅安。前日比で12%を超す下げとなった。メモリー事業の売却に関し、合弁パートナーの米ウエスタン・デジタル(WD)(WDC.O)が国際仲裁裁判所に差し止めを申し立てていたが、綱川智社長は15日の会見で、売却できない場合の代替案は検討していないと述べ、強気の姿勢を示した。売却手続きの遅れや上場廃止リスクを警戒した売りが出た。
 東証1部騰落数は、値上がり1130銘柄に対し、値下がりが767銘柄、変わらずが118銘柄だった。

新興株16日 ジャスダックが25年10カ月ぶり高値 好業績株に買い  2017年5月16日 日経夕刊
 16日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比9円66銭(0.31%)高い3087円91銭。年初来高値を4営業日ぶりに更新し、1991年7月2日以来およそ25年10カ月ぶりの高値を付けた。好業績銘柄に買いが集まり、相場全体を押し上げた。世界的なサイバー攻撃の広がりを受け、情報セキュリティー関連株の一角も買われた。
 ジャスダック市場の売買代金は概算で628億円、売買高は9286万株だった。セキュリティーソフトのアズジェントは業績期待も重なりストップ高。フェローテクやメイコーも好決算で買われた。半面、前日まで大きく上昇していたラクオリアやアイビーが売られた。
 東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比6.71ポイント(0.63%)高い1070.61だった。主力株のミクシィやそーせいが上昇し、指数を押し上げた。17年1~3月期決算を発表したソレイジアやビーグリーが買われた。一方、アセンテックやアカツキが下落した。


東芝・綱川社長「WDとの契約に反せず」 半導体売却 2017年5月16日 日経
 東芝は15日、2017年3月期決算の見通しについて都内の本社で記者会見し、綱川智社長が出席した。綱川社長は協業先の米ウエスタンデジタル(WD)が差し止めを求めた半導体事業の売却には「(WDとの)契約に反することはない」と強調。経営再建についても「法的整理は検討していない」と話した。主な一問一答は次の通り。
――正式な決算発表ができなかった。
 「巨額の赤字を出した決算を重く受け止めている。決算手続きの詳細については回答できないが、我々のスタンスは監査に協力し、制約を与えることはしていない。誠実に協力していく」
――監査法人との関係は。
 「監査法人とは前向きに決算手続きをすすめようと話している。特に溝ということはなく、両者が一緒になってステークホルダーに安心してもらえるよう努めている」
――有価証券報告書の提出のめどは。
 「(6月末の)法定期限までに提出できるよう、監査法人と協力していきたい」
――時期が6月末に間に合わない可能性はあるのか。
 「それはないように協調したい。(調査の打ち切りは)考えていない」
――監査法人を変更する予定は。
 「16年度はPwCあらたと協調してやっていく。それ以降については監査委員会が決めることだ。現時点で何か決まったことは聞いていない」
――上場基準は満たせるのか。
 「それは東証が決めることだ。我々は手続きに向けてしっかりと協力している。(非上場化については)考えていない」
――東芝本体の法的整理の可能性はあるのか。
 「検討していない。毀損した財務基盤の再生に向けてやっている」
――半導体メモリー事業の売却を巡り、協業先のWDが売却差し止めを求めて裁判所に仲裁申立書を提出した。
 「メモリー事業はマジョリティー譲渡を正式なプロセスで実行している。(WDとの)契約に反することはないと理解している。東芝の正当性をしっかり説明して入札者の懸念を払拭していく。(19日の)入札締め切りの通りにすすめている」
――WDと和解に向けて合意は。
 「WDのスティーブ・ミリガンCEO(最高経営責任者)と会ったが、決裂したわけではない。今後も話し合いを続ける。(合意時期は)決まっていないが、できるだけ早くしたい」
――17年度中にメモリー事業の売却が完了しない場合はどうするのか。
 「今の計画で会社の正当性を説明していく。(他の計画も)含めて考えたいが、今現在決まったことはない」
――社長の進退は。
 「責任を感じているが、進退は指名委員会に委ねている。今は事態の収拾に向けて頑張りたい」

麻生財務相、東芝の有報提出の動向「しっかり見ていきたい」  2017年5月16日 日経
 麻生太郎財務相は16日午前の閣議後の記者会見で、東芝(6502)が15日に監査法人の意見表明なしの業績概要を発表したことに関連し、今後の有価証券報告書の提出に向けた動向などを「しっかり見ていきたい」との考えを示した。15日の記者会見で東芝の綱川智社長が「(6月末の)法定期限までに提出できるよう、監査法人と協力していきたい」と発言したことを踏まえたもの。

官房長官、東芝への政府債務保証報道「事実はない」   2017年5月16日 日経
 菅義偉官房長官は16日午前の記者会見で15日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が、東芝(6502)の半導体メモリー事業売却を巡り、日本政府が最大9000億円の債務保証を検討していると伝えたことについて「報道にあったような事実はない」と述べた。

経産相、東芝とWD「密接な意思疎通を」  2017年5月16日 日経
 世耕弘成経済産業相は16日の閣議後の記者会見で、東芝の半導体メモリー事業の売却をめぐり、米ウエスタンデジタル(WD)が売却停止を求めて仲裁を申し立てたことに関し「両社の連携は非常に重要だ。いたずらに対立せず、密接なコミュニケーションをとることを期待したい」と指摘した。一方で「民間の交渉なので経産省が間に入ることはない」とも強調した。
 東芝とWDは三重県四日市市にある半導体メモリーの主力工場を共同運営している。世耕氏は「政府は四日市に技術や雇用が残るかどうかを注視している」と語った。


 16日の日経平均ですが、15日の米国主要3市場が0.41~0.48%高と堅調に推移して原油相場も2.1%高と戻してくる中、前日終値(19869円85銭)よりも83円21銭高い19953円06銭でスタート。9時半過ぎには19998円49銭と心理的大台の2万円まであと少しの所まで上昇する場面も見られましたが、その後19960円及び19920円近辺でそれぞれしばらく模索した後、11時15分頃からするすると下げて一時は19862円41銭と小幅なマイナス圏に沈む場面も見られて、午前は前日比6円42銭高い19876円27銭で終了。
 午後は19900円近辺で膠着も終盤にやや上昇。終値ベースでは前日比49円97銭高い19919円82銭で終了しました。

 東証1部の上昇組はジーンズメイトが30.77%高となった他、10%台の上昇もクボテック(18.48%高)など6銘柄。福井コンピュータも9.48%高と急騰。

 一方の下落組は、DLEが17.45%安ですが、東芝が12.15%安で下落率ランキング2位にランクインするなど4銘柄で10%以上の下落。
 東芝は前日終値(261.8円)よりも7.6円安い254.2円でスタートした直後に255円をつけるも朝方に下落第一弾があり、9時45分にまず245.1円まで売り込まれて午前は19.1円安の242.7円で終了して、午後は13時過ぎから下落第二弾があり14時28分に227.8円まで下落したところでようやく反発に転じて終値ベースでは31.8円安の230円ちょうどで終了。
 東芝関連で複数の政府高官の発言がありましたが、社長の売却できない場合の代替案は検討していない発言が響いて売却手続きの遅れや上場廃止リスクを警戒した売りに押し切られてしまった模様。
 野村不動産HDも急騰した反動で今日は3.64%安。電通の3.43%安も目に付いたでしょうか。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 二階氏:AI... 16日の米国市... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。