16日の日経平均 111円44銭高い19943円26銭で終了 一時2万円超え

東証大引け 反発、一時2万円台 円安で輸出株に買い 2017年6月16日 日経夕刊
 16日の東京株式市場で日経平均株価は5営業日ぶりに反発した。終値は前日比111円44銭(0.56%)高の1万9943円26銭だった。英ポンドの急伸や米国の利上げ継続の見通しから円の対ドル相場が大幅に下げ、輸出関連銘柄に採算改善を期待した買いが入った。日銀が同日昼に金融緩和策の現状維持を決め、日米金利差の長期的な拡大期待につながったのも相場を支えた。午後には取引時間中としては2日ぶりに一時2万円を上回った。
 JPX日経インデックス400は73.95ポイント(0.52%)高の1万4207.89と3日ぶりに反発した。東証株価指数(TOPIX)も7.95ポイント(0.50%)高の1596.04と3日ぶりに反発した。東証1部の売買代金は概算で3兆1900億円だった。株価指数先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出のあった9日以来、1週間ぶりに3兆円台となった。16日は海外株価指数の構成銘柄見直しに伴う取引が膨らんだ。売買高は22億8556万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1237、値下がり652、変わらず129だった。
 NTT、ソフトバンクとKDDIが上昇した。野村、SOMPOや三菱UFJといった金融株も上げた。資生堂や旭化成、パナソニックも高い。
 半面、任天堂、東エレクやファナックが下げた。15日に米ベインキャピタルが保有株の追加売却を公表したすかいらーくが下落した。「民事再生法の適用申請へ最終調整に入った」と伝わったタカタは終日売買停止だった。
 東証2部株価指数は続落した。シャープとピクセラが下げ、RVHやペッパーが上げた。

新興株16日 ジャスダックは小反発 マザーズは1年ぶり高値 2017年6月16日 日経夕刊
 16日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は小幅ながら反発した。終値は前日比67銭(0.02%)高い3220円50銭だった。手がかり材料に欠ける中で、小幅な値動きとなった。週末を控えて利益確定目的の売りが出た一方、取引終了間際には押し目買いの勢いが強まり上昇に転じた。
 ジャスダック市場の売買代金は概算で582億円、売買高は1億452万株だった。アエリアやシンバイオ、ユニバーサルが上昇した。半面、ハーモニックや内外テックは下げた。
 東証マザーズ指数は4日続伸した。終値は前日比8.31ポイント(0.73%)高い1147.96だった。2016年6月10日以来およそ1年ぶりの高値を付けた。アカツキやアンジェス、中村超硬が上昇した。一方、そーせいやモブキャス、エニグモは下落した。
 マザーズ上場2日目となるビーブレイクは公募・売り出し価格(公開価格、1670円)の約4.6倍にあたる7700円で初値を付けた。終値は8200円だった。

日銀、金融政策の現状維持を決定 景気「緩やかな拡大」  2017年6月16日 日経夕刊
 日銀は15~16日に開いた金融政策決定会合で、金融緩和策の現状維持を賛成多数で決めた。短期の政策金利をマイナス0.1%、長期金利である10年物国債金利をゼロ%程度に操作する現状の金融市場の調節を続ける。
 金融政策にあたっては金利操作のための国債買い入れを「保有残高が年80兆円増加するペースをめど」とした方針を維持する。国債以外の資産買い入れも上場投資信託(ETF)を年6兆円増、不動産投資信託(REIT)を年900億円増のペースで継続する。
 景気判断については「緩やかな拡大に転じつつある」との表現を維持した。その上で、個人消費は従来の「底堅く推移している」から「底堅さを増している」に変更した。
 日銀は「生鮮食品を除く消費者物価指数の前年比上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまでマネタリーベースの拡大方針を継続する」としている。
 15時30分から黒田東彦総裁が記者会見し、会合の決定内容について説明する。

黒田日銀総裁:理論的にはあり得る-2%達成前のETF購入減 2017年6月16日 ブルームバーグ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-06-16/ORF2AU6JIJUO01
 日本銀行の黒田東彦総裁は16日の金融政策決定会合後の定例会見で、指数連動型上場投資信託(ETF)の買い入れ方針について物価目標2%の達成前に購入を減らす可能性について「理論的にはあり得る」との見方を示した。
 黒田総裁は年間約6兆円規模のETFの買い入れについて、「ETFの拡大をした時と、長期国債の買い入れ額を拡大したり、イールドカーブ・コントロールにしたりした時とは必然的に結び付いているわけではない」として、完全にシンクロナイズ(同調)して動く必要もないと指摘。毎回の決定会合で議論していくと述べた。
 一方で、「全体の金融緩和の一環なので、2%の物価目標と離れて、これはこれで違うようにするという考えはないと思う」との認識を示した。
 日銀は同日の決定会合で、昨年9月に導入した長短金利操作付き量的・質的金融緩和の枠組みによる金融調節方針の維持を決定した。誘導目標である長期金利(10年物国債金利)を「0%程度」、短期金利(日銀当座預金の一部に適用する政策金利)を「マイナス0.1%」といずれも据え置いたほか、長期国債買い入れ(保有残高の年間増加額)のめどである「約80兆円」も維持した。
 ETF、不動産投資信託(J-REIT)の買い入れ方針も据え置いた。前会合に続き木内登英、佐藤健裕両審議委員が長短金利操作等の金融調節方針に反対した。
 足元の景気は「緩やかな拡大に転じつつある」との判断を維持した。個人消費は「底堅さを増している」として、4月の「底堅く推移している」から判断を引き上げた。日銀は次回7月19、20両日の金融政策決定会合で経済・物価情勢の展望(展望リポート)を策定し、新たな物価上昇率の見通しを示す。
 SMBC日興証券の丸山義正チーフマーケットエコノミストは発表後のリポートで、「非現実的なままの2017年度の物価見通しは、今後の展望リポートの公表のたびに引き下げが繰り返されるだろう」と指摘。日銀が金融引き締め方向へ転じる可能性は「ほぼゼロに近い」としている。
 ブルームバーグがエコノミスト43人を対象に5-9日に実施した調査では、全員が金融政策の現状維持を予想していた。黒田東彦総裁の任期中に長期金利の目標を引き上げるという予想は5人と、4月の前回調査から減少した。

タカタ、米でも破産法申請へ 米紙報道 2017年6月16日 日経夕刊
 タカタが来週にも日本の民事再生法に当たる米連邦破産法11条の適用を申請する見通しだと15日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルや米ブルームバーグなどの米メディアが報じた。日本から少し遅れ、米国でも手続きに入る見込みだとしている。

タカタ株売買停止、日本取引所CEO「情報開示を」 2017年6月16日 日経夕刊
 日本取引所グループの清田瞭最高経営責任者(CEO)は16日の定例記者会見で、民事再生法の適用申請が報じられたタカタについて「(報道を受け)開示すべく働きかけていたがタカタ自身も内部的に十分な開示の準備ができていなかった動きがあった」と述べた。その上で影響の大きさを考慮して「強く情報開示を求めていく」との方針を示した。同日、報道を受けてタカタ株は終日売買停止だった。
 一方、不適切会計が発覚した富士フイルムホールディングスについては「M&A(合併・買収)を行って取得した子会社や孫会社で起きた不正会計がかなり大きな問題を起こしている」との見方を示した。


 16日の日経平均ですが、15日の米国株式市場はハイテク株の売りが収まらず主要3市場とも下落(ダウ0.07%安、ナスダック0.47%安、S&P500種0.22%安)する中、前日終値(19831円82銭)よりも100円弱高い19931円15銭でスタートした後、午前は19884円80銭(安値)~19967円74銭の82円94銭のレンジを高値安定状態で推移して午前は前日比105円33銭高い19937円15銭で終了。
 午後は開始ほどなくこの日の高値となる20015円16銭まで上昇もその後は利食い売り傾向で推移。終盤には安値近くまで上げ幅を縮小する場面も見られて終値ベースでは前日比111円44銭高い19943円26銭で終了しました。

 エアバッグのタカタは、東証が同社株の売買を午前8時20分から停止して15時時点でも同社から報道に関する開示はなかったことから、結局終日売買停止に…。
 そのタカタの破産法あるいは民事再生法の適用申請(予定?)報道で、自動車向けエアバッグ部品を手掛ける他のメーカーに対して代替需要が拡大するとの思惑から芦森工業が31.86%高となり、ダイセルが2.56%高、豊田合成も2.14%高。
 他、パソナグループ(11.29%高)、オハラ(10.74%高)、レナウン(10.14%高)の3銘柄で10%以上の上昇。
 ソフトバンクが2.91%高、NTTは2.16%高、KDDIが1.63%高となるなど通信セクターが堅調。
 証券の野村が2.88%高。三菱UFJが1.06%高、三井住友FGが0.86%高、みずほが0.66%高となるなど銀行も堅調。
 保険も、SOMPOが2.48%高、ソニーFHが2.16%高、第一生命が1.8%高と堅調ですね。
 東芝は前日終値(316.5円)よりも4.3円安い312.2円でスタート&直後に312円をつけて間もない9時02分に324円まで急騰してからは315円弱から320円程のレンジで推移して午前は4.2円高の320.7円で終了して、午後は開始ほどない12時36分に326円ちょうどまで上昇して、終値ベースでは5.1円高の321.6円で終了(1.61%高)。

 一方の下落組はアイエスビーが7.14%安、フォーカスシステムズが5.96%安、中央発条が5.57%安など。

 まあ、今日は日銀総裁の記者会見という当面の日本株の方向性を示す材料が控えていて、加えてタカタの整理に関する報道も出てくるなど大きなニュースが複数あり、むしろそちらの方に注目が集まっていたのではないかと思います。
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