9日の日経平均は104円高い20013円26銭で終了 ソフトバンク7.43%高

東証大引け 反発、2万円台回復 コミー氏証言に安心感 2017年6月9日 日経夕刊
 9日の東京株式市場で日経平均株価は反発した。終値は前日比104円00銭(0.52%)高の2万0013円26銭と4日ぶりに2万円台を回復した。8日のトランプ米大統領周辺とロシアの不透明な関係を巡るコミー前米連邦捜査局(FBI)長官の議会証言は「政権を揺るがすような発言は出なかった」との受け止めが広がり、先行き懸念が和らいだ。米ロボット会社の買収発表などを受け、ソフトバンクが大幅上昇したことも株価指数を押し上げた。
 8日の英総選挙の結果は9日午後に「与党・保守党の過半数割れが確実」と伝わった。英国政治の先行きへの不透明感が高まるとの懸念から日経平均は伸び悩み、2万円を下回る場面もあった。午前には一時、前日比186円高の2万0096円に上昇していた。
 株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)の算出に伴う取引もあり、東証1部の売買代金は概算3兆2000億円と2日以来の3兆円超えとなった。QUICKの試算によると、SQ値は1万9997円63銭だった。東証1部の売買高は22億6387万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は903と全体の45%にとどまった。値下がりは982、変わらずは133だった。
 JPX日経インデックス400は小幅ながら5日続落した。終値は前日比1.69ポイント(0.01%)安の1万4169.70だった。東証株価指数(TOPIX)は小幅に反発し、1.25ポイント(0.08%)高い1591.66で終えた。
 年初来高値を付けた東芝、東エレクが上げた。T&D、三菱UFJや第一生命HDといった金融株が買われた。住友不や菱地所、三井不といった不動産株も上昇した。
 9日付の日本経済新聞朝刊が「傘下の富士ゼロックスのニュージーランド子会社で発覚した会計問題を巡り、オーストラリアでも不備がみつかったことがわかった」と報じた富士フイルムは前日に比べ4%下げた。アサヒ、花王やOLCが下落した。資生堂やヤマトHD、セコムが売られた。
 東証2部株価指数は続落した。シャープや朝日インテクが下げ、ピクセラとフュトレックが上げた。

新興株9日 マザーズが1年ぶり高値、ジャスダックは3日続伸 2017年6月9日 日経夕刊
 9日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前日比3円19銭(0.10%)高い3227円86銭だった。ゲーム関連株に買いが広がった。半面、ユニバーサルやマクドナルドなど時価総額の大きい銘柄の下落が重荷となり、午後にかけて伸び悩んだ。
 ジャスダック市場の売買代金は概算で914億円、売買高は1億6万株だった。アエリアや日本一ソフト、ブロッコリーなどゲーム関連株の上昇が目立った。一方、セキュリティー製品販売のセグエや創薬ベンチャーのラクオリアは下落した。
 東証マザーズ指数は反発した。終値は前日比14.39ポイント(1.29%)高い1132.15と、2016年6月10日以来1年ぶりの高値を付けた。マザーズ市場でもモブキャスやアカツキ、ドリコムなどのゲーム関連株が上昇した。一方ミクシィは下落し、サイバダインやグレイスも安かった。

米ロボット開発会社を買収 ソフトバンク 2017年6月9日 産経夕刊
 ソフトバンクグループは9日、米IT大手グーグルの持ち株会社傘下のロボット開発会社「ボストン・ダイナミクス」を買収することで合意したと発表した。買収額や時期などは非公表。ソフトバンクは、最先端のロボット技術を取り込み、産業やサービス分野での活用を模索する。
 グループの二足歩行ロボット開発の東大発ベンチャー「SCHAFT(シャフト)」も買収する。いずれも持ち株会社アルファベットと合意した。
 軍事用ロボットを手掛けていたボストン・ダイナミクスは、険しい道でバランスを取って動く四足歩行型ロボットが有名。ソフトバンクは人型の「Pepper(ペッパー)」をグループで開発するなどロボットを注力分野の一つに位置づけている。ボストン・ダイナミクスをめぐっては、トヨタ自動車の米国の研究会社が買収交渉を進めていると報じられたことがある。

富士フイルムHD系子会社、豪でも会計不備 損失拡大も 2017年6月9日 日経
 富士フイルムホールディングス傘下の富士ゼロックスのニュージーランド子会社で発覚した会計問題を巡り、オーストラリアでも会計処理の不備がみつかったことがわかった。
 4月中旬時点で累計220億円と見込んでいた損失額は膨らむ可能性がある。富士フイルムグループ全体のガバナンス(企業統治)の不備を問う声が強まりそうだ。

富士フイルム、延期の17年3月期決算を12日開示 2017年6月9日 日経
 富士フイルムホールディングス(4901)は9日、延期していた2017年3月期の連結決算を12日に開示すると発表した。同社は傘下の富士ゼロックスのニュージーランド子会社で会計処理に不備があったとして17年3月期の決算開示を延期していた。だが10日に会計処理の妥当性を調査していた第三者委員会の報告書を受領する見込みとなり決算開示に踏み切る。同報告書についても12日に全文を開示するという。6月29日に開催予定だった定時株主総会も予定通り開催する。

安藤ハザマ、不正請求の有無「調査中」 領収書の改ざん確認 2017年6月9日 日経夕刊
 安藤ハザマ(1719)は9日午後、東京電力福島第1原子力発電所の事故後の福島県での除染事業で、宿泊費を自治体に水増し請求していたとの疑惑を受けて野村俊明社長らが記者会見した。領収書の改ざんによって自治体に対して不正請求があったかについては「調査中」(宮森伸也執行役員)と説明した。
 これまでに安藤ハザマの社員が一次協力会社「エイド」に対して人数や単価を水増しする形でいわき市と田村市の工事で領収書の改ざんを指示していた事実が確認できたという。いわき市の工事では「エイド」に実際は約6200万円の支払いをしたが、改ざん後の領収書では約1億1500万円を支払ったように変えられ、田村市の工事では約2800万円の支払いが改ざん後の領収書では約5500万円になっていたという。改ざんした領収書は「自治体に対して提出していると認識している」(宮森氏)。
 社員による横領の可能性については「現時点でそのような事実はない」(宮森氏)とした。改ざんの背景や理由については調査中とした。野村社長は領収書改ざんを陳謝した上で「福島県民の信頼を裏切ることがないよう、誠実にやっていきたい」とした。



 9日の日経平均ですが、8日の米国主要3市場はプラス圏で終了(ダウ0.04%高、ナスダック0.39%高、S&P500種0.03%高)も、英国の総選挙で与党の保守党が過半数を獲得しない見込みと伝わり、英ポンドが対ドル・対ユーロで大きく下落する中、前日終値(19909円26銭)よりも43円80銭高い19953円06銭でスタート&直後に19927円07銭と10時頃まで様子見もその後は上昇に転じて2万円を突破した後は20030円程~20096円01銭(午前高値)までの間を高値安定で推移して、前場は前日比180円64銭高い20089円90銭で終了。
 午後は利食い売りに押されて2万円を割り込むも13時40分頃から反転してその後はじり高傾向で推移。終値ベースでは前日比104円高い20013円26銭で終了しました。
 対ポンド円は2円強・率にして1.5%程円高に進行したものの、対ドルではむしろ円安。
 為替が円高になり株安につながることを危惧していましたが、直接取引量の大きい一部の企業以外は当面の大きな影響はないと判断されたのでしょうか。

 東証1部の上昇組ではトーセ(27.20%高)、エス・サイエンス(26%高)、オルトプラス(22.78%高)と元々値を飛ばしやすい3銘柄が入り込み、スバル興業も16.53%高となりましたが、ソフトバンクが実に7.43%の大幅高となりソフトバンク・テクノロジーも6.18%高。
 東芝は前日終値(285.6円)よりも0.5円高い286円スタート直後に284.1円も9時55分に300円ちょうどまで上昇した後は一旦293.4円まで売り込まれるもすぐに上昇に転じて午前は12.3円高い297.9円で終了。午後は13時31分に310円ちょうどまで上昇してその後305円まで上げ幅を縮小も終盤に再度310円近くまで上昇する場面が見られたものの、さすがに急ピッチの上昇に警戒もあったのか寄り付きにかけて上げ幅を縮小して終値ベースでは前日比15.2円高い300.8円で終了(5.32%高)して上昇率ランキング18位。
 同株の6月5日の終値が255.6円ですから4営業日で一時21%高まで上昇して終値ベースでみても17.6%高の水準に…。監理銘柄で材料に値動きが振り回されやすくなっているとはいえこの上昇ピッチには驚かされます。

 一方の下落組ではシーイーシーが12.76%安、ジョイフル本田が7.6%安となった他、ポーラオルビスHDが4.27%安、富士フィルムが4.02%安などとなっています。
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