新潟県知事選 共産推薦の米山隆一氏が前長岡市長の森民夫氏ら破り初当選

新知事に米山氏 柏崎再稼働に「反対」投票率53% 野党系は本県初  2016年10月17日 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20161017285555.html
 任期満了に伴う第20回県知事選は16日投開票され、無所属新人で医師の米山隆一氏(49)=共産、自由(旧生活)、社民推薦=が、無所属新人で前長岡市長の森民夫氏(67)=自民、公明推薦=に約6万3千票差で勝ち、初当選した。米山氏は東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に否定的な考えを前面に打ち出しており、再稼働反対の民意が示された形。国が進める再稼働が困難になる可能性がある。
 新知事の誕生は12年ぶりで、本県初の野党系となった。共産党の推薦を受けた知事も初。森氏を推した自民党は県議会の約3分の2を占めており、原発再稼働問題をはじめ、人口減少、経済活性化といった課題が山積する中、米山氏がどう円滑に県政運営を進められるかが今後の焦点となる。
 泉田裕彦知事が4選出馬を突如取りやめ、新人4人の争いとなった今知事選。米山氏は野党3党のほか市民団体などが支援した。
 米山氏は再稼働問題を最大の争点と位置付けた。「福島事故の検証なくして再稼働の議論はできない」と、泉田知事の路線継承を強調。選挙戦中盤からは「現状では再稼働は認められない」と主張を強めた。
 自主投票の民進党の一部が終盤、米山氏の支援に回った。野党統一候補が自民党候補を破った7月の参院選新潟選挙区に続き、野党が連勝する形となった。
 米山氏は16日夜、新潟市中央区の選挙事務所で「原発再稼働の話がきっとすぐ来る。約束した通り、現状では認められないとはっきり言う」と述べた。
 自民、公明両党から推された森氏は県市長会や町村会、建設業界などの推薦のほか、民進党の支持団体・連合新潟の支援を得て組織戦を展開。自民党が党本部直轄で支持団体を引き締めたが、及ばなかった。
 ともに無所属新人で行政書士の後藤浩昌氏(55)と元団体職員の三村誉一氏(70)は浸透しなかった。投票率は53・05%で、前回2012年よりも9・10ポイント上昇した。

新潟知事に野党系米山氏 与党敗北、政権打撃 2016年10月17日 新潟日報
 任期満了に伴う新潟県知事選は16日投開票され、無所属新人で共産、自由、社民3党推薦の医師米山隆一氏(49)が自民、公明両党推薦の前長岡市長森民夫氏(67)ら無所属3新人を破り初当選した。米山氏は主要な争点だった東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に慎重な立場を鮮明にしている。再稼働には知事の同意が必要で、政府や東電が推進する再稼働の難航は必至だ。
 九州電力川内原発の一時停止を公約とした新人が現職を破った7月の鹿児島県知事選に続く選挙結果で国の原発政策や安倍晋三首相の政権運営に打撃となる。東電への根強い不信感も示された形だ。米山氏は森氏に6万票余りの差をつけた。


与党痛恨、野党共闘に“成功体験”与えてしまい…解散戦略に影響、TPP審議にも暗雲 2016年10月17日 新潟日報
http://www.sankei.com/politics/news/161017/plt1610170002-n1.html
安倍晋三首相のテコ入れ通じず
 与野党の全面対決となった新潟県知事選は、安倍晋三首相(自民党総裁)と二階俊博幹事長が直々のテコ入れを図ったにもかかわらず、与党が手痛い敗北を喫した。共産党も推薦した野党共闘の候補勝利で“成功体験”も与えた形で、首相の衆院解散戦略にも影響しかねない。
 自民党の古屋圭司選対委員長は16日夜、「誠に残念だ。県民の審判を厳粛に受け止める」との談話を発表したが、与党にとっては「残念」では済まされない痛恨の敗北だ。7月の参院選新潟選挙区でも自民党候補が野党統一候補に敗北。“連敗”を回避しようとしたが、県連や党幹部はことごとく状況を読み誤った。
 自民党では、3期12年務めた現職の泉田裕彦知事が出馬を撤回した8月末の時点で、全国市長会会長も務めた与党候補、森民夫氏の楽勝ムードが漂っていた。その慢心が悪夢を招いた。
 告示直前に出馬表明した米山隆一氏に想定外の接戦に持ち込まれると、二階氏ら党幹部が入れ替わりで新潟入り。首相自らも泉田氏と官邸で面会して“懐柔”に乗り出したが、流れは変わらなかった。党幹部は「準備が全然できておらず、現場がフル回転しなかった」と振り返った。

「負ける理由ないのに負けた」
 公明党の斉藤鉄夫選対委員長は16日夜、「国政への影響はない」とコメントしたが、額面通り受け止める向きは少ない。
 与党幹部は、高い内閣支持率を背景に首相が来年1月にも衆院解散を断行するとの「解散風」を盛んに吹かす。だが、自民党幹部は「与党系候補が連合新潟の支援も得て、相手は共産党が主体。あらゆる手を打ち、負ける理由がないのに負けた」と分析。23日投開票の衆院東京10区、福岡6区のダブル補選で勝利したとしても、「選挙基盤が弱い若手を中心に態勢を立て直す必要がある。解散風は弱まるのでは」と語る。
 新潟県は全国1位のコメ産地で、知事選では環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)も争点となった。それだけに17日から首相が出席して衆院特別委員会で行われる審議にも暗雲が立ちこめてきた。

★新潟県知事選挙結果
当 52万8455票 米山隆一 49 無所属(日本共産党推薦、自由党推薦、社会民主党推薦)新 医師
  46万5044票 森民夫 67 男 無所属(自由民主党推薦、公明党推薦)新 前長岡市長
  1万1086票 後藤浩昌 55 男 無所属 新 海事代理士
  8704票 三村誉一 70 男 無所属 新 無職


 新潟県知事選は、当初4選を目指して出馬する意向を示していた現職で53歳の泉田裕彦知事が知事選からの撤退を表明したことから、長岡市の前市長で67歳の自民・公明が推薦・連合も支持に回った森民夫氏と、医師で共産・生活・社民が推薦する49歳の米山隆一氏、海事代理士で55歳の後藤浩昌氏、元団体職員で70歳の三村誉一氏 の4新人による争いとなりましたが、
 「福島事故の検証なくして再稼働の議論はできない」と、泉田知事の路線継承を強調した、しかも共産党が推薦している米山隆一氏が52万8455票を獲得して
 与党が推薦して46万5044票を獲得した森民夫氏らを破り新人同士の争いを制しました。
 後藤浩昌氏は1万1086票の獲得、三村誉一氏は8704票氏を獲得しました。

 共産党が推薦する候補が都道府県知事レベルで当選するのも異例なら、自主投票となった民進党も支持団体の連合新潟は与党推薦に回るも民進党の一部が米山氏の支援に回ったようで、そもそも当初4選を目指していた泉田裕彦知事が地元のシェアの高い新潟日報誌を使って与党が原発問題とは関係のない県の第三セクターが絡む中古フェリーの購入契約をめぐるトラブルをめぐり介入したことに嫌気を差し出馬を撤回したことから問題は始まるのですが、これで柏崎原発の再稼働問題は確実に暗礁に乗り上げることになるでしょうし、農業が盛んな県だけに、TPP問題もこじれることになりそう。 
 県民からすれば米山氏を積極的に支持したというよりも、何故泉田氏が降ろされなければならないんだという国への反発の方が強かったでしょうし、自民党は功を焦って勝てる星を自ら手放した感が強いです。
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