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13日の米国株式市場 ダウは小幅続落もナスダックは反発

2017-01-14 08:17:33 | Weblog
米国株、ダウ続落し5ドル安 利益確定売り優勢、米銀の業績好調も 2017年1月14日 日経
 13日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に続落した。終値は前日比5ドル27セント(0.0%)安の1万9885ドル73セントだった。四半期決算が好調だった金融株を中心に買いが先行した。もっとも、連休前とあって相場の上値を追う動きは限られ、利益確定を目的とした売りに押された。
 ダウ平均は朝方に上げ幅を61ドルまで広げる場面があった。この日から米主要企業による2016年10~12月期の決算発表シーズンが始まった。先陣を切った米銀大手のJPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカは昨年11月の米大統領選以降の「トランプ相場」で株式・債券などの取引が活発でトレーディング収入が増加。ともに市場予想を上回る増益となり金融株の買いに弾みが付き、相場を押し上げた。
 もっとも、上げが一服した後、ダウ平均は下げに転じた。米国は週明け16日がキング牧師誕生日の祝日で休場となる。3連休を前に積極的に買い持ち高を積み上げる投資家は少なく、次第に利益確定売りの勢いが増した。原油安で資源関連株に売りが出たことも相場全体を下押しした。
 取引開始前に発表された16年12月の米小売売上高は前月比0.6%増と市場予想(0.7%増)をやや下回った。1月の米消費者態度指数(ミシガン大学調べ)速報値は市場予想に反して前月から低下。米消費の拡大は続くとの見方が多いものの、米株式の買いを鈍らせた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発。前日比26.629ポイント(0.5%)高の5574.116で終え、2営業日ぶりに過去最高値を更新した。フェイスブックやアマゾン・ドット・コムといった主力株が軒並み上昇。トランプ次期米大統領による薬価批判で下げていたバイオ製薬株に買い戻しが続いたことも指数を押し上げた。
 業種別S&P500種株価指数は全11業種のうち6業種が下落した。「不動産」のほか「素材」「エネルギー」の下げが目立った。一方で「金融」「資本財・サービス」などが上げた。
 資源開発のアナダルコ・ペトロリアムが安い。前日夕に米テキサス州南部のシェール鉱区の権益を23億ドル(約2600億円)で売却すると発表したが、将来の収益基盤が弱体化するとの見方から売りが優勢だった。
 前日にテキサス州西部の石油鉱区の権益を取得すると発表した天然ガス・石油のWPXエナジーが下落した。ダウ平均を構成する30銘柄では米小売り最大手のウォルマート・ストアーズが大きく売られたほか、化学のデュポンや米マクドナルドなどが下げた。
 一方で、航空機のロッキード・マーチンが高い。最高経営責任者(CEO)がトランプ氏と会談し、批判されていた次期ステルス戦闘機のコスト削減と1800人の雇用増を約束。次期米政権からの圧力が和らぐとの思惑から買われた。
 13日発表した四半期決算で1株利益が市場予想を上回った資産運用のブラックロックが上昇。不正営業問題で減収減益となったウェルズ・ファーゴも純金利収入の伸びが市場予想を上回ったことが好感されて上げた。ダウ平均ではスポーツ用品のナイキや建機のキャタピラーなども上昇した。

NY商品、原油が反落 週末で利益確定売り、金は小反落  2017年1月14日 日経
 13日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3日ぶりに反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の2月物は
前日比0.64ドル安の1バレル52.37ドルで取引を終えた。石油輸出国機構(OPEC)加盟国の減産などを手がかりに前日まで続伸したが、連休前の週末とあってひとまず利益を確定するための売りが出た。
 米国内における原油需給の緩みが意識されていることも相場の重荷だった。11日発表の週間の米石油在庫統計で原油在庫が増加するなど、在庫がやや積み上がってきた。13日に石油会社ベーカー・ヒューズが公表した米国での石油掘削に使う設備(リグ)の稼働数は11週ぶりに減ったが、依然として約1年ぶりの高水準で推移している。
 相場の下値は堅かった。サウジアラビアなどOPEC加盟国の減産が進み、世界的な原油需給が引き締まるとの観測が相場を支えた。外国為替市場で対主要通貨でのドル高が一服したのもドル建てで取引される原油相場の割安感につながった。
 ガソリンは3日続伸、ヒーティングオイルは3日ぶりに反落した。
 ニューヨーク金先物相場は5営業ぶりに小反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である2月物は前日比3.6ドル安の1トロイオンス1196.2ドルで取引を終えた。前日におよそ2カ月ぶりに節目の1200ドルを上回っており、この日は利益確定の売りが出た。
 ただ、対主要通貨でドルが下げ、ドルの代替資産として逆の動きになりやすい金の買いを誘ったため、下値も限られた。
 銀は3日続落、プラチナは続伸した。


 13日の米国株式市場は、週明けの16日がキング牧師誕生日のため休場となることから薄商いで推移する中、ダウは小幅調整もナスダックは最高値を更新。
 NYダウは、前日比5ドル27セント安い19885ドル73セントで終了(0.03%安)。
 ナスダックは、5584.26ポイントまで上昇する場面があり、終値ベースでも前日比26.63ポイント高い5574.12ポイントで終了(0.48%高)。
 S&P500種は、前日比4.20ポイント高い2274.64ポイントで終了(0.18%高)しました。

 NY原油は、前日比0.64ドル安い1バレル52.37ドルで終了。
 NY金は、前日比3.6ドル安い1トロイオンス1196.2ドルで終了しています。


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