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ファイナンシャルプランナーのニュースチェック
トヨタ社長に豊田章男氏、14年ぶり創業家 6月就任
トヨタ社長に豊田章男氏、14年ぶり創業家 6月就任 2009年1月9日
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090109AT1D080DK08012009.html
毎日 http://mainichi.jp/select/biz/news/20090109k0000e020045000c.html
産経 http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090109/biz0901091240006-n1.htm
読売 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090109-OYT1T00418.htm
トヨタ自動車は豊田章男副社長(52)が6月末に社長に昇格する人事を固めた。渡辺捷昭社長(66)は副会長に就任、張富士夫会長(71)は留任する見通し。トヨタは世界的な販売不振で、2009年3月期の連結営業損益は戦後初の赤字に陥る見込み。14年ぶりに創業家出身者を社長とすることで、グループ全体の求心力を高めて、業績改善を急ぐ。
12日にも渡辺社長以上の最高幹部が会合を開いて内定し、6月末に開催予定の株主総会後の取締役会で正式に決定する。豊田章男氏は事実上の創業者で2代目社長の豊田喜一郎氏の孫で、豊田章一郎名誉会長(83)の長男。2000年に取締役に就任してからは、中国事業や調達部門の担当を経て、現在は副社長として国内営業や海外事業、商品企画部門などを率いている。
トヨタ:「創業家」で結束図る…抜本改革へ期待感 2009年1月10日 毎日
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090110k0000m020069000c.html
創立71年目で初の連結営業赤字に転落する見通しとなったトヨタ自動車が、14年ぶりに創業家出身の豊田章男副社長(52)に経営のかじ取りを託す。その背景には、未曽有の緊急時に「トヨタグループの旗」(奥田碩相談役)である豊田家出身者の章男氏をトップに掲げることで、業績改善へ不退転の決意を示す狙いがあるためだ。トヨタの復活には、世界的に膨らんだ生産体制の大胆なリストラが必要だが、実行にはさまざまな摩擦も予想され、求心力のある創業家出身者の章男氏の登板が必要と判断した。
米国発の金融危機で自動車市場が急速に冷え込んだため、トヨタの08年世界販売(子会社のダイハツ工業、日野自動車含む)は896万台(前期比41万台減)、トヨタ単体でも799万台(同44万台減)と10年ぶりに前年を下回る見通しになった。
09年世界販売1040万台を掲げて積極投資を行い、年50万〜60万台ペースで生産販売台数を拡大してきた路線が大きな壁に突き当たり、トヨタは「年間販売700万台でも利益の出せる体質」に急旋回。今後予定する工場の新設や能力増強はすべて時期の先送りや規模を見直したり、設備投資を前期比3割以上削減するなどの事業縮小策を相次いで打ち出している。
章男氏は現在52歳。父の豊田章一郎名誉会長は57歳で社長に就任しており、章男氏に対しては「あと数年、苦労を積んでもいい」との声も多かった。しかし、08年度業績見通しが連結営業赤字に転落するなど「これまでにない緊急事態」(渡辺社長)に直面する中で、創業家トップがもたらす「安心感」を期待する声がグループ内で高まった。
ただ、世界的な自動車販売不振の回復は「2〜3年先」(トヨタ幹部)との見方もあり、章男氏は当面、世界的な減産や余剰人員の解消といった課題に直面する。拡大路線の反省を生かし、強い企業体質を生み出すには「生産拠点の統廃合やグループ企業、販売網の再編が必要」(金融アナリスト)との声も出てきており、次期社長には「豊田家トップだからこそできる抜本改革」(同)が期待されている。
ただ、トヨタは悲観一色ではない。トヨタは約12兆円の内部留保を抱える強じんな企業体質を持つ。張富士夫会長、副会長に就任予定の渡辺捷昭(かつあき)現社長をはじめとする手厚い陣容で章男社長体制をサポートする。09年1〜3月は国内生産を前年比約4割まで減産幅を拡大し在庫調整を行うことで、09年度の業績回復の足場を築き、章男社長のもとで劇的な業績回復というシナリオを描き始めている。
◇三洋電機…失敗例も
創業家の経営トップ就任には社内の求心力を高める効果があるが、その半面、企業統治の透明性が損なわれ、経営を揺るがしかねない危険もはらんでいる。
同族経営失敗の典型が三洋電機だ。創業者の長男、井植敏氏が86年に社長に就くと、トップダウンで中国家電大手との提携などを決め、一時は「名経営者」として脚光を浴びた。しかし結果的には多くの施策が失敗し、00年代には経営危機が表面化し、創業家は07年に経営トップから外れた。
パナソニック(旧松下電器産業)もトップ人事を巡る松下家と生え抜き幹部との対立が、90年代に入って長期低迷に陥った遠因とされる。00年に生え抜きの中村邦夫・現会長が社長に就くと、創業者の松下幸之助氏が築いた事業部制の解体などを断行。業績を急回復させ、08年10月には社名からも「松下」の看板を外した。
創業家がきれいに身を引いた好例がホンダだ。創業者の本田宗一郎氏が「社員であれば誰でも後継者になれるチャンスを与えるべきだ」として、子息をホンダに入社させなかった。
豊田一族の持ち株比率は現在2%程度とされ、豊田家の影響力は現在では「精神的支柱」以上のものではなくなっており、厳しい環境の中で社長に就任する章男氏の手腕次第では、豊田家離れに波及する可能性も否定できない。
通常トヨタ自動車クラスの超大企業ともなれば、創業家と経営は分離する方が普通ですし、仮に入社しても社長まで昇格するいわゆる大政奉還と評されるようなケースは(創業家が経営権を手離そうとしない一部のワンマン企業を別にすれば)珍しいのですが、豊田章男氏は1984年にトヨタに入社し、2000年に44歳で取締役に就任し、2005年に49歳で副社長とスピード昇進し、そして52歳で社長に昇進決定。
確かに昇進が早いと言えばそれまでですが、オーナーー家が経営を牛耳ったあげく致命的な不祥事を引き起こしてしまった某複数の食品大企業の2代目・3代目のボンボンと異なり、それなりの実績を挙げ続けてきた方ですし、今は自動車業界全体が大不振に陥り、トヨタグループ自身も終戦直後の経営危機以来の非常に厳しい状況に追い込まれている中、あえてこの時期に創業家の章男氏を大抜擢したといったところでしょうか…。
まだ52歳でのしかも創業家への大政奉還については、いろいろと意見があるとは思いますが、どうせ、財界は8代目社長の奥田氏に当面お任せで、9代目社長の張氏や10代目社長の渡辺氏が章男氏を補佐しながら、徐々に実質的な経営権を任せていく形になるのでしょうし、ごくごく個人的には章男氏の社長就任のタイミングとしては適切なタイミングかな…とも思います。
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090109AT1D080DK08012009.html
毎日 http://mainichi.jp/select/biz/news/20090109k0000e020045000c.html
産経 http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090109/biz0901091240006-n1.htm
読売 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090109-OYT1T00418.htm
トヨタ自動車は豊田章男副社長(52)が6月末に社長に昇格する人事を固めた。渡辺捷昭社長(66)は副会長に就任、張富士夫会長(71)は留任する見通し。トヨタは世界的な販売不振で、2009年3月期の連結営業損益は戦後初の赤字に陥る見込み。14年ぶりに創業家出身者を社長とすることで、グループ全体の求心力を高めて、業績改善を急ぐ。
12日にも渡辺社長以上の最高幹部が会合を開いて内定し、6月末に開催予定の株主総会後の取締役会で正式に決定する。豊田章男氏は事実上の創業者で2代目社長の豊田喜一郎氏の孫で、豊田章一郎名誉会長(83)の長男。2000年に取締役に就任してからは、中国事業や調達部門の担当を経て、現在は副社長として国内営業や海外事業、商品企画部門などを率いている。
トヨタ:「創業家」で結束図る…抜本改革へ期待感 2009年1月10日 毎日
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090110k0000m020069000c.html
創立71年目で初の連結営業赤字に転落する見通しとなったトヨタ自動車が、14年ぶりに創業家出身の豊田章男副社長(52)に経営のかじ取りを託す。その背景には、未曽有の緊急時に「トヨタグループの旗」(奥田碩相談役)である豊田家出身者の章男氏をトップに掲げることで、業績改善へ不退転の決意を示す狙いがあるためだ。トヨタの復活には、世界的に膨らんだ生産体制の大胆なリストラが必要だが、実行にはさまざまな摩擦も予想され、求心力のある創業家出身者の章男氏の登板が必要と判断した。
米国発の金融危機で自動車市場が急速に冷え込んだため、トヨタの08年世界販売(子会社のダイハツ工業、日野自動車含む)は896万台(前期比41万台減)、トヨタ単体でも799万台(同44万台減)と10年ぶりに前年を下回る見通しになった。
09年世界販売1040万台を掲げて積極投資を行い、年50万〜60万台ペースで生産販売台数を拡大してきた路線が大きな壁に突き当たり、トヨタは「年間販売700万台でも利益の出せる体質」に急旋回。今後予定する工場の新設や能力増強はすべて時期の先送りや規模を見直したり、設備投資を前期比3割以上削減するなどの事業縮小策を相次いで打ち出している。
章男氏は現在52歳。父の豊田章一郎名誉会長は57歳で社長に就任しており、章男氏に対しては「あと数年、苦労を積んでもいい」との声も多かった。しかし、08年度業績見通しが連結営業赤字に転落するなど「これまでにない緊急事態」(渡辺社長)に直面する中で、創業家トップがもたらす「安心感」を期待する声がグループ内で高まった。
ただ、世界的な自動車販売不振の回復は「2〜3年先」(トヨタ幹部)との見方もあり、章男氏は当面、世界的な減産や余剰人員の解消といった課題に直面する。拡大路線の反省を生かし、強い企業体質を生み出すには「生産拠点の統廃合やグループ企業、販売網の再編が必要」(金融アナリスト)との声も出てきており、次期社長には「豊田家トップだからこそできる抜本改革」(同)が期待されている。
ただ、トヨタは悲観一色ではない。トヨタは約12兆円の内部留保を抱える強じんな企業体質を持つ。張富士夫会長、副会長に就任予定の渡辺捷昭(かつあき)現社長をはじめとする手厚い陣容で章男社長体制をサポートする。09年1〜3月は国内生産を前年比約4割まで減産幅を拡大し在庫調整を行うことで、09年度の業績回復の足場を築き、章男社長のもとで劇的な業績回復というシナリオを描き始めている。
◇三洋電機…失敗例も
創業家の経営トップ就任には社内の求心力を高める効果があるが、その半面、企業統治の透明性が損なわれ、経営を揺るがしかねない危険もはらんでいる。
同族経営失敗の典型が三洋電機だ。創業者の長男、井植敏氏が86年に社長に就くと、トップダウンで中国家電大手との提携などを決め、一時は「名経営者」として脚光を浴びた。しかし結果的には多くの施策が失敗し、00年代には経営危機が表面化し、創業家は07年に経営トップから外れた。
パナソニック(旧松下電器産業)もトップ人事を巡る松下家と生え抜き幹部との対立が、90年代に入って長期低迷に陥った遠因とされる。00年に生え抜きの中村邦夫・現会長が社長に就くと、創業者の松下幸之助氏が築いた事業部制の解体などを断行。業績を急回復させ、08年10月には社名からも「松下」の看板を外した。
創業家がきれいに身を引いた好例がホンダだ。創業者の本田宗一郎氏が「社員であれば誰でも後継者になれるチャンスを与えるべきだ」として、子息をホンダに入社させなかった。
豊田一族の持ち株比率は現在2%程度とされ、豊田家の影響力は現在では「精神的支柱」以上のものではなくなっており、厳しい環境の中で社長に就任する章男氏の手腕次第では、豊田家離れに波及する可能性も否定できない。
通常トヨタ自動車クラスの超大企業ともなれば、創業家と経営は分離する方が普通ですし、仮に入社しても社長まで昇格するいわゆる大政奉還と評されるようなケースは(創業家が経営権を手離そうとしない一部のワンマン企業を別にすれば)珍しいのですが、豊田章男氏は1984年にトヨタに入社し、2000年に44歳で取締役に就任し、2005年に49歳で副社長とスピード昇進し、そして52歳で社長に昇進決定。
確かに昇進が早いと言えばそれまでですが、オーナーー家が経営を牛耳ったあげく致命的な不祥事を引き起こしてしまった某複数の食品大企業の2代目・3代目のボンボンと異なり、それなりの実績を挙げ続けてきた方ですし、今は自動車業界全体が大不振に陥り、トヨタグループ自身も終戦直後の経営危機以来の非常に厳しい状況に追い込まれている中、あえてこの時期に創業家の章男氏を大抜擢したといったところでしょうか…。
まだ52歳でのしかも創業家への大政奉還については、いろいろと意見があるとは思いますが、どうせ、財界は8代目社長の奥田氏に当面お任せで、9代目社長の張氏や10代目社長の渡辺氏が章男氏を補佐しながら、徐々に実質的な経営権を任せていく形になるのでしょうし、ごくごく個人的には章男氏の社長就任のタイミングとしては適切なタイミングかな…とも思います。
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