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リコーが最大1000億円減損 不振の米事務機販社巡り コカ・コーラジャパン株は売却

2018-02-22 08:25:09 | Weblog
リコーが最大1000億円減損 不振の米事務機販社巡り  2018年2月22日 日経
 リコーが北米事業の低迷で数百億円の減損処理を検討していることが分かった。2008年に買収した米事務機販売大手の収益が想定を下回っており、損失額が最大1000億円規模に膨らむ可能性がある。ペーパーレス化に伴う需要減少を受け、富士フイルムホールディングス(HD)は米ゼロックスと事業統合を決めた。事務機器大手は事業再編や構造改革が避けられなくなっている。


リコーがコカ・コーラ全株売却へ 560億円、事務機低迷で改革  2018年2月21日 共同
https://this.kiji.is/338949183862981729?c=39546741839462401
 リコーは21日、保有する飲料製造・販売大手コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス(HD)株式全てを4月に約560億円で売却すると発表した。発行済み株式の約8%分に当たる。事務機の低迷に伴う構造改革の一環で、売却で得た資金は、総額2千億円を投じる計画を立てた企業の合併・買収(M&A)などに充てる。
 リコーは創業者の市村清氏がコカ・コーラボトラーズジャパンHDの前身会社の創業に携わったことで、日本コカ・コーラ(東京)に次ぐ第2位株主となっていた。


 リコーについては、昨晩コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス株式全てを4月に約560億円で売却すると発表していて、過去の経緯はあれど本業と直接関係のない株式を手放すのも時代の流れだろうな…と思うと同時に約8%も保有していたのかと吃驚させられましたが、今朝の米国事業の減損報道で資金繰り対策面もありそうですね。
 同業のコニカミノルタにも言えることだと思いますが、事務機・複合機事業は特に先進国では市場そのものが縮小していく可能性も高いわけで、米ゼロックスも苦しんでいたようですし、昨晩のニュースと照らし合わせて、なるほどこういう事情か…と思いました。


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