NY原油、一時89ドルの最高値・終値87.40ドル

NY原油、一時89ドルの最高値・終値87.40ドル 2007年10月18日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071018NTE2INK0218102007.html
 17日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は7営業日ぶりに小反落。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の11月物は前日比0.21ドル安の1バレル87.40ドルで取引を終えた。一時、89ドルちょうどと期近物として3日連続で過去最高値を更新したが、その後は売りが出た。
 同日、トルコ議会がトルコ軍によるイラク北部のクルド人居住区への越境攻撃を承認したことが報じられた。イラク北部の原油生産に影響が出る可能性があるといった思惑を手掛かりに買いが入り、原油相場は正午前に高値を付けた。
 利益確定売りが出て、引け間際に下げに転じた。午前10時半に発表された週間石油在庫統計では原油、ガソリン在庫が市場予想を上回り、ヒーティングオイルを含む蒸留油在庫も予想に反して増加したが、あまり材料視されなかった。
 ガソリン、ヒーティングオイルも七営業日ぶりに反落した。


 ん…。原油価格が上がると原油を輸入する日本やアメリカが不利なことは言うまでもありませんが、別に産油国陣営の全てが手放しで喜んでいるわけではないんですよね…。
 例えば、これだけ原油価格が高騰すれば、当然ながら増産の議論が出てくると思いますが、増産して価格を長期的に安定させることで自国経済を安定させたいOPEC盟主のサウジアラビアと、稼げる時に稼ぎたい反対派との思惑が一致せずに、11月1日からのOPECの増産は結局日量50万バレルに留まることに…。
 その結果何が起きているかというと、期近物の価格が数年先の期先物価格を上回る、いわゆる“逆ザヤ”状態で、この逆ザヤを利用して、投機筋が荒稼ぎを行い、極めて安く原油を生産できる湾岸諸国地域での現地での販売価格と比べ、原油輸入国では調達コストが大幅に上昇してしまうという、経済合理性では説明のつかない奇妙な現象が発生しています。
 とはいえ、この価格高騰状態があまり長期化すると、車社会のアメリカの景気を直撃しかねませんし、アメリカの景気が低迷すると、日本や欧米各国といった原油輸入国全ての景気にも影響が避けられず、そうなると今度は原油価格は暴落する可能性も…。
 もっとも、世間では『トルコ議会がトルコ軍によるイラク北部のクルド人居住区への越境攻撃を承認したことが報じ』られるなど、投機筋が好みそうなニュースが飛び込んできたり、他にも、中国やインドがどれだけの成長率で発展するか(国民の生活水準が上がれば、当然ながら原油の使用量が上がります)が読みきれないことが、さらに原油価格の水準を混沌とさせているように思います。
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