聴導犬ユーザーたちの元気ブログ by『全日本聴導犬ユーザーの会』

ハッピーで元気な聴導犬ユーザーが、どんどん増えるために。聴導犬ユーザーたちの情報や体験、相談ブログです。

石川県庁へ表敬訪問のご報告~聴導犬にも県の補助を~

2016-04-11 20:00:00 | 聴導犬ユーザー
聴導犬ぎんのユーザーです。
石川県庁および竹中副知事への表敬訪問についてご報告をさせていただきます。

先日1月27日(水)に、日本聴導犬協会のご依頼で「全日本聴導犬ユーザーの会」のメンバーとして石川県での聴導犬貸与について、石川県庁へ伺い、増江県議のお力添えで竹中副知事への表敬訪問をさせていただきました。
聴導犬候補犬みみちゃん(大阪の動物愛護団体ARKさんから来ました)と訓練中のユーザーさん(石川県では県内初の聴導犬ユーザーになります)と一緒に伺いました。

先輩ユーザーの普及活動や意識の高さから、有難いことに全国的に聴導犬ユーザー希望者が増えております。
しかし、石川県内では盲導犬が23頭と介助犬が2頭に対し、聴導犬はゼロです。
全国的に聴導犬も盲導犬と同等の地方自治体からの補助金制度が実施されています。
日本聴導犬協会の有馬もと会長と一緒に聴導犬に対する理解を広げるための取り組みを、石川県庁でも求めさせていただきました。
竹中副知事は「石川県としても何をできるか考えたい」とご回答をくださいました。

ちなみに、私が住んでいる兵庫県のように補助犬貸与に積極的な県もありますが、まだまだ聴導犬に対する補助制度が充実していないため、行政窓口での相談や指導を受けられず大変な思いをされている聴導犬希望者がいるようです。
以前2015年6月に行われた2015「全国身体障害者ほじょ犬サミット」in松本でも、聴導犬に関しては貸与希望の相談窓口である行政において「盲導犬には補助金を出すが、聴導犬には認めない」といった各地の自治体の対応の違いや、「相談」さえ受け付けてくれないなど、聴導犬に関する「相談拒否」があるという声がありました。

私は昨年聴導犬ユーザーになったばかりで、ユーザーとしてできることを日々模索中です。
今回、石川県庁表敬訪問で私も大変勉強させていただきました。

26.聴導犬・介助犬普及のために「スポーツ・オブ・ハート2015」でモデルに挑戦!!

2015-11-17 13:00:00 | 聴導犬ユーザー

 以前からお力添えを賜っている藤野真紀子先生(元衆議院議員)から日本聴導犬協会へのお声がけで、2015年10月17日(土)国立代々木競技場で行われた「スポーツ・オブ・ハート2015」のファッションショーに、聴導犬・介助犬ユーザーをモデルとして出演してほしいとのご意向をいただきました。

 今年は、新人の補助犬ユーザー2名、「実地訓練を兼ねて」(有馬会長弁)、介助犬モアナちゃんとユーザー新倉さん(2015年10月認定)と、聴導犬ぎんちゃんとユーザー私(2015年2月認定)が、モデルとして出演させていただきました。

 ファッションショーのテーマは「Heart新世紀」。
 音楽が大音量大振動で鳴り響き、真っ暗で時々まぶしい照明。近代的な雰囲気のステージライブに、オリンピック金メダリストや有名ダンサーやシンガー、タレント、そして義足や車イスの方など豪華で個性的な出演者たち。モデルの鈴木奈々様、元・陸上競技選手の高橋尚子様、女優の忍足亜希子様とご主人様にもお目にかかりました。そのような晴れやかな場は初めてでしたので、若葉マークのユーザーである私たち2名は緊張を感じていました。

 前日のリハーサルでは聴導犬ぎんちゃんと私だけが参加し、日本聴導犬協会訓練マネージャーのMAYUMIさんのご指導を受けながら、人も犬も多めの休憩を入れたりトイレ時間を長めにとったりと注意深く様子を見ながらの、参加となりました。聴導犬ぎんちゃんは、日本聴導犬協会で、様々な環境への社会化と多種多様な訓練を受けていたので、最初からとても落ち着いていました。

 介助犬モアナちゃんは、開催日が初参加日。介助犬モアナちゃんのママも、衣装合わせやステージ用の化粧と待ちが多く控室で待ち続けていなくてはならないので、日本聴導犬協会訓練マネージャーのMAYUMIさんのご指導を受けながら、介助犬モアナちゃんのパパが、リハーサルであわただしいステージの裏手に、モアナちゃんを慣らすために何回も通ったり、通路で走りこみイベントスタッフの様子を、ご褒美を使いながら介助犬モアナちゃんに情報処理をしてくれました。犬には、これから何が起こるかはわからないので、ひとつひとつ見せて、体験させて、情報を処理させてあげる時間が必要です。そのおかげで、聴導犬ぎんちゃんも介助犬モアナちゃんも、人が踊りまわる大音響の舞台でも、いつも通り落ち着いて、一緒に歩いてくれました。
 日本聴導犬協会訓練マネージャーのMAYUMIさんのご指導の賜物です。

 当日にお手伝いに来てくださったボランティアのみなさまは、ソーシャライザー(候補犬育てのボランティア)さんたちがほとんどなので、社会化と訓練中のぎんちゃんを見守ってくださった方々ばかりです。聴導犬となったぎんちゃんを見ていただけることができて、本当に嬉しく思いました。(「みなさま、舞台での様子を拝見して涙ぐんでいらっしゃいました。我が子の成長を見るのと同じ、感動でした」有馬弁)

        

 たくさんのみなさまからのご支援で、聴導犬・介助犬ユーザーにこのような貴重な体験をさせてくださいましたこと、心より感謝を申し上げます。
 介助犬モアナちゃんとユーザー新倉さん、聴導犬ぎんちゃんとユーザー私は「この子と一緒なら私も頑張れる」と今後への自信につながったように思います。今回、お招きくださった藤野真紀子先生、補助犬の普及に力添えをくださいました「スポーツ・オブ・ハート2015」主催者と、あたたかく見守ってくださいましたイベントスタッフのみなさま、そしていつもあたたかなご支援と応援してくださっている日本聴導犬協会ボランティアさんたち。認定試験に受かった後でもユーザーのために、アフターケアを繰り返してくださる日本聴導犬協会スタッフさんたちに本当に感謝申し上げます。

聴導犬ぎんちゃんユーザー


25.【お礼とご報告】2015「全国身体障害者ほじょ犬サミット」in松本

2015-09-29 20:17:44 | 聴導犬ユーザー

 2015「全国身体障害者ほじょ犬サミット」in 松本に、ご支援をいただきましたみなさまに、心から感謝を申し上げます。

 2015「全国身体障害者ほじょ犬サミット」in 松本は「補助犬ユーザー(当事者)による、ユーザー自身とほじょ犬を希望される身体障がい者(当事者)のための環境改善に向けて、当事者が発言し、行動していく」ことを使命とした会です。

 2015「全国身体障害者ほじょ犬サミット」in 松本運営委員会と実行委員会、および、事務局である日本聴導犬協会の多くの方々のお力添えで、6月20日(土)長野県松本市Mウィングにて「長野県ハーネスの会」と「全日本聴導犬ユーザーの会」主催で、「2015「全国身体障害者ほじょ犬サミット」in 松本」を開催できました。

 当日参加を含め、サミット参加者は北海道から沖縄まで全国に及び、総数214名(うち聴導犬ユーザー8名、介助犬ユーザー1名、盲導犬ユーザー31名 計40名)育成団体関係者も5団体8名の参加でした。
 翌21日は「ほじょ犬&ほじょ犬応援犬パレード」として、松本市内を約160名の参加者がパレードをしました。
 6月21日の「ほじょ犬&ほじょ犬応援パレード」では参加者156名(内聴 導犬ユーザー8名、介助犬ユーザー2名、盲導犬ユーザー23名  計33名)の参加でした。当日参加の方もあり、2日間の延べ参加者数は370名(内ユーザー数74名)となりました。
 この数字は、事前の参加予想数を大きく上回って盛大に開催できました。

 「2015「全国身体障害者ほじょ犬サミット」in 松本と「ほじょ犬&ほじょ犬応援犬パレード」に、ご支援をいただいたみなさまからのご高配の賜物で御座います。

 初日は「補助犬が活動しやすい社会づくりのため」の分科会として、4分科会が開催できました。
 ①盲導犬ユーザーの分科会 ②聴導犬と介助犬ユーザー分科会 ③補助犬育成団体の分科会 ④一般参加者を対象とする分科会です。
 補助犬ユーザーの方、補助犬育成団体の方、一般の方と一緒に問題提起と解決策を提案し合う場となりました。
 ①~③までの議事進行と、会議の内容をまとめてくださいましたのが、日本GEのバリアフリーネットワークのみなさまでした。
 日本GE様は、以前から日本聴導犬協会の支援をしてくださっていましたが、今回の2015「全国身体障害者ほじょ犬サミット」in 松本では、ブレストーミングとKJ法を取り入れ、カードに書かれたすべての参加者からの意見を分類することができました。

 2002年10月より身体障がい者補助犬法が施行されましたが、10年以上経った今でも「補助犬の同伴拒否が多い」との意見が補助犬の種類問わず、補助犬ユーザーや育成団体の方からもっとも多く課題として挙げられました。
 ただ、歴史ある盲導犬と異なり、聴導犬に関しては貸与希望の相談窓口である行政において「盲導犬には補助金を出すが、聴導犬には認めない」といった各地の自治体の対応の違いや、「相談」さえ受け付けてくれないなど、聴導犬に関する「相談拒否」があることも上がっています。兵庫県など、補助犬貸与に積極的な県もありますが、他県では聴導犬の「相談拒否」のためにあきらめてしまう希望者がいることも上がっています。当時、聴力障害が4級だった方は、相談にさえのってもらえず、どこから探せば良いか、本当に困ったという経験者もいました。
 「補助犬の同伴拒否」が今回挙げられた課題の中で一番目立っていたように思いますが、数は少なくとも、様々な問題が提起されました。

 今回挙げられた課題と解決策は、事務局である日本聴導犬協会によって報告書にまとめられ、各関係省庁・全国関係団体に提出し、来年開催予定のサミットにつなげていく予定です。補助犬について多くの方に知っていただく必要性と補助犬ユーザーと育成団体を取り巻く現状の問題点を共有し、皆様で協議して解決策を得る機会となりました。

 6月21日(2日目)における松本市内での「ほじょ犬&ほじょ犬応援犬パレード」が行われました。
 共催団体である中部盲導犬協会の公認補助犬支援アイドル「P-Loco」や補助犬、補助犬応援犬と共に、補助犬への理解と社会周知を街の人々に呼びかけました。地元の愛犬家会の「ぷりてぃ・わんこくらぶ」様の会員のみなさまもご参加くださいました。北海道から沖縄まで全国から集まった補助犬ユーザー数は2日間で73名。

 事故もなく、盛大に幕を閉じることができた「ほじょ犬サミット」と「ほじょ犬パレード」は、ひとえに2015「全国身体障害者ほじょ犬サミット」in 松本運営委員と実行員のみなさまと事務局の日本聴導犬協会、共催団体である中部盲導犬協会様、日本GE様、多くのボランティアの方々のお力添えの賜物です。また、会場使用料や手話通訳、要約筆記などの減免をいただきました松本市にも、心から感謝申し上げます。

 多くのボランティアさん、ご支援者様のご力添えの賜物です。
 みなさまにご参加いただき、また、さまざまなご意見もいただけましたことを心よりお礼を申し上げます。

 私たち聴導犬ユーザーは障がい者の生活を支える「補助犬」への理解を広め、障がい者がより快適に暮らせる社会の実現を目指しています。

 今後ともお力添えをいただけますようお願い申し上げます。

 

「全日本聴導犬ユーザーの会」会員一同

 

 

 


24.全国身体障害者ほじょ犬サミットin松本

2015-05-11 12:39:41 | 聴導犬ユーザー

6月20日、21日に 全国身体障害者ほじょ犬サミットin松本で開催されます。

詳しいスケジュールやお申込み方法は長野ハーネスの会のホームページをご覧ください。

「長野ハーネスの会」は「全日本聴導犬ユーザーの会』と一緒にサミットの主催をしてくださっています。

  http://harnessnagano.naganoblog.jp/

 身体障害者補助犬ユーザー同士が、問題の抱いていることなどをユーザー自身でつくりあげるサミットです。

 6月20日(1日目)分科会、補助犬の健康管理について(講演会)、意見交換、親睦会

 6月21日(2日目)補助犬PR 松本市内補助犬パレード

聴導犬ユーザーの皆さん、聴導犬との生活でお困りごとございませんか。ユーザー自身で環境改善をし、聴導犬と生活しやすい環境を創るためにも、一緒に参加しましょう。

当日、要約筆記つきます。

 振込先

ゆうちょ銀行の口座をお持ちの方
〈記号〉11190 〈番号〉19490791
〈口座名義〉 ほじょ犬サミット
※窓口からの送金は手数料144円が必要。(通帳と印鑑が必要)
ゆうちょ銀行の口座が無い場合
■郵便局から現金送金の場合の手数料
5万円未満の場合は540円、5万円以上の場合は756円。
■他行から送金する場合
〈銀行名〉ゆうちょ銀行〈店名〉一一八 支店(イチイチハチ支店)
〈預金種目〉普通預金〈口座番号〉19490791
〈口座名義〉ほじょ犬サミット

 

問合せ先: E-mail: iadpinashiya@hearingdog.or.jp 松澤 奥嶋

2015「全国身体障害者ほじょ犬サミット」in 松本 事務局

厚生労働省関東信越厚生局長所管 厚生労働大臣指定法人 (福)日本聴導犬協会 

〒399-4301 長野県上伊那郡宮田村7030-1

Tel:0265-85-4615&5290 Fax:0265-85-5088

 

   


23.バリアフリー展2015 補助犬ふれあい教室

2015-04-22 13:07:45 | 聴導犬ユーザー

4月16日 第21回 高齢者・障がい者の快適な生活を提案する総合福祉展 バリアフリー2015(大阪)

(株)タイエー様の社会貢献活動一環として実施している「補助犬ふれあい教室」

 

 インテックスプラザ:イベントステージで1回目11時~11時45分と、2回目14時~14時45分に聴導犬デモンストレーションと、補助犬とのふれあいをしました。次の日が盲導犬デモンストレーションでした。

 聴導犬ユーザー1名、聴導犬の訓練を活かした介助犬ユーザー1名と一緒に参加させていただき、デモも参加しました。会場はとても広く、人混みの中を歩きながら、聴導犬とPR犬も歩行できました。ご来場のお客さんたちも補助犬とふれあいができました。

 聴導犬を知ってもらおうとステージでのデモンストレーションと、ユーザーさんの体験のお話をしていただき、普及することができました。

 ダイエー様に本当に感謝です。ご担当の中山様、ありがとうございました。ユーザーさんたちも上手に出来ました。よく頑張りました。