田所の山岳技術考察

クライマー、山岳救助隊員のロープ技術についての考察

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友人とトレーニング

2015-09-13 12:42:00 | 訓練 個人的
友人とトレーニング。


介助降下

模擬ストレッチャー
(機能は通常ストレッチャーと同等で2万円ぐらいでつくりました。
 一応私乗っても大丈夫なので実戦投入も可)

カウンターウェイトを併用しながらの引き上げ
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3重もやい結び

2015-06-06 21:38:27 | 支点作成方法

もやい結び(ボーライン)は禁止にしていたのだが、3重もやい結びであれば利用価値があると判断した。

利点はロープのみで3つの輪が固定分散で作成できる。
欠点は輪の間隔調整が大型変型エイトノットより時間がかかった(慣れていないせいもあるかと思う)
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ダブルロープでの懸垂降下時の結び

2015-05-24 23:16:47 | 懸垂降下
懸垂降下時にダブルロープで降下する場合のロープの結びについて。


救助に行く場合は部隊内で使用するロープ径を統一しておいたほうが支障が出ないが、他部隊同士でロープ径が違う場合は、ロープ双方をエイトノット、カラビナ2枚で接続する。

当然岩のクラックに引っ掛かりやすくなるので可能な限りロープ径は統一すべき。

よくないエイトノットでの結び。
ロープの荷重が適正方向ではないのでおすすめしない。

エイトノットでやる場合はこのようにすべき。コブが大きいので回収中に引っ掛かりが気になる。荷重がかかるとほどきにくい場合がある

ダブルフィッシャーマンズノットの場合。
昔からよく使われている方法。
エイトノットよりはコブは小さい

バタフライノットの場合
コブが最も小さいので、回収時に引っ掛かりにくい。間違えると結ぶことができず、荷重がかかってもほどきやすい。

私の中ではバタフライノットが最も最適と思っている。


どの結びも末端を長めに、固く結ぶこと。
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パーセルコードを分解

2015-05-18 22:24:48 | 裏技 公認
裏技とは、説明書に無い方法のことで、メーカー公認の場合と非公認の場合があります。



パーセルコードは巻きやすく、自作のプルージックコードより強度が高いが、プルージックノットしかできない。
そこでチューブ部分をカットしてクレムハイストやマッシャーノットができるようにした。
縫製部分はテープ巻いて保護したほうが無難

この方法はメーカー公認ですが、チューブカット時に本体を切らないように。
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スパイダルコ レスキュージュニア

2015-05-05 23:19:23 | 装備 ナイフ
ロープ切断用にハーネスにいつもぶら下げているナイフ。
片手でグローブを着用していても刃が出せるナイフはスパイダルコ社のナイフが理想的なナイフ。
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支点作成実例(木に支点を取る)

2015-04-30 12:11:38 | 支点作成方法

2点
固定分散
ラビットノット


3点
固定分散

詳細
エイトノット(特大)、インクノット+リギングプレート

3点
流動分散
エイトノット(特大)
カラビナの掛け方に注意。


作業のことを考えるとなるべく上に支点を取るほうが良いですが、木が細くて折れそうな場合は、根元から別のロープ、スリングでバックアップをとること

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ストレッチャー同時降下と支点作成

2015-04-28 23:00:50 | 訓練 個人的

組み立てたストレッチャーと同時に降下するセット。
リギングプレートは穴数多めのほうが良い(個人で買ってるので穴数多いのがない。)
ストレッチャーは訓練用の自作品。
骨組み状態ですが、板張れば実戦投入できる強度です

流動分散の例

カラビナのゲートは上を向くようにします。
ゲートがロックされているか確認しやすいのと、壁の場合はゲートが出っ張りで押されて強度が低下することを避けるためです

10mm×10mのロープがあると、メインロープを使わなくて済むので救助の時は便利です


固定分散の例
リギングプレートを使う方法

詳細

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無段階式ランヤード

2015-04-24 22:01:46 | 装備 ランヤード

無段階式ランヤード

120cmのアイ加工されたロープにパーセルコード(もしくはセルフジャミングプーリー)で長さ調整できるようにしたランヤード。

このランヤードはセミスタティックではなく、ダイナミックのアイ加工ロープのため、落下係数がかかった場合は若干衝撃を吸収してくれます
(本来はエネルギーアブゾーバーを使用すべき)
ランヤード自体は落下係数2が想定される場合は必ずエネルギーアブゾーバーを使用して下さい

あくまで、支点より若干上に行かなければならなくなってしまった時に墜落した場合、セミスタティックよりはマシ、というランヤードです。

強度は22kN。
プルージック部分は墜落した場合はちょっとなら止まりますが、落下係数が大きい場合は若干滑って、パーセルコードが摩擦熱で融けて止まる実験データがあります。
パーセルが滑った、切れた場合でもアイ加工されたロープで強度が高いので切れることは少ないでしょう。

いずれにせよ、ランヤードを使う場合、落下係数がかからないように使用して下さい。落下係数がかかるのであればエネルギーアブゾーバーを使用すること


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スリングが強度低下する例

2015-04-19 22:41:26 | 支点作成方法
スリングの強度が低下する条件
・濡れた場合
・結び目を作った場合

ガースヒッチで結んだ場合
30%程度低下

ガースヒッチで結んで強く締め付けた場合
40%程度低下

スリング同士を結んだ場合
50%程度低下
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プロフィール

2015-04-18 23:28:52 | プロフィール

1990年生まれ

岩手県山岳協会 指導部理事
岩手アルペンローズ山岳会
南岩手山岳遭難対策委員会 滝沢救助隊

資格
・普通救命Ⅰ
・MFA(上級救命相当)
取得見込み
・山岳指導員(アルパインクライミング)
書類待ち

低山歩きからアルパインクライミング、山岳救助をやっております。

技術的にはメーカー各社、文部科学省登山研修所、日本山岳協会の最新技術を取り入れて、自分の経験上の技術を交えております。

山岳救助隊ではロープ技術教官をしております
教えてほしい方はご連絡ください。
とくに講習料は要りません。

講習実績
・山岳救助訓練での教官
・消防隊員個人への講習
・山岳ガイド試験者の事前講習
など

ロープ技術は年々変わることがありますので、今日言ったことが明日には禁止、ということもあります。要は技術を維持、向上、更新、この3つのことが必要であると考えております

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スリング、カラビナの強度を低下させない支点作成方法

2015-04-18 22:57:55 | 支点作成方法
知っているようでやってしまっている強度が低下するスリング、カラビナの使い方



黒い鉄板は木の断面だと思ってください

このように太めの木にスリングをかけて支点を作成する場合が多くありますが、この場合はスリングの強度は100%ですが、カラビナの強度が低下します

原因としては3方向に引っ張られるためです。
この場合は破断する可能性があります

対処方法としては

スリングを長めのものに変えて、スリング同士が重なるようにして主軸に荷重がかかるようにします

この場合は2方向になるのでスリング、カラビナの強度は100%

ガースヒッチにすれば支点を固定でき、カラビナの強度は100%ですが、スリングの強度が30%ほど低下します
条件が重なると強度はもっと低下します

カラビナを2枚使う方法
スリングの長さに余裕がある場合はこの方法ができます

カラビナ2枚、スリング1本を追加する方法
木にかけたスリングが短い場合の方法

かなり長いスリングにして1周させて固定してカラビナを2枚
可能であればこの方法が最も理想的

2点からの流動分散でスリング、カラビナの強度100%の支点例
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支点作成方法

2015-04-17 21:44:09 | 支点作成方法
支点の作成方法
(アンカーはすでに設置されている、木に巻きつける想定)


このようにガースヒッチで木に巻きつけていると思いますが、強度が30パーセントほど低下します。
濡れるとさらに強度は低下します。

このようにセットすると強度が100パーセント出せます

木が太くて巻ききれない場合はこのように2本使用します

木の直径が大きすぎる、スリングが届かない、アンカーの間隔が広すぎる場合はメインロープを使用します

2点の場合はラピッドノットで作成

3点の場合
大きなエイトノットの輪を作り、結び目にカラビナをかける方法
この場合は流動分散

エイトノットを複数作った場合
この場合は固定分散

直径の大きな木にセットする方法
エイトノットのインラインフィギアエイトノットでセット


この方法を覚えておけばどんな場合でも支点作成が可能です
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