どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

まだ梅雨前線は南にいるのですが

2017-07-07 01:07:28 | 日記

 

今日は快晴だった。ありがたいことに最高気温は29度台で収まった。それにしてもエアコンのない室内での仕事だったのでずいぶん暑かった。外に出て風に当たるとさっぱりするほどだった。

梅雨前線はまだ南にあるから、夏ではない。高気圧といっても北の高気圧なのだがなんでこんなに熱くなるのだろうか。

 

 

九州の大豪雨は、何かこちらに降るはずの雨がたまたまあちらにいってしまったようで申し訳なく感じる。

 

 

先の国会で隠れて提出されていた法案がある。「改正水道法」案だ。水道の管理を民間業者にゆだねることができるようになる。

なんでこんな法案が出てきたかといえば、各自治体の水道局の運営が非効率だとされてきたからだ。で、実際のところ水道屋との癒着なりなんなりが横行していると言われている。水道工事やらなんやらで問題があったと言う。かつて盛岡には水道管は冬季にに破裂するので、家の中に直接引き込んではいけないと言う条例があった。さすがに時代遅れで廃止になったが、古い建物では水道管が外に出ているので、そういったのがまことしやかに言われる。電熱線を巻いて対策できるようになっても、家の断熱処理が完璧になっても条例が改正されなかったのは、水道管の凍結や破裂を期待していたからだと言われていた。おまけにそういった緊急時に対応できるように地区指定業者制度があったのだから、そう言われても仕方がない。

大阪の水道局の話もにたようなものだったと思う。なので民営化の話が出ている。もうすでに広島県と埼玉県、福岡県と熊本県で民営化されている。

だが問題なのは世界的に見た場合、この民営化が成功した例が少なすぎるのだ。そこに不安がある。

だがある意味民営化した水道局でもあるのだ。それが本格的に民営化したところで本質は変わらない。つまり現在も水道局を監視する行政が監視しきれていないから効率が悪くなるのであって、民営化したところで工事入札の価格が厳しくなる程度で本質的な解決には程遠いだろう。

何を言いたいかといえば、日本の水道は安いが故に細々としたコミュニティを作ってきたのだ。その監視体制がないのに、トップを民営化したってコミュニティが本質的に変わることはないのだ。なので民営化ができたとしても、効率が上がることはない。むしろ健康にいい水の供給が求められているとかいって、水道料金が上がる可能性の方が大きい。

ただ水道管の維持管理にAiが入りつつある。この技術が完成すれば(多分なのだが、今の所工事業者の良し悪しまでは判別できないと思うが、配管の質や経年や地形や利用率からの劣化は確実に予測できるようだ)、計画的な水道管の更新が徹底的にできるようになるだろう。ここが最大のコストダウンになるのだ。

だがね、水の供給ぐらいは非効率でも我慢しないといけない。理由はいざという時に分け合わないといけないからだ。その時のために公営化していると考えるべきなのだ。今のところ日本では全くないが、田植えの時期に大渇水が起きたらどうするんだろうね。

地球温暖化の異常気象に備えて、システムを変える必要はない。ただ平時のシステムの効率化のために、水道局を監視させるコンサルタントとして、海外の水道管理会社と契約するのは全く問題がない。

そう、水道には保健所以外の監視体制が弱いのだ。

 

 

夕日が目にしみるぜぇ。