将軍様の手記

道の先へ

秋の廃村訪問記

2008-11-15 23:59:43 | 日常
滋賀の山奥に廃村があるというので行ってきました。

当初の目的地は藤原鉱山だったんですが色々とあって変更。



道中で見つけた車掌車。

分岐を通り過ぎ、河内風穴まで行ってしまった。

ついでなので中に入ってみた。



狭い入口からは想像できない程、意外と中は広くて驚きました。小学校の体育館位はありそう。

引き返し、川を渡って山道を上ると、井戸神社の桂という巨木を見に来る人の為の(?)駐車スペースがある。その周辺一帯が向之倉。廃村です。




駐車スペースから見える位置にある倉。一見普通ですが、



中を覗いてみると



こんな感じ。いつの間にか天窓ができていたようです。


この蔵の周辺には崩れた建物が多い。



元・家の上に巨木が。いったいどんな順番で出来上がったのか…。


山道を登っていくと、墓場に出ました。



なぜか横倒しになった墓石。人為的なものを感じますが…。
単なるイタズラか、何らかの意味があるのか…?


駐車スペースから南の方に行くと、まだ建っている家が。




しかし、裏に回ってみると、



すっかり風通しがよくなっていて、屋根の上に草が生えている。

お邪魔してみると、勉強熱心だった家庭の姿が見えてきました。



30年以上も前、紛れもなくここで生活が営まれていたんですね。


数年前まではお寺も残っていたようですが、見つけられませんでした。

途中、フィールドワークに来ているどこかの教授&学生さん達の集団とすれ違ったんですが、聞こえてきた話だとやはり崩壊が進んでいる様子。

そろそろ完全に、自然に還ろうとしているように感じられる集落でした。


さて向之倉から降りてきて、川の対岸にある甲頭倉にも行こうとしましたが、車止めがしてあって徒歩で登る必要があったのと、時間的・体力的な制約により途中まで行って中断。





秋山の景色を味わって帰ってきました。晴・曇・雨と、山の天気の変わりやすさを実感しながら秋を楽しんだ休日でした。

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