i-Ratの斜目線

何気ない日常の事から時事問題や歴史の事などを眺めていきたいと思います。

国譲りから神武天皇(2)

2017-07-06 17:15:40 | 日記

基本的前提事項(1)
「日本書紀」は「編年体」で書かれた歴史書である。

国譲りのあと、ニニギノミコトが降臨されます。
何のために降臨されたのでしょう? 葦原中国の統治者になるためです。
日本書紀を読み進めてみましょう。コノハナサクヤヒメとの結婚、
コノハナサクヤヒメの出産、そしてニニギノミコトの死。
ニニギノミコトが統治している説話が全くありません。
古事記の方にもニニギノミコトが統治している説話はありません。
この「天孫降臨」という説話は非常に有名であるにもかかわらず降臨後の内容には
納得できません。
葦原中国の統治者になるために降臨したにもかかわらずニニギノミコトの統治に
関する事跡は何も書かれていないからです。
ニニギノミコトは国譲りを受け葦原中国の統治者になるために降臨されたはずです。
そして、初代天皇になるはずでは?
私の立場は「基本的前提事項(1)」ですから、神話的表現だからでは納得できません。
しかし、記述のないものは解釈できません。
以下は、どうしてこのような記述になったのか私の推論です。

出雲から国譲りを受けたのですから、新政権が誕生していると考えられます。
しかし新政権についてはなにも記述がありません。何故でしょう?
「日本書紀」を編纂した政権にとってこの「新政権」の存在や「新政権」とのかかわりが
あったことを記述すると支障が生じることがあるからではないでしょうか、対外的に。
この件に関しては別の機会に書いてみたいと思います。

ニニギノミコトは、国譲りを受けて降臨されたのですから、出雲側ではなく、
出雲から政権を奪った側であるはずです。ならば、なぜ統治に関する事跡の記述がないのか? 
ニニギノミコトが降臨して葦原中国の統治者ならば、ニニギノミコトが初代天皇に即位し、
その事跡が書かれているはずです。神武東征も、神武天皇が自ら赴くのではなく、
家臣を東征にいかせればよかったはずです。

国譲りから以後の記述には新政権に関することが意図的に隠されている。
天孫降臨説話以後の記述が統治に関するものになっていない理由は
国譲りを受けた新政権の存在を隠すため、ニニギノミコトの地位の低さを隠すため
ではないかと考えます。

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