東京は愛せど、なんにもない

たとえあなたがたの思想が敗北しても、あなたがたの思想の誠実が勝利を得なければならない (ツァラトゥストラ)

「大丈夫。私がさせない。」

2007年10月29日 | 日常
この頃は休日も部屋に引きこもりっきりで取り立てて書くことなどなかった。
読書も進んでなかったし。


それで先週、上司と人事面談があり、異動の希望を聞かれた際のやりとり:

まき「いまの部署でやっていることが
   (相対的に)うちの会社で一番やりたいことなので、
   異動したくはないです。
   また、体調的にも今の部署が一番だと考えています」

課長「大丈夫です。(異動は)させませんから。」


久しぶりにこのオヤジカッコいいこと言ったな&それなんてアニメのセリフ?と思った次第。



頼もしい言葉も聞けてあと五年くらい今の部署で塩漬けにされるのも悪くないな、と自分しかわからないような名前のフォルダとファイルを共有フォルダにポコポコ粗製乱造し始めたところで今朝・・・



部長「急だけど、異動。」


ぇぇぇえええええええええええ・・・・俺、異動何回目だよ。
だいたい、うちの会社は2から3年で部署異動するという目安なんだけど、俺の場合、2年半(30ヶ月)で4部署目だよ。
どんだけ盥回しなんだ・・・


次の部署はデリバティブセクション。
クルクル回ってるところでまた働きます。


今までみたいに5時半帰宅・・・ってのは無理なんだろうな(泣)。
職場でブログも見れないって言うし、今と違ってまた現場の一兵卒からやり直し。
テンション下がるわー。わー。わー。

松山東高同窓会告知

2007年10月24日 | 日常
日時:2008年1月3日(木)
   18:00~20:00

場所:松山全日空ホテル

会費:4000~5000円


裏話をすると帰省の往復航空券を買ったのさ。
そしたら1月5日までは買えないから、4日の便で東京に帰れとか代理店が言うの。

まぁ値段もそれなりだったし、愛媛で用事なんてないからいいや・・・
・・・げっ!あ!同窓会!

で、寝る瞬間(22:06)に思いついて星乃岡にメールした次第。
さっそく手配してくれて有難いねー。

もつべきものはマトモな友ですな。

ユダヤ人の初音ミクはなんでもツンデレのせいにするな

2007年10月18日 | 考え事
本エントリーは以下の4セクションで成り立っています。
単独で書くほどのネタがなかったのでな。

1、「龍樹」(中村元)を読んだ。
2、なんでもツンデレって言うな(笑)。
3、なんでも初音ミクに歌わせるな(苦笑)。
4、なんでもユダヤ人のせいにするな(怒)。



1、「龍樹」(中村元)を読んだ。

本を駄作、良作、名作にわけるとすると基本的に私は駄作と良作しか感想を書かない。

例えば「春琴抄」や「天人五衰」の感想文は書けない。

天人五衰を読んで感じた意識を明確に言語化する・・・
春琴抄の美しさ・愛しさ・悲しさという美意識について語る・・・
名作は、私の如き人間が中途半端な感想を書くことによって汚されてしまうような気がするのだ。

今回読んだ「龍樹」もそのような著作であるので、具体的な感想は省く。
最高の仏教学者が書いた、最高の大乗仏教者についての解説書である、とだけ書いておこう。
天人五衰と仏教思想についての接点の学習も深まり、おいおい、この本で学んだ成果が発揮される機会もあると思う。



ところで、以前から書いているように私の父はキリシタン(以下:耶蘇)だ。
しかも、原理主義。

だいたいにおいて耶蘇が一般日本人を下に見ていることと父親への反発から
(日本ではインテリほど耶蘇である傾向があるが)私は仏教に傾倒している。

とはいえ、聖書が一言一句正しいと言い張る父のような正しい馬鹿(褒め言葉)を、実は宗教者として高く評価し、尊敬している。

最近の耶蘇はなんとなくイメージでカッコいいと思って耶蘇をやっているようなのが多すぎる。
宗教は危険で、信仰は狂気であることをもう少しちゃんと知ったほうが良い。
(以下、京都:伏見稲荷編が完成したら書きます)



2、なんでもツンデレって言うな(笑)。

まぁ、この件に関しては生温かく見守っておりますが。
最近ツンデレの範疇が広がったなおいおいww・・・と言う話。

例えばこの事案とかこれとか(こうやって書いている切込隊長自体が(多分ネタだが)ツンデレとしてコメント欄でいじられていたり)。
最終的には「ラスコーリニコフが殺したババアはツンデレ」ってコメントを見てまぁ、前後不覚になるくらい笑い転げてしまいました。

ちなみに、某アニメを見るまでツンデレの正しい意味を知りませんでした。
知らないほうがいい真実と言うのはこれのことか(笑)。


3、なんでも初音ミクに歌わせるな(苦笑)。

これこれを見ていただけるとどういう状況かわかっていただけよう。

で、まぁさすがにもうメジャーになりすぎていまさらここでいじったところで美味しくあるまい、と思い、このネタは封印していたのだ。

ところが、であるアッコにおまかせで取り上げられ、その取り上げられ方があまりにも酷いということでとんでもないことになっていると言う状態。

・・・で、俺が最初に驚いたのはテレビで紹介されるほど初音ミクはメジャーじゃなかったと言うこと。

会社でのネットライフにカジ速、はてなブックマーク、切込隊長ブログ、池田信夫ブログ、404 Blog Not Found、livedoorニュースが完全に入り込んでいる私にとって、「テレビはもう終ったメディア」であり、「これからはニコニコ動画とyoutubeが映像を、ニュースサイトが情報を、ブログが時節解説をする」というのは「誰もが知っている常識」だった。

だから今回の初音ミク騒動で驚愕したのは、初音ミク、「俺の嫁」表現が一般的でないということ以上に、テレビ視聴者の大多数がおそらくネットなんてどうでもいいと考えているのじゃないかという事実だ。

・・・ここから出される結論は、これからも日本人の情報・意識はユルユルダラダラ独占放送のテレビに支配され続ける、ということ。



4、なんでもユダヤ人のせいにするな(怒)。

先日、友人に会うと大真面目に神道=ユダヤ起源説について説明されて目眩がした。
しかもソースがテレビ東京。

四半世紀生きて、日本で5本の指に入る大学を出て、
結局お前のソースはテレ東か、と。

ユダヤと言えば、おなじみゆんゆんベンジャミンなわけだが、前述の彼曰く「俺が言っているのはユダヤ起源説でユダヤ陰謀論じゃない!」とのこと。


ますますダメじゃん。
たとえば世界経済にユダヤ系財閥が大きな力を持っているのは事実であるし、
それだけ大きな力があれば常識的・戦略的に動いていても「陰謀」と言われるような要素を孕むかもしれない。
そういう意味でユダヤ陰謀論はイタいけど、ウソじゃないかもしれない。

でも起源説って・・・
紀元前にユダヤがどれだけ弱小民族で中東の端っこの方でギリギリ宗教だけで生き残ったと言う事実をどう認識しているのだろうか。

キリスト教ですら結局はローマの遺産を換胎奪骨したもんなのだから、
ローマの端っこのユダヤ属州がどれだけの文明力を持って日本までその神道の原型を伝達したのだね。

馬○の相手は疲れる。
彼はもう少しまともな人間だと思っていたんだがな。

「日米開戦の真実 大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く」(佐藤優)

2007年10月16日 | 感想
本書は大川周明による1941年12月のラジオ放送を元にした「米英東亜侵略史」と、それに対して鬼才・佐藤優が現状の世界情勢を踏まえて解説するというものである。

大川周明といえば、偉大な思想家としてよりも、
東京裁判で東条英機の頭を叩いて不起訴になったセコいヤツ、という認識の方が強いのではないか。

私も以前、松本健一の本などで存在は知っていたのだが、いまいち実像を掴みかねていた。
(ちなみに松本健一が評伝にする人物たち自身は非常に魅力的だが、全部において松本の書き方がつまらな過ぎる。松本は事実関係だけに終始して、思想のダイナミズムを汲み取れていない―つまり頭が良くない―のだ。松本以外の人物が同じ人たちを評伝にすれば私はきっと大喜びで読む。)


真珠湾攻撃当初の熱狂をよそに、「戦前」という言葉から我々が想像できないほど理知的で説得的な大川の口語りが現代に蘇ったことはとても大きな意味を持つ。

佐藤の言うとおり、大川の筆致を見る限り、大川が極東国際軍事裁判に出廷して日本の正当性と米英の不当性を訴えたなら米英の大義と日本の大義を互角に持っていっただろう。

まず、大川の部分に関して言えば、世界史を一通り学んだものにとっては常識的な議論ばかりである。
ただし、我々が忘れがちな「欧米による東アジア進出を(結果的にせよ)阻止した日本」という図式がある。

しかし、この議論を敷衍して出てくる「アジア解放のためのアジア一時占領」という日本の論理は、佐藤の指摘を俟つまでもなく、他国に受け入れられる性質のものではない。

戦前の京都学派が陥ったこの論理の罠に対して、
「東アジア共同体」という枠組み自体が不可能であると佐藤は指摘する。

私はこの指摘に全面的に同意する。

また、大川の天皇観について「多元世界を担保する普遍的原理」とし、大川を日本のアジア征服、排外国粋主義などと無縁の存在として、多元世界のなかでの各文明圏の棲み分けを主張した人類共存の思想を提唱したと評価する佐藤の力量はさすがと言える。


・・・本書で惜しむらくは、北畠親房と大川周明という稀代の思想家たちを取り上げて有終の美を飾れるはずにも拘らず、藤原正彦の与太話を真に受けたり、アメリカ=新自由主義=弱肉強食=普遍主義といったあまりに単純な理論構成に陥っている部分である。

佐藤が擁護するする「日本」という文明圏の素晴らしさは、古来はインドの仏教、中国の律令体制・儒教・漢字、近代の法制度・科学技術といった「普遍主義」の産物を独自の形に取り込み、発展させることに成功したことに尽きるのだから。

しかし、佐藤ほどの論客でもこのような一段階論理の罠に陥ってしまうことは悲しいが、それだけ、普遍と独自の融合という私自身の課題が
ますます重要さ、緊急さを帯びてきているということの証左でもあり、非常に励みになった。

とはいえやはり、これらの部分はカットしておいた方が後世の評価のためによかった。
佐藤優は外交を語らせたり思想を解説したら一流だが、政治経済現象の記述が稚拙であることを編集サイドも正確に認識しなくてはならないだろう。

伝染病の恐怖

2007年10月11日 | 日常
日夜、世界的、国家的、たまに個人的な数々の問題を憂えている当ブログだが、
本日取り上げるのは地球人類を破滅に追い込みかねない恐ろしい伝染病だ。

しかも、恐るべきことに私の友人にも数人発症している人間がいる病だ。


古くはヨーロッパの人口の三割の生命を奪ったペスト、
現在でも世界中の貧困層を脅かし続けるインフルエンザ、
世界中を蝕み続ける特効薬のないエイズ。

人類の歴史は常にこれらの伝染病の恐怖とともにあった。
そして、これからも人類はこれらの病原菌と戦い続けなければならない。


また、病原菌は人間固有のものではない。

西アフリカにおいてなんらかの生物を宿主にしていたエボラ出欠熱の脅威は、映画「アウト・ブレイク」などとともに生々しい。

また、最近においては鳥インフルエンザというものもあった。



今回、私が驚愕した伝染病は、なんと日本発祥で、特効薬が存在しないものである。
人類だけではなく、他の哺乳類に感染するということが判明した現在、世界はどのようにこの新たな人類の脅威に立ち向かっていけばよいのだろうか。

私に安直な解決法は思い浮かばない。
しかし、せめて我々人類を破滅に追い込みかねないこの病原菌に対しての警告をささやかながらこのブログの読者には与えておかねばならないという責任感によって今回のエントリは書かれた。

諸氏、気をつけられたし。


忘れていたが、この病気の記事のリンクを付けておこう。
この恐ろしい病を一人でも多くの人間に知ってもらうために。













---------------以下、記事全文-----------------------------
(MSN産経より)

ブルセラ病の疑い乳牛見つかる
2007.10.11 13:51

このニュースのトピックス:感染症
 福島県郡山市保健所は11日、県内の畜産農家からブルセラ病の疑いのある乳牛1頭が見つかったと発表した。この乳牛から取られた乳は酪王乳業と県酪農協同組合のタンクに他の乳と混ぜられ、約176万パックとなって東北・関東の東日本全域に出荷されていることも分かり、全品の廃棄と自主回収を行っている。

 同保健所によると、自主回収の対象は、3~10日の間に製造された牛乳(賞味期限11~18日など)、ヨーグルト(同19~25日)など。

 ブルセラ病はブルセラ菌による伝染病で、牛、豚、羊などに感染すると流産を引き起こす。ヒトに感染すると発熱などの症状が出るが、抗生物質で治療できる。ブルセラ菌は牛乳製造時の通常の殺菌方法で死滅し、出荷時検査も行っているため、健康被害はないという。

京都に行きます

2007年10月04日 | 旅行・帰省
会いに行くわ 汽車に乗って♪
(KYOTO/ジュディマリ)

相変わらず表題通りなのだが。

頭の中が完全に「ハレ晴レユカイ」BGMで構成されて頭痛と腹痛にのた打ち回っている状況の俺では、週末の京都に対して失礼な気もする。

もし時間があれば尼崎の幼馴染に会うのもいいね。夏以来だし。

京都に関しては言いたいことが多すぎてここでは言い切れないので、とりあえず告知まで。

同行者がどのくらい自由行動を許してくれるんだろうか・・・不安だ。