石坂久のマン・管逆転合格マニュアル ブログ版

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マン管ラプソディー(16)緊急動議は成立するのか?

2017年04月17日 | 石坂久その他
マン管ラプソディー(16)

総会の場でいきなり議案を出して多数決を決めてはイケナイ!(区分所有法37条1項)

集会(総会)の場で、誰かが突然「大規模修繕やろうぜ!」と言い出し、決議をしたら決定してしまった場合、その決議は有効なのかというお話しです。

これは「緊急動議」と言います。
原則、無効です。

例えば規約を変更し、ペットの飼育を禁止しよう!などという場合、

ペットを愛する人たちはその議案が招集通知に記載されていれば総会に出て、意見を述べたり反対票が入れられたりできる訳です。

つまり、緊急動議を認めてしまうと、区分所有者や居住者に不公平な事態が起きる訳です。

そこで、区分所有法37条1項には、集会においては予め通知した内容についてのみ、決議が出来るという規定があります。

但し、規約で「普通決議」の内容のものに関しては緊急動議可能とすると定めることも出来ます。


ちなみに区分所有者全員の同意があれば、招集通知なしで総会(集会)の開催が出来ます。

この場合は招集通知が不要の集会なので緊急動議が出来るのです。

では、総会(集会)に区分所有者全員が揃ったような時は緊急動議が可能なのか?

というと、

純粋に区分所有者が総会に全員出て、
全員が緊急動議に賛成すれば、緊急動議も可能になります。

委任状込みでの全員出席になると緊急動議は出来ないと考えた方がいいです。

委任状を出した人は、その招集通知の内容において議決権を委任したので、緊急動議内容が事前に招集通知に記載されていたら、反対したかもしれませんから。

いずれにしても、

せっかくみんなが集まったんだから決めちゃおうぜ!というのは出来ません。

これからマンションの総会が多くなる時期です。

区分所有者の皆さん注意しましょう。



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