味わいジョンスコです。
こういうスタジオ物はハッチャケた演奏は少なくなりますが、企画の軸がしっかり通っているといつもと違ったところにスポットが当たって作品の存在意義が明確になりますね。
今回はこのメンツにしてバラード集ということで、すこし拍子抜けしつつ期待も高まりました。
そして内容はいつものギターながら、繊細な所までいつも以上に耳が行くようになっていてとても向き合い易い作品になっています。要は何を聴くアルバムなのかが明快です。その上でバックの的確な仕事も楽しめるという塩梅です。こういうものはライブでは絶対望めない。そういう意味でも重宝してしまいます。
ちなみに個人的なサイドメンとしてのLarry Goldingsのベスト仕事はMadeleine Peyrouxのデビュー作です。
この作品の素晴らしい音世界はLarry Goldingsの功績で、かつてのRichard Teeを思い出してしまいました。
前から好きでしたが、本当に好きになったのはこのMadeleine Peyroux盤からです。
よって今回の采配はBrian Bladeも相まってドンピシャなのです。そういえばScott Colleyもいる、なんていう具合に贅沢な作品です。今回はピアノが多く、正直Madeleine Peyroux盤程の活躍は今回ありませんが、それでもやっぱり良い仕事をしていると思います。
このアルバム、案外ボーっと聴いていると響かないんですが、ヘッドホンなんかでじっくり対峙すると気持ちが良い作品です。
バラード系って逆が多い気がするんですが、これは中身が詰まっているということでしょうか。それでいて緊張感がありすぎるってわけでもないんですが。いずれにしても永く付き合っていけそうな好盤です。
John Scofield/Moment's Peace
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1.Simply Put
2.I Will
3.Lawns
4.Throw It Away
5.I Want To Talk About You
6.Gee Baby Ain't I Good To You
7.Johan
8.Mood Returns
9.Already September
10.You Don't Know What Love Is
11.Plain Song
12.I Loves You Porgy
John Scofield-guitar
Larry Goldings-piano,organ
Brian Blade-drums
Scott Colley-bass
2011年作品
既成曲の演奏も滅茶苦茶カッコよかったです。
ゴールディングスのベスト仕事は、わたし的には同じくジョンスコとの共演盤「Trio Beyond/Saudades」ですね。
ディジョネットも含めた3人のアグレッシブなプレイには完全にやられてしまいました。
かなりのお気に入り盤となっております。
トラバありがとうございます。
ご無沙汰していて、すみません。
このアルバムは、わたしには予想以上によかったです。
むかしなら半年たべていける感じでした。
ジョンスコの歌心で心が満たされていく感じでした。
あの、トラバしたいんですが。。
こんばんは。「Trio Beyond/Saudades」、ずーっと入手しそびれてます。ことあるごとに思い出すのですが、アグレッシブなゴールディングスってあまりイメージ涌きません。やはり聴いておきたいですね。
どこを切ってもですよね。その辺りも歌ものっぽいこの作品の特徴な気がします。あとゴールディングスはやっぱり良いと思いました。
こんばんは。いままでに無く真面目にジョンスコのプレイそのものを聴いています。有り難いセッティングの作品という印象です。
トラバですが、入りませんかね、、、。うーん。お時間ある時に懲りずにお願いしますね、、、。
http://blog.goo.ne.jp/hyyh1113/e/cfcd903f5d33f050c7c8fa760915705d#comment-list
よろしくおねがいしますね。
で、トラックバックアドレスを携帯からではコピペできないんです。(~_~;)
で、トラックバックアドレスを教えて欲しいのです。m(_ _)m
なるほどです。トラバアドレスでしたね。失礼しました。ここに貼ります。
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/cfcd903f5d33f050c7c8fa760915705d/d1
皆さんの評価をちゃんと聞き入れておけばこんなに時間はかからなかったのにねぇと思ってしまいますが,それにしてもこのジョンスコ,「味わいジョンスコ」という表現がまさにぴったりですね。素晴らしいです。
ということで,TBさせて頂きます。