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ブログは生き様を表すか |
○谷さん(出版関係) 2007年1月6日
ブログ拝見。リズム(変化)があって、ついつい、全部目を通してしまいました。
① なかでも、ダイビングの話は、すべてが いい呼吸で書かれているな、と感じました
とりわけ、珊瑚の産卵のところがぼくは好きですし、いいと思います。
② 「授業記録」はわかりやすく提供されていますね。
自己評価の部分があるのが、また有意義なのだと思います。
この自己相対化あるいは内言がちょこちょこ混じる文体(テキスト)に、
**さんのブログのよさの1つを感じます。
授業の内容面(方法論・読みの角度など)については、
なぜ?どういう意味?と感じるところは、もちろんあるのですが(昨日の俳句の論議と同様に)、
それ(注:方法論の論議等)については、
ネット上でのその手のやりとりはまだ未成熟だ
とぼくは考えているので、また、お会いしたときの機会があるときにでも!
③ TOSSセミナーでの初めての模擬授業のシーンからも緊張感・臨場感がキーンと伝わってくる。
これはうまい!
というか、よく、行きましたね。ほんとうに。
こういうことを「命がけの飛躍」というのだろうか。
④ 発達障害の子供たちの指導は、
ようやく、動きが学校教育の表にでてきてきたような印象がありますね。
引き続いての実践的な研究を期待しています。
ことばの学びの領域(仕事)で、この課題とどうかかわっていけるかを考えていかなければと、
漠然とですが思っているところです。
昨日の、**さんの、○部さんへのサジェスチョンは、説得力がありましたし、
ブログにおいても、**さんの思いが伝わってきました。
⑤ それから、これは飛ばし見しかしてませんが、4月のスタート時の行動確認・実行の段、
「黄金の三日間中学校」には鬼気迫るものがありました。
一種の「マニュアル」であるはずなのに、
一人の人間の「生き様」があそこには表出している。
教師という(とんでもない)仕事が有す(べき)
意志、ねがい、責任、恐ろしさ、信念、プライドといった念が、
ずしりと伝わってきます。
教員全体のレベルアップの転機としては、
団塊の世代と新人との入れ替え時がねらいめなのかもしれませんね。
少なくとも、会社という小さい組織で考えれば、
沈滞気味の企業の大部分はそう考えているという意見には、実感を持って頷けます。
⑥ 追伸:大阪の模擬授業、発表などは、大阪弁なのかな?
→ここに社会言語学的な興味あり。
加えて、コミュニケーション論としても最近関心があるところですが、
TOSSでは、あるいは伊藤さん自身は、
指導者のアクションとして、
「教えること」と「演じること」との関連性をどう考えているのでしょう?
また、学習者の行為として、彼らが授業内で「演ずること」を、
「本心・本音を言う」「見栄をはらずに・他人の目を気にせずに言う」ことなどと比べて、
どう評価しているのでしょうか?
こんど、機会のあるときにでも、お話聞かせてください。
(返信)**です 2007年1月7日
○谷さんに又会えるようになってうれしいです。
ブログについて。便宜上、番号をつけさせてもらいます。
①ダイビング。
「いい呼吸で書かれている」という表現は○谷さんでないとできませんね。
ダイビングの文章は自分でもとても好きです。
自分の感動が本物なので文章にも表れているのが分かります。
あれを書いたのはちょうど10年くらい前で、何かに憑かれたように書いた覚えがあります。
「珊瑚産卵」がいいとは渋いです。一番読まれているのは、「イルカ」です。
②授業記録。
「自己相対化・内言」ってパソコンが変換しない言葉ですね。試しに書き込んでみました。
理由は、事実を曲げずに書く、ためです。
失敗の発問を書き換えるか少し考え、やめました。
事実を記し、かつ次の授業に役立つようにしなければなりません。
教材研究は全く足りません。自覚しています。
③TOSS模擬授業。
「命がけの飛躍」ってほどではないですけど、勇気は必要でした。
誰ともつるまず、一人で挑戦したのは良いことだったと自負しています。
僕は、漫画でも映画でも一人で戦うヤツが好きなのです。例えば矢吹ジョーとか。
④発達障害。
僕のブログの目的は「教師の仕事は授業にあり」と主張することです。
そのための切り口が 「普通教室における発達障害への正しい対応」 を広めることです。
教師の多くが、授業中にどう対応したらわからなくなって失望し、
授業の勉強をやめたり、授業以外のことで自己実現したりしようとします。
2006年の終盤にパワーポイントで「普通教室における特別支援教育」について資料を作り、
教師向けに説明する機会を得ました。
このブログも、ホームページを作り「発達障害の知識と対応技術」を伝えるための第一歩です。
⑤黄金の三日間中学校。
「鬼気迫る」と言って頂けて驚きです。
「黄金の三日間」はご存知のとおり向山洋一先生の造語であり概念です。
ブログの学級経営案のほとんどすべては○間先生に教わり一緒に何年も勉強した結果です。
四年前くらい前に職員室で
「黄金の三日間っていう言葉があるんだよ」と言ったら、
「またまた冗談を」と言われました。四年前にですよ。呆然としました。
今はさすがにうちの学校では常識になりました。
が、おそらく市内で「黄金の三日間という言葉と重要性」を知っている人はとても少ないのです。
だから、伝えなければならないのです。
⑥指導者のアクション。
「教えること」の中に「演じること」は内包されています。
授業者・担任の仕事は「脚本・演出・監督・役者・道具作り」すべてを含みます。
力のある人なら、他の教師集団や地域に住む人・保護者を
「プロデュース」することも仕事になります。
演じることなしに、教えることはあり得ません。
「素=す」で演技する役者はいないのと同じように。
2007-01-09 21:32