お休み前のBLOG。

息抜きの海外旅行にも行けず、特急ひたちで東京と浜通りを行き来する平凡な日々を描くブログです。

プロジェクトチームの打ち上げ

2005-07-01 | ソウルな日々

 いよいよ、予定のプロジェクト期間も終わりに近づいて来ている。現場でのさまざまな取り組みが徐々に成果を上げている(ところもあれば、そうでないところも当然ある)。今日は、お客さんプロジェクトチームとの最後の打ち合わせ。社長への報告をどうするかを決める打ち合わせになる。
 成果の確認を終え、今後の方針についての認識あわせが終わり、後は我々中心に報告資料を作って社長や経営陣に報告するだけになった。
 そうなると重要なのは「宴会」である。お客さんの新しい本社のそばに有名な店があるらしい。時間になったら店のマイクロバスが迎えに来るとのこと。マイクロバスに積まれて店へ。近いという話だったが、結構時間がかかる。20分ぐらい走ったところで、片側2車線の道路が終わり、ロータリーになっている。路線バスもあちこちに止まっており、どうやらちょっとしたターミナルのようだ。で、この先はどこへ?車は、日本でも温泉街にあるような歓迎ゲートをくぐり、いきなり山道に入っていく。京都の高雄とか東京だと奥多摩のような風景になる。沿道にはキャンプ場ならぬ、料理屋がいくつか立ち並んでおり、秦野の大山ケーブル下のような雰囲気だ。やがて一軒の店の駐車場に入ってマイクロバスは止まった。店、と言っても渓流沿いに大きなテントが張りかけられており、その下には床几がおいてある。京都の貴船の川床料理の簡易版といったところだ。地名は牛耳洞(ういどん)といい、ソウル近郊で野趣豊かな料理を食べさせるところとして有名なのだそうだ。
 料理が出てくるまで、その辺を探検する。床几のすぐ脇には渓流があり、今日のように暑い日には涼風が気持ちよい。それぞれの床几には、何と花札が常備されている。早速花札に興じる人々。ゲームのルールは日本のそれと変わらない。というのも日本時代に持ち込まれたものなのである。オイチョカブね。札の柄も日本と変わらないが、「あをによし」「あ可よろし」はさすがにハングルで別の言葉に代わっている。ただし、傷まないように札はプラスチック製だ。引いたときに指先でくるっとひっくり返すのがちょっとやりにくいかな。
 料理は8人がけ用の大きなテーブルに盛られて、厨房のある建物から兄ちゃんがテーブルごと持ってくる。すごいなぁ。躓いたら一巻の終わりだ。床几の上には緋毛氈ではなくござが敷かれており、その上にテーブルが載ることになる。驚いたことに、カセットコンロまで一緒に乗っている。その上の焼肉や鍋はさすがに別途やってくる。
 焼肉やプルコギ、鍋を適当に頼んでもらっていたようで、早速宴会が始まる。当然山のような眞露である。室内の宴会と違って開放感があり、酒も進む。すっかり満腹になって山を降り、ホテルへ戻る。やはり、こっちの人はこういう遊びも含めて、遊び上手だなと感心した。

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