動物への姿勢-04 〜日本の伝統的な動物観〜
(前回記事からの続き。日本の心を伝える会・メールマガジンの転載です)
京葉線沿いの東京湾には、いくつかの干潟があり、渡り鳥やら水鳥の恰好の餌場となっています。
水鳥の数は、半端ではありません。そのすぐ近くを通る京葉線。
波間にプカプカ浮かんでいた水鳥は、電車の轟音に驚いて一斉に飛び立ちます。
鉄橋をねぐらにしている鳥もいる。
そして不幸にも、一部の鳥は、逃げる方向を誤って、電車に激突します。するとピンク色の肉片やら血しぶきが、運転席のガラスに残る。
戸辺さんの救助の記録が、レポート用紙を埋めていきます。
コサギが激突した。
キジバトが連結器に突きささっていた。
同じくドバト、セキレイ、モズ、カルガモ、キジバト、オナガカモ、ムクドリ、サギ、スズメ、セグロカモメ、ウミネコなどなど、さらに海浜幕張駅では多くのドバトが電車と衝突していました。
死んでしまった鳥たちは、博物館の研究や資料に提供します。一方で、戸辺さんは、故郷の土に埋めて供養もした。
ある日、ウミネコを保護します。近くの動物病院で、骨折していた左の翼を切断した。そして治療。
自宅は狭くてとうてい保護出来ません。
このときは幸いなことに、「行徳野鳥観察舎」の協力が得られました。ここには、傷ついた鳥が沢山届けられていました。
「行徳野鳥観察舎」は、昭和五十年に新浜の一角に建てられています。
野鳥観察舎には、蓮尾嘉彪(よしたけ)/純子夫妻をはじめ、数名のスタッフが、野鳥観察をしながら傷ついた鳥の治療をしてきていました。
嘉彪(よしたけ)さんは、獣医です。
届けられる傷ついた鳥を、自ら糞まみれで治療しリハビリを行い、助けていたのです。
(次回に続く)
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