横浜は前節ベンチ外だった中里がスタメンで出場し、他は同じメンバーとなり、3-4-2-1の布陣で挑んだ。現地の体感温度は30度を超えたようで連戦の疲れもあり難しい戦いになった。イバへのマークが厳しいこともあるが、途中で動きが悪くなっていたような気がした。
ゲームは前半に岡山が2点を獲り横浜としては厳しいゲーム展開になった。簡単にクロスを上げさせたり、FKでの守備の甘さから失点したが、後半に大久保を投入してから明確な戦い方になり、徐々に岡山を押し込む場面が見られた。
右ウイングバックで出場した新井がプロ初ゴールを挙げた。守備面で不安を感じるものの今後に期待を持たせてくれた。アシストした田所の攻め上がりとクロスボールは得点に繋がり、大久保も岡山守備陣を引きつける動きができていた。サイドの揺さぶりは得点に繋がるし、このようなシュートシーンを増やさないといけないと感じた。永田の不在は痛く、チュングンが生きていない。その結果、チームとしてのスピード感とダイナミックさを無くしてしまっている。
ここ数試合観て思ったのは、各チームがビルドアップ時に西河にボールを持たせるような動きをしている。西河は単調なボール出ししかしないので、新井との繋ぎ部分を突いてきている。当然、次節の名古屋は狙ってくるはずなので、佐藤を経由したボール運びと連動した動き出しを増やすべきだろう。
今後の夏場の連戦を考えると、イバを無理してスタメン出場させるのは体力的にも厳しくなるので、ターンオーバー的な起用方法をするべきだろう。そろそろ増山が出てきて活躍してもらいたい。