ぶるーすのつぶやき

横浜FC、ハワイ・横浜のことや身近な出来事などを不定期に書きます。
書いた内容は、私ぶるーすの個人的な見解です。

【第38節】VS 町田戦

2017-10-21 | 横浜FC

 横浜奥寺康彦暫定監督が選択した布陣は、前節をベースに右サイドバックには負傷明けの藤井(治ったんかい?)、CBは引き続き楠元、CFに大久保が配置された。不吉さと根拠のない個人的な期待感が混ざった中、相馬町田に挑んだ。

 ゲームは、開始30秒あたりでチュングンの折り返しを大久保がポストキープし、反転しながらシュート。しかし、GK正面でキャッチされた。いきなりのチャンスに好感触があった。チュングンのクロスは少しずれてしまった。しかし、前半3分あたりから、レアンドロ・ドミンゲスがバイタルエリアでボールを奪われてしまい、相手の左サイドからのクロスボールを吉田にヘディングシュートを決められて失点してしまった。楠元が全くクリアせずにボールウォッチャーになったところでのヘディングによる失点なので非常に悔やまれる。藤井が出場できるのなら藤井をCBにすればいいじゃんと観戦中に思ってしまった。

 9分50秒ぐらいのところでバイタルに出されたボールと選手に対して楠元がチェックしているが、ボール奪取にいかずボールに触れていない。危ない場面を作られてしまった。これに近いプレーが複数見受けられるので楠元の守備力には疑問がある。これは今に始まったことではなく、以前から散見されたプレーである。カルフィンであれば何もなかったかのように対処しているので気づきにくいが、単純なスキルの無さでチームを苦しくしてしまっているという感想だ。しかし、前半12分のセカンドボールの奪取は良いポジショニングだったと思う。ここまで書きたく無かったが、気になっていたのであえてつぶやいた。

 前半19分に両サイドによる攻撃の繰り返しで、野村からのカットインと見せかけたクロスボールを大久保が身体を投げ出すヘディングシュートでゴール。野村の動きは秀逸だったし、これに合わせた大久保は良いプレーを見せてくれた。奥寺監督の大久保起用はハマっており、前節における中田前監督の津田スタメン起用が非常に悔やまれる。

 前半43分のレアンドロ・ドミンゲスのFKからの楠元のボレーシュートは相手GKに防がれたが質の高いサインプレーで楠元の攻撃力の高さが見られた。大久保がダミーになるので良いバリエーションのセットプレーだろう。

 後半は、両チームともコンパクトなサッカーでお互いに仕掛けた。61分にPA付近からのシュートを藤井が中央へ絞ってからのクリアでピンチを防ぐ、63分にはPA内左よりをチュングンがドリブル突破してのシュートは相手GKがファインセーブ。その直後に藤井が森村を引っ掛けてしまいイエロー。藤井は累積4枚になり次節の京都戦は出場できなくなった。

 68分に華麗な連動したワンタッチプレーから、大久保が流し込み美しいゴールが決まった。左サイド田所から、レアンドロ・ドミンゲス→チュングン→レアンドロ・ドミンゲスから大久保が決めた。間に入った野村も効果的な動きで好フォロー。横浜の今季ナンバーワンと言っていいほどのゴールだった。2得点ともドイツ指向のサイドアタックが形になったと思う。奥寺監督としては狙い通りのフィニッシュだったのではないだろうか。

 70分ぐらいから町田が2枚替え、横浜は野村アウトイバインで、イバと大久保のツートップになる。レアンドロ・ドミンゲスが右サイドハーフになり、チュングンは左サイドハーフに変わった。その後に中里、佐藤のミドルシュートは枠を大きく外れ、佐藤のスルーパスをフリーになったイバがクロスバーを大きく外すなど勿体ないシーンが続いた。78分に大久保が自陣からスペースにクリアしたボールがカウンター気味になり、レアンドロ・ドミンゲスのスルーパスをイバが相手GK正面にシュートを放ちゴールにならなかった。以降は町田も決定的なフィニッシュがゴールにならないと見どころのある展開が続いた。

 83分に、大久保に代わり前嶋が投入された。ここからゲームが動いた。楠元のクリアが左サイドにボールが行ってしまい田所が大谷に競り合いで負けこのヘディングがクロスボールになり、中島が頭で繋ぎ(スルーにも見えたが)戸島にボレーシュートを決められてしまった。結果的に奥寺監督は持って無かった。失点後、イバとレアンドロ・ドミンゲスを中心とした攻撃でシュートを連発するが、相手守備陣にブロックされてゴール出来なかった。ゲームは2-2の引き分けで終了した。横浜は以前からだが、カウンターを受け過ぎ、ボランチのところで対処はできないのだろうか?という疑問がある。

 ゲーム全体を通じて、ドイスボランチの佐藤と中里がボール奪ったり、身体を張って攻撃を防ぐ場面が少ない。以前からの課題であるが、持っている能力が異なるのでなかなか改善はできないだろう。中里に関しては、危険察知能力が向上しているものの、フィジカルが弱い印象がある。また、町田のプレーで良かった点として、ハイボールへのアプローチが的確で高さもあった。これは横浜守備陣より優れていた点といっていいだろう。それでも大久保が空中戦で1点目を決めたわけだから、この大久保のスタメン起用は正解ということになる。

 生観戦したときはゲームの印象が悪かったが、VTRを見直すとそれほど悪いゲームでは無かったと感じた。両チームとも良いパフォーマンスを見せてくれたと思う。しかし、この引き分けは下手だから勝ち点2を失ったし、勝てなかったのはダメージが大きい。決めるときに決めるのは前から同じで、カルフィンが出れない状況ではRun & Gunにして積極的に得点を取り続けるしかないだろう。あと、ルス元監督がイバではなく、大久保をスタメンで起用する理由が分かる気がした。イバは博打的なワンプレーがあって細かいミスが多すぎるし...でも得点王候補でイバへの信頼は変わらない。イバと大久保のツートップもありかと...時間帯によってはレアンドロ・ドミンゲスと3人で攻撃させて、他の選手は守備中心とか、臨機応変にしてもなんて思ってしまう。

 ゲームとは関係ないが、功作がベンチにいなかった。S級ライセンスの受講だったのかな?と。

 次節の京都戦も生観戦する予定です。

 

 



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