農家だより

脱サラ20年、好きな百姓で暮らしがたつ。
苦労と喜びを野菜と一緒に届ける「畑ごよみ」が、お客さんと私達をつなぎます。

畑ごよみ 5-2

2012-05-21 | 2011

 じゃがいもの花
         じゃがいもの花 

僕は、暑い気候が好きです。太陽がギンギンに照って、肌をチリチリさせる位強い日光が好きです。寒い気候は大嫌いです。寒い時はこたつに入って丸くなるのが、一番だと考えています。ですが、暑くなってくればくるほどに、畑の仕事は追いつかなくなり、休むに休めない状況が続きます。体力のコントロールさえできれば、夏は僕の得意な季節なのですが・・・・、集中。集中。

今年は5月になっても寒い風が度々吹き、もう夏が近づいて来るというのに、野菜もなかなか大きく育ちません。ジャガイモ等、もうこの時期になれば、枝が大きくなって、作物と作物の間を通る隙間もなくなるはずなのですが、一つの品種のジャガイモは、申し訳程度にしか枝が大きくならず、万が一、間を通って転んでもジャガイモにはまったく当たりません。それほどに枝が展開して来ないのです。やきもきしますが今から何をしても、無理。夏の野菜達も5月の涼しさがこたえているようなのです。

早く収穫できるように、小さいビニールトンネルでガッチリ保温したジャガイモは、何とか大きくなってきったので、今週からセットに入ります。初収穫は、「育ってくれた!」という感動があります。

 

春の野菜は収穫適期がすごく短いのも厄介です。「そろそろ収穫期かな」と、思い、「あ、もう収穫適期」と、なるまでがほんの2,3日。キャベツやブロッコリーなどは、それから1日、2日で、開花へ動き出します。一気に収穫適期がどっと押し寄せてくる春の野菜を上手に売っていく事にも大きく、労力を削がれます。

特にキャベツは丸まっていて、中心部の花がどれほど動いてしまっているか、判断が難しいです。今年の天候不順で、同じ時期に植えたものなのに、生育に大きくばらつきが出ています。もしも、中心の花芽が上まで伸びているのが混ざってしまっていたら、ごめんなさい。

心配事は耐えないのですが、夏野菜の種まき、植え付けが一段落してきて、今度はその管理作業がどっと押し寄せてきます。春の野菜が終わった畑を片付けては、秋・冬野菜の作付けの用意も忘れてはいけません。

これからいつもの農作業に加え、1年分の玉ねぎの収穫が始まります。さつま芋も6月にかけて随時植え付けていきます。さあ、夏よ来い!   (まさる)

 

アレックスが今年も休暇をとって、ドイツから来てくれました。一年ぶりの再会を喜び、早速仕事に加わってくれています。 (K)

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畑ごよみ5−1

2012-05-07 | 2011

畑というのは簡単ではない。しかし、簡単ではない所が面白いのである。

畑はてごわい。あなどれない。目が離せない。

世間は連休で賑わっていたみたいですが、こちらはいつも通り畑の事ばっかり考えていました。変わった事といえば、連休中の天気はあまりにも理不尽でしたね。雨やら暑さやら、強風やら。蒔いた種が水没してしまい、トウモロコシは雨と風で倒れてしまいました。少しの事で負けてしまうような野菜たちではありませんが、なかなか全部はうまくいきません。

畑の事ばかりではなく鶏の事も考えてあげないといけません。今回の雨は、ものすごい雨量で、鶏舎の中まで水が入ってしまいました。恵子さんが雨の中、ドロドロの溝の泥をかきあげれば、ハードワークが嫌いなイギリスのウーファーと、体験に来てくれたお客さんも、やらないわけにはいきません。もちろん、僕も。山の上から流れて来る水を小屋の横の溝に受け流すのですが、草と泥でせき止められていて、中に入って泥をかきあげるしかありません。グズグズになってしまった鶏舎には全面にもみ殻をしいて、何とか鶏の居場所を確保。気付くのが遅れたことに落ち込む僕を、お客さんが慰めてくれる始末です。

でも、皆で仕事をするのは楽しい事です。一緒に汗を流し、共感できるというのは、代え難い宝。それを知っている分、これから忙しくなる6月に、畑の助っ人の予約が入っていないのが、怖い所もあります。

5月の初めから不安定な天候ですが、野菜は、無事育っています。また、暑い夏が始まりますね。

私の今季の目標は疲れていようと、何であろうと毎日ギターの練習をする事です。気分が変わるというのは、やっぱり良いですよね。そして、音楽は良い。上手くなったなんて言われると益々気持ちが良い(笑)

 

4月下旬から5月上旬の作業

トマトの整枝、誘引、敷きワラ、きゅうりも随時整枝、播種

ナス・ピーマン、かぼちゃ、夏の菜っ葉類も、2番手を追っかけ定植しました。

オクラ、モロッコインゲン播種。1番手のカボチャ、インゲンに敷き藁をしました。


きゅうりの花
きゅうりの花

★春野菜は、これから青虫や夜盗虫にやられます。もし、虫が隠れていましたら、ごめんなさい。

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畑ごよみ 4-3

2012-05-06 | 2011

≪4月中旬の畑作業≫

夏ネギを植え、シソ・セロリも植えました。

枝豆の一番手を定植・2番手の種まき、かぼちゃ、トウモロコシ、きゅうりも順次種まき・定植。里芋の植え付けが全部終わり、ナス・ピーマン・トマト、夏の花形野菜も定植しました。

 

先日、ここ男衾の地元の農家さんの家へ訪ね、畑を見させてもらう機会がありました。地元の農家さんは70代や80代でも、現役。腰がまがっていて、よっこらせと歩くのですが、それでも作っている野菜の量は大量で、僕がどれだけヒヨッコか思い知らされます。恵子さんまで85才のおばあちゃんに「65才じゃ働き盛りだね」なんて言われてしまい、その元気に圧倒されていました。

身体は衰えてもプロの技術は衰えないで、80になっても生きる糧になる野菜を作れるのは本当にすごい事だと思う。そして、僕もここで野菜を作っている「後継者」なのだから、地元のおじいちゃん、おばあちゃん達の様にずっと野菜を作り続けられると良いなと、思う。僕にとっては、とても先の事なんですけどね。

野望なんて物はないけど、それでも、農家として生きていきたいというのが僕の今の確かな目標。勇往邁進!                               まさる

 

*     *   *   *   *   *   *   *   *   *

 

都会育ちの自分には何もかもが新鮮な体験ですが、何よりも自分にとって衝撃だったのは、頭では分かっているつもりだった「食べ物の大切さ」に今まで自分が如何に無頓着だったか、ということです。ここで働いている人たちと皆で食事をしていると当然のように食べ物のことが話題に上がります。もちろん知識がないのでついて行けない話があっても不思議では無いのですが、ハタと気付かされたのは自分の味覚が皆の話について行けない、ということです。「この野菜が美味しい、あるいは美味しくない。」情けないことにこれが分からないのです。ここでは新鮮な野菜をタップリ使った贅沢な食事を毎日楽しめます。食べ物のことを知るのにこんな恵まれた環境は他にありません。というわけで最近の課題は「食べ物を味わう」ことです。自分も「違いの分かる男」になりたい!

 ウーファーやすあき

 

彼は、数年かけて北アメリカの山々を約12000キロ以上単独で歩いた経験の持ち主です。最小限度の荷物を持ち、歩き続ける。心身ともに自己管理ができなければ続かないだろう。素晴らしい精神力、その彼と3カ月間皆農塾で過ごせたことは、勝にとって宝となります。(K)

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畑ごよみ4−2

2012-04-17 | 2011

桜咲く季節になりました。

ズッキーニ、トウモロコシを小さいビニールトンネルで露地に定植しました。

もう4月だというのに、朝マイナス4度になるような日もあり、毎朝ひやひやしながら夏野菜が無事かどうか確認しています。

インゲン、枝豆も露地に定植、温床の中に苗取り用のさつま芋をふせました。

この寒さでなかなかでしたが、露地に3月に蒔いたごぼうや冬ネギも芽をしっかり出しました。寒さを心配しながらも、夏野菜の苗も育って来ています。

 

春と言えば、羊の毛刈りの季節です。

今年の毛刈りは今までとちょっと違います。何が違うかというと、団体競技だった毛刈りが、なんと今年は個人競技になってしまうのです。

21才にもなって訳が分からない事を書いていますね。

今までの私達は、力のある人が羊を寝かせて抑え、二人がハサミを使って毛を刈るという、3人がかり。それで1時間でやれれば上出来という感じでした。

時には羊が暴れて、やむなく中断させられる事もあります。

今年は、以前、1シーズンでおよそ100頭余りの毛刈りをしていた友人が講師に来て、毛刈りのプロから手とり足とりの指導を受けました。70キロの羊を自分の身体で支え、時には逃げようとする羊をうまく抑え、傷を付けずに毛刈りをするのは、やはり並大抵の事ではない。こりゃ、プロが必要だわ。と、思っていました。

今年は、何とかかんとか個人競技に持ち込めるようになってきたかな。。。大工やら、毛刈りやら、畑意外の腕だけ上がっていても・・・・・いやいや、野菜作りの腕もあげます!!  まさる

 

 

ウーファー紹介


二天一流 

フランスから来たアドリアンさん(24歳)

フランスから袴と木刀を持参して、日本の師匠に稽古をつけてもらったそうです。

写真は、裏の竹林で稽古している時。

穏やかな彼が2刀流の木刀を真剣に振るう姿はなかなかどうして、かっこよかったです。

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畑ごよみ4−1

2012-04-02 | 2011

3月20日、野菜と卵の取引のある天然酵母パン屋「くろうさぎ」で脱原発のイベントが行われました。野菜の店を出してほしいという依頼でしたが、端境期でものがありません。そこで、「みんなで決めよう原発国民投票」のゼッケンをつけた羊を連れて行き、毛がりショー、羊毛を使ってのニードルフェルト体験コーナー、それに原発国民投票の署名集めという、豪華3本立てで参加してきちゃいました。暇をみつけてはウールを洗って、染めて、袋詰めして、ようやく当日にこじつけたのですが、行った甲斐がありました。たくさんの人が羊をみて、さわって、体験をしてくれました。そして、署名も119筆集まりました。原発の問題はとても難しいし、これからもずっと戦い続けていかないといけないのだけれど、それがきっかけでいろんな人とつながれて、ちょっと団結力もでてきて、長期戦だからこそ、こうやって楽しんで活動が続けていければいいなと思いました。原発国民投票埼玉県賛同人会はとても積極的に活動しています。ホームページもあるのでのぞいてみてくださいね。http://saitama.kokumintohyo.com/ (葉子)

 

畑情報

ジャガイモの定植が終わりました。何度か除草をし、土寄せをして、7月が本収穫。早出し用のジャガイモの方は5月末に取れるのを期待して、トンネルで保温し、もう一手間かけて管理していきます。

かぼちゃ、とうもろこし、インゲン、枝豆の種まきをしました。

暖かくなったり、寒くなったり、風が吹いたり止んだり、自然との格闘は苦戦ばかりです。

今年も羊のサツキが元気な子羊を2頭産みました。オスとメスが1頭ずつ。

念願のメスが産まれて、一安心。近所の子どもがメモリーと大将と名付けました。(勝)

 

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皆さま お久しぶりです。“ゆきの”です。私のことを覚えている方がいるでしょうか…?

私は2007年、そう、かれこれ5年も前になるのですね。1年この皆農塾で研修生として毎日働いていたころが懐かしく思い出されます。

 あの頃、勝君は16歳。今21歳になった彼は成人し“おとなになったなあ〜“と思っていたら、やっぱり朝は弱かったり、優柔不断だったり…と。"変わっていないなあ〜"なんで(笑)でも、変わっていないことが嬉しかったり、とにかくアッ!という間に5年前にタイムスリップしてしまった。私の大好きな羊とたわむれ、美味しい野菜たちを食べ、久しぶりに土いじり…。う〜ん、やっぱり楽しい。

 また、エネルギーが不足してきたころに、ここを訪ねようと思います。Yukino

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