百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

ポツダム会談

2012年09月07日 04時50分53秒 | インポート

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 8月26日午後、知事一行とブランデンブルグ門へ。東西ベルリンを分けた壁の跡を見る。かつて教師時代に中学の社会科世界地理の授業で、壁を乗り越えて西側へ渡った妻子と東に残った父親の家族が引き裂かれた悲しい場面をビデオで視聴させながら、冷戦の厳しい現実を考えさせたことを思い出してしまった。今まさに20世紀の戦争の歴史の象徴ともいうべき場に立っていた。

 その後、ペルガモン博物館を見学した。古代ギリシャ、ヘレニズム文化の遺跡、遺物などが展示されている。館内には復元されたペルガモン大祭壇や古代バビロニアの市場の門などが復元され展示されており壮観だった。日本人ガイド「ヤハギさん」の詳し過ぎる説明にまるで世界史の授業を受けているような気分だった。

 ベルリンから約1時間ほどのところにかのポツダム市がある。ツェツィーリエンホーフ宮を訪れた。郊外の森と湖がある静かな地に館は建っていた。現在はホテルとなっているが、内部には第二次世界大戦中のポツダム会談が行われた当時の部屋がそのまま遺され見学できるようになっている。スターリン、チャーチル、トルーマンの部屋、そして会談が行われた部屋などを回りながら、ペルガモン博物館以上に詳しく説明してくれるガイドさんヤハギ氏の話を聞く。戦後YP体制がこの場所でつくられたんだと、まさにその歴史の現場でもの思いにふけってしまった。帰りに売店でかの有名な3人の会談時の写真を買った。

 帰りにルードリッヒ帝の夏の宮殿に立ち寄った。突然の天気雨のおかげでドイツで虹を見るという幸運。宮殿の前庭は加東市社のメモリアルガーデンに似ていた。この日は朝からドイツ連邦議会議事堂、ブランデンブルグ門、博物館、ポツダムとまさに歴史一色の一日だった。


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