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弁護士。中央大学法学部兼任講師。1968年生まれ。著作権等の知的財産権、IT関係はとりわけ強い。これまで、中古ゲーム差止訴訟、「mp3.co.jp」ドメイン名訴訟、対WinMXユーザー発信者情報開示請求訴訟などで勝利を収め、ファイルローグ事件では、高裁での逆転勝利をねらう。主な著書として『著作権法コンメンタール』(編著:東京布井出版)、『インターネットの法務と税務』(共著:新日本法規)などがある。
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小倉秀夫の「IT法のTop Front」
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包括的な著作者人格権不行使特約を入れるというのは、著作物の譲渡または利用許諾を伴う日本の契約実務では非常に一般的な話です。なんたって、送りがなを直したり、漫画のコマ割の位置を変えたりしただけで同一性保持権侵害が成立してしまう国ですから(他国の法律と違い、「意に反する」改変であれば、「名誉または声望」を害しないものであっても同一性保持権侵害としてしまう法制度を我が国は採用しているので、どうしても同一性保持権の範囲が過剰に広範囲になります。)。だから、おそらくLivedoorとしても、たかだか包括的な著作者人格権不行使特約を入れただけで陰謀論めいた空想を逞しくされて戸惑っているのではないかと思います。

町村先生は、
おそらくは、著作者人格権を害するといっても、一字一句改変を許さないとか、(ネット上でよく見られるような)改行位置すら変えてはならないとか、そのようなリジッドな同一性理解によるものではないであろう。

とおっしゃるのですが、規約等で何も手当てしなければそういうものも同一性保持権侵害になりかねないのです。

そして、日本では細かく場合分けをした契約書や利用規約を作ると「長すぎる」という批判を受ける傾向があるので、裁判所等の解釈に委ねられる部分はこれを委ねることとし、包括的、抽象的な文言でまとめてしまうということは、契約実務としてよく行われることなわけで、これを否定すると、契約書や規約はどんどん長くなっていきます(弁護士としては歓迎すべき話ですが。)。

そういう意味では、町村先生の
いずれにしても確かなことは、ライブドアの会員規約8条のような包括的な不行使特約は、法的効力がその額面通り認められるとはいいがたく、適切な規定の仕方とは言い難いということだ。
という発言のうち、「適切な規定の仕方とは言い難い」という点については、そこまで言ってしまうのは酷ではないかという気がします。



Comment (2) | Trackback (6)


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コメント
 
 
 
同一性保持権 (無七志)
2004-11-17 18:54:10
つまりTB送ったり、他人のブログの記事の一部を抜粋して自分のブログに使用したり、閲覧者がコメント付けたりする行為も当該ブログ主の意に添わない場合は著作者人格権の侵害になりえるんですね。

 
 
 
Unknown (Unknown)
2004-11-23 14:51:14
それどころか、ディスプレイ幅を変えただけで改行位置が変わってしまうと著作者人格権侵害ですか・・・

ブラウザは、幇助の罪に問われそうで笑えます。



小倉氏は昔のメーラーをご存知ないんでしょうね。

システム的に1行72バイトで折り返されてしまう。

これも、人格権を侵害していると主張なさるのでしょう。



自分の主張のためには引用をコロコロ都合よく変えるのが弁護士なので、弁護士の主張からは「本来のあるべき姿」を知ることは不可能ってだけのことです。

 
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