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弁護士。中央大学法学部兼任講師。1968年生まれ。著作権等の知的財産権、IT関係はとりわけ強い。これまで、中古ゲーム差止訴訟、「mp3.co.jp」ドメイン名訴訟、対WinMXユーザー発信者情報開示請求訴訟などで勝利を収め、ファイルローグ事件では、高裁での逆転勝利をねらう。主な著書として『著作権法コンメンタール』(編著:東京布井出版)、『インターネットの法務と税務』(共著:新日本法規)などがある。
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小倉秀夫の「IT法のTop Front」
Hotwired / Blog / 小倉秀夫の「IT法のTop Front」
 木村剛氏と切込隊長こと山本一郎氏の争いは、さらに激しさを増してきたようです(木村氏のエントリー参照。)。

 これは、BLOGによる風評だからといって企業は無視することができないという一例を示すものといえます。

 もっとも、切込隊長氏は、当初、インタビューの相手方として落合氏の名前を明示していた(そして、落合氏は、木村氏にとって、どこの誰であるのかを知っている存在であった。)から、木村氏は落合氏を相手に訴訟を提起することによって、当該風評が虚偽のものであることを法廷で明らかにすることができるわけです。また、切込隊長氏も、普段はハンドル名を名乗っているにせよ、従前よりそのハンドル名にトレーサビリティを付加していたので、木村氏は、切込隊長氏を相手に訴訟を提起して当該風評が虚偽のものであることを法廷で明らかにすることができるわけです。

 ところが、切込隊長氏が、同じ内容を、落合氏を「日本振興銀行の関係者」とぼかし、自らも氏名・住所の登録は勿論、アクセスログの保存もおかないような「匿名性の保証」を売りにするBLOGや電子掲示板に書き込んでいたとしたら、木村氏としては、当該風評が虚偽のものであることを法廷で明らかにしたくとも明らかにできないわけです。

 あるいは、削除要請に対しBLOG事業者や掲示板の管理人が少しでも躊躇したら、削除義務を怠ったとして、BLOG事業者等を相手に訴訟を提起し、当該風評が虚偽のものであることを法廷で明らかにしようとするというのは選択肢としてはあるかもしれません。でも、そのような形で情報通信サービス関連事業者が法廷に呼び出されるのは不幸なことです。

 「ネット上のトラブルは当事者間で解決する」という大原則を守るためには、少なくとも仮名にトレーサビリティを持たせることが望ましいということを、今回の一件は示しているともいえそうです。
Comment (5) | Trackback (5)


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コメント
 
 
 
別の落合氏 (yjochi)
2004-12-13 14:04:27
一瞬、ぎょっとしましたが、別の「落合氏」の話で、ほっとしました。
 
 
 
同じ情報を (P2P)
2004-12-13 16:24:28
同じ情報を匿名掲示板ではなく、Winnyに流した場合はどうなるのでしょうか?どうやって現実世界で被害を蒙っている人を救済するのでしょうか?



「トレーサビリティはあるべきだが、それを実装しないことで有罪とされるべきではない。」と、弁護士の貴方は言うかもしれません。

では、被害者は泣き寝入りするしかありませんよね。それが、果たして「法の正義」でしょうか?「法が治めている」と言えるのでしょうか?



救済できるシステムとなっていない未完成技術を、さも完成された新技術であるかのように配布する行為がもたらす危険を認識して頂きたいものです。

そして、そのような技術が、法の隙間を塗って流通してしまった時、その被害を食い止め回復するための「即効性があり具体的で現実的なアイデア」を出して欲しいものです。

そして、出せないのであれば、被害回復のための行為を妨げるべきではありません。



法律改正は、即効性もないですし、時間的な遡及の点から現実的な解決策にはなりえません。
 
 
 
幻想 (まるまるお)
2004-12-13 18:07:39
なぜISPのログ保持だけでは不足なのかがやっぱりよく分からない。民事間の訴訟について話せば、それの提出が期待できないからかな。

一般的なBlogについていえば、ISPがログを持っていることを考えると、完全なる匿名など幻想にしか過ぎないし、逆にその幻想が蔓延しているのはちょっと危険な気がします。



・・・ってWinnyとかはちょっと違うけど。これについては切り分けて考えた方がよさそう。

 
 
 
Unknown (Unknown)
2004-12-13 23:28:02
小倉先生は「バランス」が大事だ「現実的な解決」が大事だと言いました。

今何故、特定のうまくいっている例だけをとりあげるのですか?それは「バランス」なのですか?「現実的」なのですか?

うまくいかない、切り捨てられる人々を救済する方法について説明しなければ、先生はご自身で述べた主張を自ら否定していることになります。
 
 
 
はてな (まるまるお)
2004-12-13 23:37:09
そもそもの発端となった、はてな近藤社長のインタビューがのってますね

http://pcweb.mycom.co.jp/articles/2004/12/13/internetweek/
 
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