TOP ABOUT SITEMAP POLICY HELP
弁護士。中央大学法学部兼任講師。1968年生まれ。著作権等の知的財産権、IT関係はとりわけ強い。これまで、中古ゲーム差止訴訟、「mp3.co.jp」ドメイン名訴訟、対WinMXユーザー発信者情報開示請求訴訟などで勝利を収め、ファイルローグ事件では、高裁での逆転勝利をねらう。主な著書として『著作権法コンメンタール』(編著:東京布井出版)、『インターネットの法務と税務』(共著:新日本法規)などがある。
2016年8月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
前月 翌月
Au Revoir!!
汚れたどぶ川には、清冽なる鮎は住めない
EFFは卑怯かつ陰湿に振る舞うことを勧めているのか?
YomiuriWeeklyの波紋
コメントスクラムについて
インターネット上の誹謗中傷と責任
fpop氏への回答
ACCS不正アクセス事件
ネットで流行るデマとこれを信ずる国会議員(つづき)
ネットで流行るデマとこれを信ずる国会議員
BLOG


MATRIX

Vol.32 ブログ2.0




URLをメールで送信する URLをメールで送信する
(for PC & MOBILE)

XML

Powerd by gooBLOG


小倉秀夫の「IT法のTop Front」
Hotwired / Blog / 小倉秀夫の「IT法のTop Front」
 大谷昭宏氏は、「趣味と犯罪の境界 社会が決めるべき」の中で、
 今回の事件で被害にあった女児は一体、自分に対して何が目的で、あのような目にあわされたのか、まったくわからないまま亡くなって行ったのではなかろうか。社会がそんな被害を未然に防ぐために努力するのは、いわば当然のことではないのか。

 それでも彼らは人の趣味趣向に言いがかりをつけるなと言い張るのだろうか。
と言っています。
 
 確かに、女児がわいせつ目的で誘拐され殺害されることを未然に防ぐために努力すること自体は良いでしょう。しかし、そのような犯罪が行われる原因を正しく認識しないで提案される防止策は、不適当であり、かつ、しばしば有害です。
 
 例えば、大昔、「ローマ」という大都市で、大火災が起きました。火災により多くの人が焼け出され、あるいは焼死するという被害を防ぐために時の権力者が努力することは、いわば当然のことです。そして、時の権力者は、当該火災はキリスト教徒による放火が原因であると根拠なくして断定し、キリスト教徒を迫害したと言われています。
 
 しかし、現代人の目から見れば、この皇帝の「努力」は、「言いがかり」として非難されてしかるべきです。
 このローマ大火災の原因がキリスト教徒による放火であるかどうかについて確たる証拠はなかったようですし、仮にこのときの放火犯がキリスト教徒だったとしても、キリスト教を信仰すると放火を行うようになるという高度の蓋然性がない以上、キリスト教の信仰を禁止したり制限したりするということは、「大火災による被害」を未然に防ぐ「努力」としては不適当です。
 
 今回の大谷氏の「努力」も、この皇帝の努力と本質的に変わるところはないようです。
 今回の被疑者が美少女系フィギュアの愛好者であるかどうかについて確たる証拠はないようですし、仮にこの被疑者が真犯人であってかつ美少女系フィギュアの愛好者だったとしても、美少女系フィギュアを愛好するとわいせつ目的の女児誘拐及び殺人を行うようになるという高度の蓋然性がない以上、美少女系フィギュアの愛好を禁止したり制限したりするということは、「わいせつ目的の女児誘拐及び殺人」を未然に防ぐ「努力」としては不適当なのです。
 
Comment (2) | Trackback (12)


« マスメディア...大量のコメン... »
 
コメント
 
 
 
ああ (furai)
2005-04-13 14:52:10
なんか言ってる事がまともな!
 
 
 
Unknown (Unknown)
2005-04-13 17:06:28
先生!リンク元の大谷様のページが消えています!
 
コメントを投稿する
 
現在、コメントを受け取らないよう設定されております。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
この他の先端人Web日記

高橋靖子の
「千駄ヶ谷スタイリスト日記」

佐々木俊尚の「ITジャーナル」
goo
Hotwired Japan