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弁護士。中央大学法学部兼任講師。1968年生まれ。著作権等の知的財産権、IT関係はとりわけ強い。これまで、中古ゲーム差止訴訟、「mp3.co.jp」ドメイン名訴訟、対WinMXユーザー発信者情報開示請求訴訟などで勝利を収め、ファイルローグ事件では、高裁での逆転勝利をねらう。主な著書として『著作権法コンメンタール』(編著:東京布井出版)、『インターネットの法務と税務』(共著:新日本法規)などがある。
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小倉秀夫の「IT法のTop Front」
Hotwired / Blog / 小倉秀夫の「IT法のTop Front」
 コメントスクラムって、いざ自分が受けてみると、それ自体はたいしたことがないですね。
 
 サーバの容量がまだ大量に残っていると、物理的な実害はないですので。

 Hotwiredが迷惑だと思わないのであれば、基本的に放置しておいても構わないのかなという感じです(1日約1万5000pvくらいですね。普段、1週間で1万2000pvから1万8000pvくらいですから、それでも多いと言えば多いですが。)。

 もっとも、罵詈雑言の汚さに嫌気がさした、正真正銘「普通の市民感覚を持った人」が巡回をやめてしまう危険はあるわけで、そういう意味では、内容の乏しい侮辱、名誉毀損、脅迫、人格攻撃系のコメントはそろそろ整理させて頂いた方がよいかも知れません。
  
 もちろん、blogのコメント欄への侮辱、名誉毀損、脅迫等の表現に関して、プロバイダ責任制限法第4条1項の発信者情報請求権が認められるのかというのは、このblogのテーマからすれば面白いテーマではあるのですが(一部、一線を越えているコメントはありますので)、とはいえ、カミングアウトを求めると言うことについてのすさまじい反発を考慮すると、実は自分もネットの匿名性を信じて批判コメントの投稿を行っている方についてそのような権利を行使してしまうとちょっと可愛そうかなという気になってしまいます。
 
 で、罵倒コメントの割合が多ければ多いほど、「なんだ、私のエントリーって彼らの痛いところをついていたんだ」という気になってしまいますので、相手に自分の非を気付かせたいのであれば逆効果です。罵倒、侮辱、人格攻撃──こういうものは、せいぜい相手を萎縮させ、あるいは嫌気を感じさせる役にしか立ちませんし、自信家に対してこれを行うと却って自信を強めてしまいます。また、「祭り」を煽っている人がいると、「なんだ、私のエントリーに問題があって批判したいんじゃなくて、単に騒ぎたいのね」という気持ちになってしまいますので、これも逆効果です。
 
 もちろん、全てのコメントやトラックバックされたエントリーが下らないというわけではなくて、その中にはレスポンスを返したいなと思うものもあるのですが、コメントスクラムを受けている状態に置いては、発言の趣旨をきちんと理解せずに感情的な意見を述べるだけの膨大なレスポンスをまた呼び込んでしまうのだろうなと思うと、レスポンスを返すのが億劫になるという効果はあるようで、それはちょっと残念です。
 
 そういう意味では、あるblogにおいて、ブログ主の発言に不満なり憤りなりを感じた者は、これに対して既に他の者により投稿された批判のコメントよりもレスポンスをつけられるに値する優れたコメントを作成出来たときに初めて、コメント欄に投稿するのがよいのではないかなあと思いました。思慮の浅い、感情的な批判を投稿することは、特にそれが大量に累積したときには、同じような思想傾向の者によってなされる思慮の深い、冷静な批判の持つ力を却ってそぎ取ってしまうのだなあ、と今回しみじみ感じました。
 
 特に切込隊長さんのトラックバックにはきちんとレスポンスを返したいのですが、現在のような冷静さを欠いている方々が多数訪れているという状態でそれをするのは無益なレスポンスのさらなる大量投稿を招くだけに終わりそうなので、少し冷却期間を置いてから、レスポンスをさせて頂きたいと思います。
 
 その際には、私のレスポンスに不満な点があり、相手に非を認めさせたいという衝動に駆られたときは、「自分のそのレスポンスは、自分の目的を達成する上で本当に有益なのか、却って目的達成を阻害していないか」ということを、上記観点に立って、いったん立ち止まって考えてみていただけると幸いです。
 
 編集部から「ITと法」という本来のテーマにこの先戻っていくのでしょうかと心配されてしまいましたので、冷却期間中、「ITと法」という本来のテーマに戻したいと思います。
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 私は、特定の人をこちらから「ネット右翼」と決めつける気はないので、自主的にカミングアウトして下さいとお願いしたわけです。そして、その実態を知らないから、自ら話をして欲しいと思ったわけで、「『ネット右翼』というのはこういうものである」という決めつけは一切行っていないのです。
 
 別に「ネット右翼」というのは私の造語ではなく、既にそのようなテクニカルタームで表現されている人々がいるわけで、「ネット右翼」というテクニカルタームで表現されている人々の集団に自分が属していると自覚されている方々は少なからずいるのだと思っていたのですが、そうでもないのでしょうか。「ネット右翼は幻」というコメントもついていましたが、「ネット右翼」として語られているところとその実態が異なっているという意味であれば、そういうこともあり得るとは思うのですが、「ネット右翼」というテクニカルタームで表現されている人々から、表に顔を出して自分語りをしてくれる方々がほとんどいないので、その真相はわからないのです(ネット上での匿名での自主申告があまりにあてにならないことは、CCCD反対運動をやっていた人々の間ではよく知られた事実ですね。)。
 
 組織的に活動しているのかしていないのか、何を目指しているのか等全くわからないので、私はそのあたり興味があるし、そういうことに興味がある人は少なくないと思っています。単純にレッテル貼って喜ぶだけなら、実態を知る必要はないのです。それゆえ、どなたか表に出て語ってくれませんかと呼びかけているだけなのです。

 <よくわからないことを知りたいと思うことは、そんなにいけないことですか?>
 
 ということで、無理強いはしませんし、特定の方々をこちらから「ネット右翼」とレッテル張りをすることはいたしませんし、「ネット右翼」というのはこうこうという性質を有するものであると決めつけたりはしませんので、自主的にカミングアウトして下さる方を引き続き募集致します。
 
 なお、私が表明していない私の意思を勝手に忖度して私を批判するのはやめて下さいね。

[追加]

 月下獨酌さんが応じて下さるとのことでしたので、とりあえず、この募集は終了致します。貴重なご意見をありがとうございました。

[さらに追加]
 企画はだいたい通りました。あとは掲載時期をどうするのかなどの細部を詰めています。もう少しお待ち下さい。>月下獨酌さん
 
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 私のblogが反響を集めていることは嬉しいのですが、言ってもいないことで批判されるのは悲しいです。批判をする前に、書いてあることをきちんと把握して下さると幸いに存じます。
 
 なお、私には、最近他人のblogを攻撃して閉鎖に追い込んだ方々相互の関係についての情報を現時点では把握していません。したがって、この点に関して私は断定的な表現を避けています。私は、「思想集団」という言葉を最初に注釈をつけた上で使っているのであって、その注釈を無視して解釈して文句を言われても困ってしまいます。「思想集団」という語が気に入らないのであれば、どなたかより的確なテクニカルタームを作って下さい。だらだらと修飾句ないし修飾節をつなげなければならないような表現ではなく、ばっちり決まるものであり、かつ、できるだけ価値中立的なものをお願いします。
 
 ところで、少し前くらいから「ネット右翼」というテクニカルタームが日本のインターネット事情を語る上ではしばしば用いられます。そのサブカテゴリーとしては、様々な「嫌○○厨」と呼ばれる(○○の中にはそれぞれの集団が忌み嫌う対象が入る。)グループがいるようです。「ネット右翼」と「ネットを活用する右翼」とは私的にはちょっとずれがあるような気がするのですが、その違いを私はまだ言語化出来ていません。
 
 「ネット右翼」の正体については、様々な推測はなされているのですが、信頼の置ける一次情報がないので、よくわかっていません。しかし、現在の日本のネット社会において重要な役割を演じている「ネット右翼」の実態を、現在の日本のネット社会を語る我々が全く把握していないというのは、それはそれで問題です。どういう性別の、どういう世代の、どういう経歴の方が、何をきっかけに、何を目的として活動をしているのか、ネット上での「政治活動」にどれくらいの時間を使い、それ以外の時間は何をしているのか、スポンサーはいるのか全くのボランティアなのか、「ネット右翼」同士ではどのような交流があるのか、家族や友人は自分が「ネット右翼」として活動をしていることを知っているのか、知っているとしたらどう思っているのか等基本的なことを私たちは全く存じ上げていません。
 
 それに、現在のまたはこれからのネット社会を議論するためのシンポジウムを開く際にも、はやり、できれば現役の「ネット右翼」の方々にパネリストとして登壇頂いた方が、実りのあるシンポジウムとなるように思います。研究者や評論家の見解も刺激的ですが、はやり現場の声も重要です。これまでは、2ちゃんねるの管理人である西村さんが彼らの代弁をしてきた面もあるのですが、彼は、「ネット右翼」も活躍しうる環境を提供しているだけであって、彼自身が「ネット右翼」ってわけではないので、どうしても間接的な情報しか得られていません。
 
 最近の一連の騒動の関係でこのblogを巡回対象に入れて下さった「ネット右翼」の方々も少なからずおられるでしょうから、折角のよい機会ですので、どなたかカミングアウトして「ネット右翼」の代表として様々な場で語って頂けないでしょうか。
 
 カミングアウトして下さる「ネット右翼」の方々がおられれば、雑誌やシンポジウムなどでいろいろ面白そうな企画が組めそうですし、結構社会の注目を浴びそうなので、期待して待っています。
 
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