やなぎのブログ

何かネタになるような出来事があったら、日記代わりに書きます。HPと掲示板も併せてご覧ください。

1月3日(火) 神戸 建築めぐり (Part1)

2017-01-05 00:06:38 | Weblog
和歌山ドライブのときに立ち寄った本屋で、関西の近代建築が紹介されている本を買って、見に行きたい気持ちがムラムラと高まって、どうせ用事もない正月休みだし、「よし行くぞう」、と決めた。三が日、デメリットはもちろん、帰省のUターンと初売りなんかで混むかもしれないこと。メリットは、まだ仕事や学校が休みだから、写真を撮りやすいこと。特に、学校の建物を撮るときには、休みのほうがありがたい。変質者とみなされにくい(笑)。てことで、年末あたりに計画を立て始め、リストアップしたのが年明け。掲載されている建物以外にもあるかもしれない、と思ってネット検索したら、出てくる出てくる。追加でリストに加えたのが5件くらい。甲南病院が建て替えられるかもしれない、という情報から、ちょっと遠いから今回はやめても良いかな、という考えを改めた。


初公開。これが僕の建築めぐりの必需品。見たい撮りたい建物をリストアップ。その住所をもとに、Mapfanから印刷した地図にプロット。Mapfanの前には「地図まる」を愛用していたのだけど、なくなって、Mapfanも前は「ギュッと」印刷があったのだけど、高機能版はMapfan.comではなくてMapfan.netの有料版になってしまった。そして乗り換え情報も、プリントアウト。これらは全て、僕がガラケーユーザーだから。スマホなら必要のない作業かもしれない。でもこれがまた楽しい(笑)。

行きは新幹線でサクッと。時間が勿体ないから。5時前に起床。6時20分くらいに家を出た。外はまだ暗い。そして寒い。7時に最寄の駅から名鉄に乗ろうと計画を立てていたのだけど、早く行きたい気持ちから1本早まった。7時25分の新幹線に乗った。空いているか混んでいるか、両方考えておいたけど、空いていた。ガラガラ。2人がけの席を独占。外の景色を眺めて過ごす。京都駅に着く直前に、京都タワーを撮った。これが今日の1枚目。

まずは尼崎に行きたい。てことで、神戸ではなくて新大阪で下車。計画を立てているときにも混乱したのだけど、尼崎駅は2つある。JRの尼崎駅と、阪神電鉄の尼崎駅。後で立ち寄る御影も阪神と阪急があり、長田駅だって、他に新長田駅と高速長田駅がある。そもそも、大阪駅も、梅田とか難波とか、東京と名古屋で過ごした僕にはちんぷんかんぷんだ。久し振りに使ったな、この単語(笑)。

話を戻して、地図をよく見たら、僕が行きたいのは阪神電鉄の尼崎駅。新大阪で降りてから、JRで大阪駅まで移動。マナカで不足分を清算して、乗り換え情報に従って阪神梅田駅まで歩く。駅は地下だった。阪神電鉄もマナカが使えた。尼崎駅に着いたのは8時50分くらい。天気は良い。人影まばら。地図を確認して、南に向かう。最初の建物が、尼崎市役所開明庁舎(中央地域振興センター)。元は小学校だった建物だ。階段室のラウンドフォルム(ストリームラインというのかな?)、所々にある丸窓が僕の好きなところ。隣に、リストには載っていないレトロな建物があるけれど、これは後回しにして、まずは西に向かう。尼崎信用金庫の本店別館、そして尼信会館。前者はかつての本館。今は世界の貯金箱博物館だそうだ。後者はレンガ造り、僕の好きな様式ではない。

南を見ると、あれ?、あそこにも魅力的な建物がちらりと見える。近付いてみた。本町ビルと書いてある。旧称は椿本ビル、だそうだ。こんな感じで、建築ガイドに載っていない本もあるから、下調べが大事。それに、マイナーな建物に巡り会えるから、散歩は楽しい。もっとも、ストリートビューで見つけることも、最近はある。

さっきの建物に戻る。もちろん、別ルートで。大津表具店と書いてある。スクラッチタイルは、近代建築では定番。こういうこじんまりした建物こそ、保存されないことが多い。そりゃそうか。東に向かって歩く。開明橋を渡る。その先、左手にある高校は、古いのか新しいのか、わからない。レトロ建築と、レトロ「調」建築では、全く違う。校庭に邪魔な建物が建てられていて、普通の高校としては使われていないみたいだなぁ。定時制高校という情報もある。校舎は改修されただけかな?。外見は綺麗。丸窓も残っているけれど、趣はない。

その先、道路の両サイドに魅力的な建物が向かい合っている。北側は旧尼崎警察署。左右対称、シンメトリー。堂々としていてカッコイイ。南側は旧尼崎高等女学校。今は、尼崎市立文化財収蔵庫。

物置かい(笑)。窓に貼ってある文字を読むと、「ALWAYS三丁目の夕日64のロケ地」だそうだ。今日、1月3日まで休みだってさ。まぁ、開館していたとしても、入ったかどうか。今日は時間がないからな。正面だけ、逆光だけどなんとか撮影して、駅のほうに戻る。警察署の脇から、城内高校の裏を通って、川の手前にあるのが阪神電鉄の旧発電所。レンガ造り。

橋を渡って南口に向かうべきか、魅力的なガードをくぐるべきか、迷ったが、後者にした。エレベーターを使ってペデストリアンデッキに上がって、尼崎駅に到着。今度は御影駅だ。

御影というと、前に神戸ドライブのときに行った御影公会堂。今回の建築ガイドには掲載されていない。今は改修工事の真っ最中かもしれない。今回はパス。次の目的は、リストに「黒い星」印を付けた甲南病院。HPに工事のお知らせが載っていたので、もしや解体か?、と焦ったわけだ。山の上だから、歩いていくのはちょっとキツイ。すると、HPにシャトルバスの案内が載っていた。阪神、阪急の御影駅、そしてJRの住吉駅から出ている。というか、それぞれを経由する1本だったのだけど。これは便利だ。ということで、阪神御影駅を降りて、ガラケーでバス乗り場を調べて、ちょっと時間があるので御影クラッセという建物でトイレを借りて、バス乗り場で待つ。同じようにバスを待っている人が3人いた。そしてバス到着。マイクロバス。ドアの横の窓を見て焦った。乗車するには、診察券などの証明書を提示してください、と書いてある。もちろん持ってない。乗り込むときに、聞いてみた。「証明書が要るんですか?」「はい」「…」「お見舞いですか?」「は、はぁ…」「じゃぁ、いいですよ」。もちろん車内では、誰の見舞いにしようか考えていた(笑)。何の病気にしよう、診察科目になかったらマズイし…。JR住吉、阪急御影駅を経由して、ぐいぐいと山道を登って、見晴らしのいい甲南病院に到着。お礼を言ってバスを降りて、見舞い客のごとく病院に入った。カメラを手に持って入るのもなんだなぁ。内部もじっくり見たかったけど、ここは断念して、また外に出る。うわ、まだシャトルバスがいる。駐車場の隅で、バスがいなくなるまで待つ(笑)。バスが出発してから、正面の写真だけ撮って、山を降りるための路線バスを待つ。5分ほどで来た。まずはさらに坂を上る。途中にもマンションなどが並んでいて、ここに住むのは大変だろうな、と思う。途中の車窓から写真を撮りたくなったくらい、景色は最高。迷っているうちに、下り坂になった。病院の前に戻って、坂を下りる。阪急の御影駅北口で下車。マナカをかざしたら、エラー。バスでは使えないか。現金210円を払った。

時刻は11時。朝が早かったからお腹が空いてきたが、まだ我慢。次は六甲駅で降りる。これも建築ガイドには載っていなかった建物。ネットで「神戸 珍しい建物」などで検索して見つけた。今度は路線バスだから、安心して乗れる。六甲駅から、三宮駅方面に向かう市バスに乗って、五毛で下車。そこから北に歩いてすぐ。すぐなんだけど、10パーセント(警戒標識に書いてあった)の上り坂だった。そうだ、神戸は坂の町だった。えんやこら。坂を上った先にあるのは、神戸市立美野丘小学校。ここにはなんと、円形校舎が残っているのだ。よく考えると、レイアウトやら日当たりやら、使いにくいだろうけど、インパクトは抜群。いつまでも、記憶に残る校舎になるだろう。休校日だから、カメラを手にぶらぶらしていても、それほど怪しまれない。色々な角度から撮りたかったけれど、もちろん、中も見たかったけど、無理。上ってきた坂を、下る。下りは足にくる、と言うけれど、気持ちとしては楽だな。

ここから、ケチったわけではないけれど、結構な距離を歩いた。デジカメの時刻情報を見ると、20分だから、それほどでもないか。阪急の線路まで南下したら、ちょっと東に戻る。ここに、線路の下をくぐる魅力的な階段を見つけたけれど、線路のすぐ真下で怖い。遠慮しておいた。場所は、灘警察署の北西、ローレルコート六甲篠原というマンションの北。無難に踏み切りを渡って南へ。さらにちょっと東に歩くと、将軍通の交差点。その角に建っているのが、これもガイドには載っていない、関西電気保安協会神戸支部。アールのついた角が、好き。はす向かいから写真を撮って満足。時刻はちょうど12時。足が痛い。歩きたくないのでバスを探す。ちょうど目の前を、西に向かうバスが走っていった。消防署の前を横切って、病院の前でバスを待つ。バス停の案内を見たら、経由地に上筒井通りと書いてある。これから行きたい所、ドンピシャ。上筒井5丁目に目的の建物があるのだけど、バス停は4丁目と6丁目。手前にあたる4丁目で降りて、信号を渡ってここら辺かな、と見当を付けて脇道に逸れたら、これまたドンピシャ。レトロな診療所が残っていた。昭生病院付属診療所。使われている形跡はない。西隣に新しい診療所の建物が建っているので、解体は間近だと思われる。脇から裏側に回れそうだったけれど、敷地に入るのはマズイな、と思ってやめておいた。次の目的地は歩いてすぐ。くねくねと、北西方向に歩く。シャトー野崎も結構レトロに感じた。この坂道、両サイドに街路樹が植わっていて、いい雰囲気。坂の頂上から西に歩いてすぐ、ローソンの向かいが、神戸市文書館(旧池長美術館)。今日は休館日。そりゃそうだ。逆光に負けずに、逆光モードで撮ったりして、撤収。さっき降りたバス停から、バスに乗る。満席どころではない、満員だった。ちょうどお昼時で、家族でお出かけするものと思われる。

次の目的地が異人館のあたりなので、布引で降りたらいいのかな?。車内放送を参考に、降りた。布引を降りたら、そこにそびえるのはANAクラウンプラザホテル。神戸ドライブのときに泊まったホテルだ。今地図を見たら、降りたバス停のすぐそばに吉野家があるではないか!。異人館の辺りならば食べるところはたくさんあるはず、と思っていたので、眼中になかった。アウトオブ眼中。

一方通行の細い道に入っていく。異人館は、今回の目的ではない。建築様式も、僕の好きなタイプよりもちょっと古い。でもいい雰囲気なので、所々で写真を撮りながら、西に歩く。観光客で、結構賑わっている。

英国館だったかな?、中にクラシックカーが置いてあったので、外からこっそり写真を撮った。さらに西に歩く。道の北側には、トリックアート美術館があった。1度行ってみたい。ここら辺で、ぽつぽつと、雨が落ちてきた。傘を差す人がいないくらい、差す必要がないくらいの雨だ。ただ、写真を撮るには困るし、寒い。少し北に行けば、風見鶏とかうろことか、北野天満神社もあるのか。そりゃ賑わうわけだ。セブンイレブンが、気付かないくらいに溶け込んでいた(笑)。交番がレトロだったとは、これには気付かなかった。しまったなぁ。でもこれはレトロ調、かも知れない。さらに西に歩くと、フェラーリが停まっていた。写真を撮る(笑)。その先の駐車場には、VWカラベル(ヴァナゴンとも言う)が見えたので、またまた写真を撮る(笑)。練馬ナンバーのカラベルの隣は、僕のと同じ9Nポロ赤。でもGTIではない。さらに西に歩くと、やっと目的の建物が見えた。海外移住と文化の交流センター。もうちょっといい名前を付けてほしいな。かつては移民収容所として使われてきたらしい。港町神戸らしい建物の歴史だな。改修されていて、外見は綺麗。これも休館日。想定内。というか、もともと中に入る時間的な余裕がない。1泊2日のゆったりプランで来るべきだったかな。

時刻は13時20分。朝食が5時だったから、お腹ぺこぺこ。そして、お洒落な観光地で、男1人で入れる店は少ない事に、今更気付いた。駅の方に行けば、牛丼屋があるだろう。それまでは我慢だ。

異人館のほうに戻って、ガイドに載っていたシュウエケ邸。その2つ東に建つ、コンクリート造りの個人宅のほうが、魅力的に感じた。観光地のど真ん中に住むのは大変だろうな。信号まで戻って、神戸北野ホテルの前を、下っていく。東側には、近畿地方整備局山手寮。こういう団地も好き。東天閣もレトロに見えるけど、その南の個人宅のほうがカッコイイ。そして目的の建物。北野工房のまち。これは旧北野小学校の建物。中にはショップがいくつか入っている。なので、気兼ねせずに中に入れる。この日は、すごく混んでいた。すぐに外に出て北側に回ったら、ステンドグラスが綺麗だった。中に戻る体力はない。もういい(笑)。次いこ。

神戸ムスリムモスク。髭もじゃの関係者と見られる男性が、掃除をしていた。目が合った。撮影を咎められるかと思ってドキドキした。大通りに出た。山手通というのかな?。フォルクスワーゲンのディーラーも、神戸らしくお洒落だ。印刷してきた地図によると、少し東に「なか卯」があるみたいだ。探したけれど、見つからず。今、ネット検索したら、閉店したとさ。やっぱりな。

道路を渡って、山手通を西に向かう。警察官がたくさんいると思ったら、生田神社があることを知った。初詣の警戒かな。そして僕の心配は的中。目的の建物、韓国総領事館には、これは365日だろうけど、警察車両が常駐していた。今調べたら、元は信用組合連合会の建物らしい。なるほど銀行建築だもんね。

ここから真っ直ぐ南に向かえば、三宮。食べるところは間違いなくある。しかし、ちょっと西にもう1つ見たい建物があるんだよなぁ。歩くしかないか。その手前の教会も確かに魅力的だが、僕の心を揺さぶるほどではなかった(笑)。他に、教会を撮っていた人がいたので、遠慮したこともある。その南にある、兵庫県公館。これも時間的理由から、北側から撮って終了。本来ならぐるっと1周見たかったけど、体力を考えると、無理。まだこの後、予定が詰まっているのだ。

14時6分。脇道をくねくねと東に歩き、南に下りたところで松屋を見つけた。空腹の峠は越えたものの、入らない訳がない(笑)。遅いランチ。牛めし並。290円。滅多に入らないものだから、食券を買うところでもたつく。画面を指でクリックしていったら、電子マネーで支払うか、取り消すか、2つのボタンしか表示されない。え、現金で支払う場合は?。よくわからないままもう1度「牛めし」ボタンを押したら2個になっちゃって、慌てて取り消して、後ろには男性が1名待っているし、どうする?アイフル?。なんて言っている場合じゃない。そこで、ピンと来た。現金を投入すればいいだけでは?。その通りだった。よかった~。後ろの人に譲ったり、聞いたほうが早かったかもね。味噌汁がついてきた。カウンターで、ゆっくりと味わい、同時に足を休める。

さて、建築めぐりを再開する。大丸でトイレを借りてから、三宮神社の脇を北上し、河南工藝社。シャッターが閉まっていて、3枚しか写真を撮らなかった。側面には丸窓が3つ並んでいて、いい感じ。神戸朝日ビルは、確かにアールが美しいけれど、古い建材を再利用した改築だそうで、撮影は無し。

ここからが大変だ。神戸税関の方まで、バスが出ているか不明。歩くとちょっと距離がある。タクシーは、料金云々よりも、効率がなぁ…。撮影の間、待たせておくわけにもいかないし。てことで、結局は歩いたよ。ひたすらに(笑)。

側壁に「100BAN」と書いてある建物がレトロに思えたので撮影。高砂ビル。公式サイトによると、昭和24年に完成とあるから、まあまあ古い。神戸市立博物館の建物がチラッと見えたけれど、これは後でまた撮るとして、国道2号に出て東に向かう。税関前交差点の歩道橋を渡って、日本で一番短い国道を歩いて、神戸税関、デザインクリエイティブセンター、新港貿易会館を撮る。どれも素晴らしい建物だ。しかし、日が傾いてきて、影がかかってしまって、そこが残念。西側にある倉庫も、レトロな建物。デザインクリエイティブセンターの東側に回ってみたかったけど、体力と時間的な理由から、今回はパス。また今度、車で来ればいいや。やっぱ1日じゃ厳しいね。

市立博物館まで戻らなくては。バス停の時刻を見たら、全然ない…。税関前の歩道橋を渡って、東遊園地の南側を西に歩くと、ガイドには載っていたけどリストには挙げていない、真珠会館。僕の好きなデザインではないけれど、撮影。入ろうとしていたご夫婦がいたけど、どうやら休館日らしい。グーグルマップには、東遊園地の隅に「ボウリング発祥の地」という記述がある。今知ったよ、悔しいな。

市立博物館を撮影したら、また国道2号に戻って西に歩く。ここら辺、物凄く渋滞している。理由の1つは、初売りだな。駐車場に入ろうとする車で大渋滞。ご苦労様。僕はチャータードビル、神港ビルヂングを撮影。さらに西に進むと、商船三井ビル、海岸ビル。海岸ビルは僕の嫌いな、部分保存。魅力激減。メリケン波止場、と聞いたら、パフィーだね。神戸郵船ビルと丸亀ビルを上手く撮れなくて困っていたら、なんだ歩道橋から撮ればいいじゃん。歩道橋からどちらもスッキリと撮ることができた。時間的都合から、神戸郵船ビルを南側から撮ることは諦めて、乙仲通を西に向かって歩く。ネットで見つけた昭和ビル。ガイドには載っていない。これは見られてよかった、と思ってこのブログを書いているときにさらに調べると、なんと南側にもっと魅力的な装飾があるなんて、悔しさ爆発(笑)。再訪だな(笑)。国道に戻って歩道橋を渡る。高速の南側には、ドライブのときに利用した駐車場がある。海岸ビルヂングを撮って、再び乙仲通に戻ったせいで、いくつか撮り忘れたみたいだ。今気付いた。まぁ、いい(笑)。カモメビルという看板を発見。見たところ、レトロな建物。近付くことなく、次。栄町ビルヂング。これはストリートビューで見つけて気になっていた建物。入口におばちゃんが列を作っていて撮りづらかった。その奥にある、壁面に「685」と書かれた建物も、魅力的。近付かず、次。ガイドに載っていない、ネットで見つけた建物が、KISCO。岸本産業の建物だそうだ。その先、信用組合の手前にある和栄ビルもレトロで良い。さらに信用組合の向こうにも、グーグルマップではROOMと書かれたこじんまりとした建物。これもいい。

地下鉄海岸線の「みなと元町駅」。1番出入り口の外壁がレトロ。そうか、今知ったが、震災で崩れた壁を復旧して残した、とのこと。崩壊を機に、なくしてしまうこともできたけど、これはある意味、いい保存だ。そこまで予習してから行けば、もっと感慨深く見れただろうに、勿体なかったな。その先にある、「トマト銀行」。むかーしヤフオクの取引で相手が指定してきて、そんな銀行あるのか?、と疑ってしまったが、実際に建物を見たのはこの日が初めてだ。その少し先に、フットテクノビルがある。旧・帝国生命保険神戸出張所。美しい。もっと先に進むと、その先の郵便局交差点の角に…、あれ?、工事中…。ファミリアホール(旧・三菱銀行神戸支店)は解体されてしまった。隅っこにチラッとかつての建物の痕跡がある。これも、部分的に残すつもりかな?。そこから北に進んで、商店街を入ると、松尾ビルという建物がある。撮影にはアーケードが邪魔だけど、正面も特徴がある。脇道の入口から、中に入ることができる。レトロな郵便受け。手動式のエレベーター。本日は終了だってさ。階段を上がることは躊躇われた。

さぁここからも、悩みどころ。目的地は、地下鉄海岸線の中央市場前駅の少し手前。今いるのは、阪神電鉄神戸高速線の西元町駅前。ガラケーで乗り換え案内を調べたら、海岸線とは、上手く接続していない。三宮まで戻るような案内が表示された。さっきの「みなと元町駅」まで戻るのも悔しいので、結局は歩くしかないよね。神戸駅の北側から駅舎の写真を撮ることも予定していたけれど、日が傾いてきて、まっすぐハーバーランド駅に向かう。途中で、こんなところにSLが!、と驚いた。たまたま通ったルート沿いに、SLが飾られている。あまり状態は良くないみたいだけど、D51、通称デゴイチじゃないか!。ストリートビューには写っているけれど、グーグルマップには表示されない、可哀想な存在。僕が撮った写真も1枚。ごめんね。

ハーバーランド駅から地下鉄に乗って1駅。中央市場前駅で降りて、地上に出る。人通りは少ない。神戸ドライブのときには、マラソンだったか駅伝だったかを開催していて、入ることができなかったエリア。今回ようやく辿り着いた。加藤海運の建物。時刻はちょうど17時。かろうじて撮影できる明るさ。空には月が輝いていて、写真にも小さく写った。

これに丸窓があると完璧なんだけど、もちろんこのままでも僕の好きなタイプのデザインだ。近いうちに建て替えられるか、その必要もないエリアだからこのまま朽ちていくのか、なんとも言えないね。

駅に戻るのだが、さっきチラッと何かが見えたので、大通りに出る。するとやはり、ここにもレンガの建物があった。石川本社ビル。旧・東京倉庫兵庫出張所。まぁ、何度も書くように、レンガは僕の好きな建築様式ではないけれど、正面から写真を撮って、駅に向かう。

さて、建築めぐりは、日没により、これにて終了。上のほうに掲載したリストをよく見た人は気付いただろう。あと残すは、あのお方。

(gooブログライターで今までブログを書いてきて、今回初めて、「記事の本文は10000文字以内で入力してください」とメッセージが出た(笑)。後半へ続く~(笑)。)
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6 コメント

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加藤海運 (どいぐち)
2017-01-07 08:03:52
おはようございます。
加藤海運の建物は昭和初期に建てられたものですね。
コーナー部のカーブの造形から容易に想像できます。
驚いたのは、外壁のタイルの状態です。
窓枠等の腐食の影響により、錆色が目立ちますが、剥がれていないこと。
生まれ故郷の小樽の建物のタイルは、環境条件が厳しいためか、剥がれているのが目立ちます。
恐らく経年的にタイルの目地から侵入した水分が、凍結、膨張を繰り返し、剥がれたものと推測しています。

立地柄、観光地でもなく、これといって使い道がないようであれば、取り壊される運命にあるんでしょうかね。
実にいいデザインなんですがね。
Re: 加藤海運 (やなぎ(管理人))
2017-01-07 21:37:35
どいぐちさん、おはようございます。

僕の好きな昭和初期の建物です。写真は280枚近く撮りました。
その中からHPに載せようと選んだら135枚になりました。
選んだだけで、リサイズとか、データを調べたりとか、
公開までに時間を要します。お待ちください。

雪国は、雪や融雪剤などで腐食が激しいでしょうね。

過去に、小樽にも建築めぐりに行きましたよ。
http://golf91.main.jp/hokkaidobldg.html
Re: 加藤海運 (どいぐち)
2017-01-07 22:51:24
過去に行っていましたね。
タイルの話は、齋田産業のことです。
やなぎサンの写真では、タイルが綺麗に残っているようですが、最近はかなり傷んでます。

あの建物の一部には、丸い窓があるんですよ。
下記の一番左端です。
一部タイルが脱落しているのも確認できます。
http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.snsimg.carview.co.jp%2fminkara%2fphoto%2f000%2f004%2f505%2f943%2f4505943%2fp1.jpg%3fct%3dd4b022995e5d

なので、安全対策上、現在外壁には網を張っています。
そういえば、昨日どこかのスーパーで外壁が落下した事故がありましたね。幸い怪我人は出ませんでしたが。

昭和初期は丸い窓が流行ったようですね。
先日ブログで紹介した銀座の建物にもあります。
丸い窓、好きなんですよ。

http://minkara.carview.co.jp/userid/271060/blog/38844833/

http://minkara.carview.co.jp/userid/271060/blog/38875415/

画像処理、頑張って下さいね。
楽しみにしています。
Re: 加藤海運 (やなぎ(管理人))
2017-01-07 23:15:50
こんばんは。四方山話、拝読しました。
ナンバー灯を覆っているパーツって、僕のゴルフでは黒い樹脂でしたが、
どいぐちさんは白で塗装してあるんですか?。
それにしても、裏側まで綺麗ですね!。びっくりしました。

齋田産業にも丸窓があったとは…。再訪しなくちゃ(笑)。

あれ?、菅原電気商会、僕のHPでは解体されたことになっています…。
http://golf91.main.jp/building-4.html
リサーチ不足ですね。近いうちに訂正します。

私も、丸窓、ストリームライン、塔屋、ガラスの階段室、螺旋階段などが好きです。
現代建築は奇抜すぎてイマイチで、近代建築は温もりのある意匠がいいですね。

コンクリートは、劣化します。建物だけではなく、道路、トンネル、橋、
手を打たないと大変なことになってしまいますよね…。
心配です。
Re: 加藤海運 (どいぐち)
2017-01-08 11:04:04
おはようございます。
ナンバー灯を覆っているパーツがボディと同じ色で塗られているのは、後期型のビックバンパーのモデル(GLIやGTI)です、。
これ以外のモデルは無塗装の樹脂パーツですね。

今回、裏側の掃除は行っていません。
確か3~4年前にこのパーツを外して清掃し、ワックスをかけた記憶があります。
その効果があってか、あまり汚れないのかも。

菅原電気商会は残ってますよ。
間違いありません(笑)

クルマも建物も新しいうちは、良いのですが、古くなってくると、どうしても手がかかりますね。
ま、皆自然に帰ろうとするのを人間が無理やり押さえつけているのですから仕方がありませんがね。
Re: 加藤海運 (やなぎ(管理人))
2017-01-08 21:31:38
どいぐちさん、こんばんは。こちら今帰宅し、
コンビニ弁当をつついています。

前期、後期の違いがそこにも現れていたとは、知りませんでした。

僕のゴルフはワックスをかけても数日で光沢が消え失せていました。
クリアが剥がれた、とか何とか…。

今のポロちゃんは、購入後1度もワックスをかけていません。

耐震化など、大事なところは風情を壊さないように強化して、
後世に残していただきたいものですが。
窓枠がアルミサッシになると、趣がなくなりますね。

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