もりあおがえるのつぶやき

山里の四季の移ろい、日々の暮らしをつれづれに

藪山 湿地

2017-05-10 04:11:41 | 季節
僕のお庭はやぶやまだ。






さわおぐるま


三柏

藪山 湿地考
ひところ絶滅植物とかビオトープとかいう言葉がはやったけどそのころ僕の周りには敬愛するナチョラリストがいっぱいいて皆で湿地研究会なるものを立ち上げて活動したことがあった。その過程で開発でつぶされる湿地の植物を僕のところに移植してきて保護なんておこがましいがせめて絶滅する前に種の保存ができればと思いいろいろ株分けして増やしてきた。おかげで今では僕のまわりは見事な藪山、でも湿地植物に興味ある人には涙が出るほどうれしいところだと思う。湿地にカエルが鳴き、林は小鳥たちの稼ぎの場、それなりの湿地植物園になったと自画自賛している。稲以外はすべて刈り払い除草剤で退治する今の世に白い目で見られて数十年(僕も大したものだ)頑固に草藪を作ってきた。森や草原は空気を浄化する、湿地は水を浄化する、それを開発の名のもとに役に立たない藪山だと言ってどんどんなくしていってアレルギーや癌で苦しむ現代人。