ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

いろんなできごとを面白がってしまおうと思っています。
日常のあれやこれや記事です。

「原悲」

2017-04-23 11:49:17 | 本や言葉の紹介

 前回・前々回で『どうせ死ぬのになぜ生きるのか  晴れやかな日々を送るための仏教学講義』(名越康文 PHP新書)を紹介しましたが、 『生きるとは、自分の物語をつくること』(河合隼雄・小川洋子 新潮文庫)で 「悲」についての河合隼雄さんの発言を見つけました。
 この本、とても面白く興味深く読めたので、続きがあるならぜひ読みたいと思ったら……この本のタイトルのもととなった対談をしたのが2006年6月15日で、河合さんが倒れられたのがそのすぐあとの8月17日とのことで、とっても残念。

河合 キリスト教は「原罪」が基本であるけれど、日本の宗教は「悲しみ」が根本になるのが多いです。
小川  情緒的というか感情的なんですね。
河合  だから僕は、「原罪」に対して「原悲」があるという言い方をしています。日本のカルチャーは原罪じゃなくて、原悲から出発しているから、と言っているんです。
小川  日本語の「かなしい」という言葉には、いろいろな意味がありますものね。
河合  「悲しい」や「哀しい」、「愛しい」も「美しい」も全部「かなしい」ですからね。

  悲しみが根本になる宗教かぁ、うーん。

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 「慈悲」の「悲」 2/2 | トップ | 患者さんに訓練される……河合... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

本や言葉の紹介」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。