玉川上水の基点となる羽村取水堰。ここで多摩川からの水を取り込み、武蔵野台地を東流していきます。
今回は、ここから約10km下流にある、西武拝島線/多摩都市モノレールの玉川上水駅を目指して歩きました。羽村取水堰とそこから2km下流までは、桜と水辺の美しい風景が楽しめます。また、拝島から先の区間にも同じような風景がありますので、飽きることなく楽しめる道だと思います。
羽村取水堰の周りには桜で一杯の風景が広がっていました。





江戸時代、開削工事を請け負った、玉川兄弟の像




福生市に入ると、上水沿いの道がなくなってしまう区間がかなり続きます。奥多摩街道やJR青梅線に沿ったり、
渡ったりしながら歩くことになります。


何とか拝島駅まで到着。JR青梅線、五日市線、八高線や西武拝島線の分岐点となる駅です。
拝島駅付近の玉川上水も桜並木が続いています。これは日光橋。

しばらく歩くと、武蔵野らしい風景になります。
残堀川が合流。でも、ほとんど水が流れていない涸れ川でした。桜はお見事。
西武拝島線の武蔵砂川駅近くになると、再び見事な桜並木がありました。


これまで、ほぼ直線に流れてきたのに、急にカーブしています。この下に、活断層である立川断層が通っているため、
開削工事の際、あえて曲げて造られたと、何かの学術記事で見た記憶があります。それがこの場所かと思われます。
当時、断層の存在を知っていたかは定かではありませんが、地形や岩盤の状態を判断して開削したのでしょうか。


玉川上水駅まであとわずか
西武拝島線と多摩都市モノレールの玉川上水駅に着きました。玉川上水そのものが駅名になっています。
今日はここまでです。
野川公園は、小金井市、三鷹市、調布市の3市の境界にあたり、ここからしばらくは、三鷹市を歩くことになります。野鳥や花々の彩が本格的な春の到来を感じさせてくれます。
この近隣には、国際基督教大学(ICU)、東京外国語大学、ルーテル学院大学、東京神学大学などがありアカデミックなエリアでもあります。
他にも、国立天文台、味の素スタジアム、調布飛行場、近藤勇生家跡、多くの著名人が眠る都立多磨霊園(江戸川乱歩、北原白秋、田山花袋、岸田劉生、菊池寛、美濃部達吉、高橋是清、内村鑑三、東郷平八郎、山本五十六、斉藤実など)などの名所が点在しています。


三鷹市大沢

国分寺崖線の湧水
宇宙航空研究開発機構支所

調布飛行場の管制塔

ここまでも桜並木がありましたが、調布市に入ると、見事な桜並木が続きます。深大寺も近くです。源流の国分寺
よりも標高が下がってきたため、桜は満開に近い状態でした。





京王線を越えます
調布市国領付近
中流付近になりますが、まだ水質は綺麗です。
調布市神代団地
世田谷区成城までやって来ると、まちづくりビジターセンターありました。ついに、23区に入りました。
成城付近にも桜並木がありました。
川横にある、きたみふれあい広場から見た、成城の眺望。国分寺崖線上に住宅地が並びます。

小田急線の高架
世田谷区大蔵付近
支流の仙川が合流
そしてついに、二子玉川の街が見えてきました。

右手に多摩川の土手が広がります。
東急田園都市線の二子玉川駅の下をくぐります。
流れてきた方向を振り返る
野川はここで、多摩川の流れとなります。
すっかり、陽も傾いてきました。
今回は強行して1日で歩き通しましたが、踏破するのであれば、2回に分けて歩くのがベストだと思います。
全体的に水量が安定しており、ゆったりした流れと自然が多く残っているので、のどかな風景を楽しむことができるはずです。
これからの新緑の季節も素晴らしい風景が広がることでしょう。
日を改めて、国分寺を再訪しました。
国分寺駅南口から坂を下ると、日立中央研究所と真姿の池からの湧水が合流する地点があります。ここから、二子玉川までの風景をお伝えします。
下流比べ標高が高いので、桜は5分咲き位でした。
上流は遊歩道がない区間が存在します。
国分寺崖線を左手に進みます。
小金井市に入ると遊歩道が整備され、川の側まで降りられるようになりました。




小金井市立前原小学校の下を潜るため迂回します。
旧流路が残っていました。
小金井自動車教習所の横を通ります。


武蔵野公園が見えてきました。ここも桜の名所ですが、満開前でした。



西武多摩川線を越えます。
そしてすぐに、野川公園です。
この公園を流れる野川の風景は素晴らしい自然美です。

右側には国分寺崖線があり湧水が湧きだしています。崖上は国際基督教大学(ICU)のキャンパスがあります。



後編は、中・下流部をお伝えします。
さて、前回の日立中央研究所庭園の帰り道、野川の水源の一つである真姿の池に立ち寄りました。お鷹の道という遊歩道が整備されていて、風情がありました。
また、かつてここには、武蔵国の国府があり、旧国分寺跡地も近くにあります。ここも、NHKのブラタモリで放送されました。



武蔵国分寺跡

現在の国分寺

東京都国分寺市にある日立中央研究所庭園は、春と秋の年2回、一般公開されます。庭園の中には武蔵野の貴重な自然林が残り、また、国分寺崖線(こくぶんじがいせん)という河岸段丘に沿って多摩川へ流れていく、二級河川の野川の源流の一つとなっています。貴重な公開日に今回は訪ねましたので、庭園内の木々や野川の湧水などを中心にお伝えします。
この研究所は、国分寺駅から徒歩5分程度の立地にありますが、駅前の喧騒を忘れさせてくれるような自然が残されていました。
正門から入場しました。1月にNHKのブラタモリで放送された影響か、とにかく多くの人が訪れていました。
正門を入るとすぐに、返仁橋(へんじんばし?だっとと思う)があり、右手方向にも野川の源泉があるようですが、行くことはできません。
橋から見た源泉があると思われる森
小平記念館 (日立製作所の創業者は、故小平浪平)
庭園には見事なサクラが満開。しかし、知識不足で品種がわかりません。


庭園から国分寺崖線を降りていくと、大池と呼ばれる池がありました。湧水が集まってくるそうです。白鳥2羽と鯉が沢山いました。


大池の周囲には木々の花々が咲いていましたが、今年の冬は寒かったため、まだ多くの木々は色付き前という感じでした。
来週あたりはソメイヨシノも満開になり、花鳥風月の世界になるのでしょう。


この水の流れは、返仁橋の方からの湧水の流れのようですが、定かではありません。
野川の源泉にやって来ました。庭園で唯一見れる箇所です。
源泉の上は崖となっています。これが国分寺崖線です。
源泉の湧水で、野川の出発地点です。
小さな流れですが、正真正銘の野川です。


大池を出る箇所に水門がありました。


この壁上が一般道、JR中央線、西武国分寺線が通っています。
野川が庭園から出て行く箇所です。
研究所庭園を後にして、線路の反対側に行くことにしました。JR中央線、西武線の下を野川は通っています。
野川へ向かう途中に急な階段がありました。野川が低い位置を流れていることがわかりますね。
線路の反対側に来ました。日立中央研究所庭園から出てくる野川です。
安定した流量で、穏やかな流れです。
ここから、二子玉川の多摩川合流点まで約20kmの旅が始まります。この流れに沿って後日、歩きますので、続きはまた、ご報告致します。









