ふる里サクランボ園大曽根

日々の農作業や果樹園情報等をお知らせ致します。
農業政策などの意見をも合わせて述べていきます。

近況報告11月5日

2011-11-05 07:31:24 | Weblog
 サクランボの木の剪定を進めています。枝の込み合ったところをばっさりと切り、日当り、風通しのよい園地にしております。寮をたくさん取るのではなく、美味しい、いいサクランボを取れるようにするためです。園地のほぼ80%は終わりました。
 今年の米は豊作ではありませんでしたが、品質はいいものが取れました。このところ注文の多くなった幻のもち米「奥白玉」は作付けを多くし、お客様の要望に応えるようにいたしました。奥白玉は収量が極端に低く、草丈が伸びるために倒伏しやすいもち米です。それだけに美味しさが増すのだと思います。本当に評判の米になりました。このような昔から植栽されて来たよい米をなんとか世の中の人に認めてもらいたいと思って栽培をはじめました。
今は、山形市内にある戸田屋さんというお菓子の老舗で「奥白玉」を使ってもらっております。美味しい菓子が出来上がっており、私もすっかり気に入っております。大曽根餅つき保存会ではこの「奥白玉」を使って年間180回もの「餅つきイベント」をこなしております。今後、「奥白玉」はもち米の主流になればと思っております。
 ラフランスは発送直前です。りんごはようやく朝霧の目立つ時節になり寒暖の差が大きくなって赤くなってきました。色づくのが少しづつ分かってきています。
 11月に入り、今、水耕栽培を新たにはじめるためにビニールハウスを建てております。水耕栽培は年間通して天候に余り左右されない栽培が可能になります。また無農薬栽培を行える利点もあります。何とか成功したいと思い頑張る所存です。栽培品目はサンチュやサニーレタスのような葉物です。
 農業も今TPPなどという国際的課題が出てまいりました。国内農産物の自給を高めていくことは最も大事な事です。効率や利益優先の企業的考えは否定はしませんが、農業はそうはなりにくいものです。国内農業を守るために全国の消費者の皆様のご支援をお願い致します。