ふる里サクランボ園大曽根

日々の農作業や果樹園情報等をお知らせ致します。
農業政策などの意見をも合わせて述べていきます。

今年もよろしくお願い申しげます

2017-01-02 07:58:02 | Weblog
 平成29年の新年を迎え皆様には心よりお祝い申し上げます。今年はこれまでにないようなことが起きて、それを乗り越えねばならない時期となるでしょう。農業はTPPはいったん漂流しているものの、今後は厳しい経済交渉が始まるだろうと考えております。国の農政がこれまで私等農業者をいかに苦しめてきたかを思うと、国の目指す方向ではなく、農業者がもっと世界や国内の状況を熟知し農業者自らが今後の方向を見定め経営を行うことを重点的に考える時代を迎えたと思っています。
 国から左右されるのはまっぴらです。しかし国の政策も良いものはあります。それは選択する必要があるでしょう。選択してもいつでも変えられるということを念頭に置きながら自分の経営をするべきです。
 農業の破たんは農村の破たんです。人口減はマイナスであるが、まだまだ日本は捨てたものではありません。農村の活気を呼び起こすために政策も考えていく必要があります。小規模な農地付きの宅地を購入する人がいるとしたら、農家の資格がなくても認めるべきです。土地付き農地が意外に増えるかもしれません。自家用野菜くらい自分でつくrながら少しは広いところに住みたいという願望が叶います。小さなことから農村の活気を取り戻す作戦も必要です。
 また中山間の農業も考えなくてはなりません。私は今、荒廃農地1ヘクタールほど解消しました。そこにくるみの栽培をすることとしました。中山間農業では高齢化が進み、有害鳥獣の被害も多くなっています。①労力がかからない②有害鳥獣の被害に合わない作物③収益性の高いものの作物導入が条件です。クルミはそれをかなえます。今クルミには認知症予防の成分があるかもしれないという希望があります。作物が薬の原料となれば収益性は高いでしょう。中山間も元気にならなければなりません。
 このような変化も含め平成29年はいろいろと変わっていくべきでしょう。今年も農業発展のために頑張りたいと思っています。

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