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兵庫県・篠山 陸軍歩兵第170連隊
兵庫県篠山で編成された170連隊。阪神地区から集められた3000人の兵士で構成されていた。この連隊は、仏印から南太平洋へ貨物船「ぼすとん丸」で移動中に潜水艦の雷撃を受け、200人余りの兵士とともに軍旗を失ってしまった。軍旗は、宮中で天皇から直接手渡され、「連隊の魂」ともされたもの。その軍旗を失ったことで、170連隊の兵士たちは過酷な状況に追い込まれた。
まず、激戦地である、ニューギニアのブナに送られ、栄養不足と連合軍の攻撃で半数の兵士が失われた。昭和18年6月には、再編成されることなく解隊させられ、兵士たちはさらに過酷な戦場に送られた。最も多くの兵士が送り込まれたのが中部太平洋のウェーク島だった。絶対国防圏の外に取り残されたこの島で、兵士たちは補給がないまま飢えに苦しみながら、連合軍の空襲にさらされ続けた。
170連隊の3000人の兵士のうち、復員できたのはわずか100人ほどだと言われている。
弊社がいつもお世話になっています、今年98才のお元気な川西の家主さんが
上記の第170連隊に招集され、戦争当時の状況をこの本で語られています。
みなさん機会があれば是非一度、証言記録 兵士たちの戦場 6 を読んで下さい。
若い頃の家主さんです。
98才の今でもお元気です。