旧暦で立春、立夏、立秋、立冬の直前の約18日を「土用」という。また、365日を十二支に当てはめて丑に当たる日が「丑の日」なので、本来、土用の丑の日は春夏秋冬ごとにやってくることになっている。
今年の夏の土用の丑の日は7月25日と8月6日。この日にウナギを食べる習慣が定着している。その発祥には諸説あるが、江戸中期、発明家の平賀源内が、客の入らないウナギ店に頼まれて「本日、土用丑の日」と張り紙したところ、話題になったという。
それ以来、ウナギは夏バテ防止の健康食となった。ウナギの特筆すべき栄養素はビタミンAで、1串(100グラム)に1,500マイクログラム含まれている。これは成人男性の一日のビタミンA推奨量850マイクログラムの約2倍にあたる(厚生労働省「日本人の食事摂取基準」、2010年版)。
ビタミンAは皮膚や粘膜の健康を保つために重要だが、取り過ぎると肝臓に貯蔵されて、脂肪肝などの症状も出るので食べ過ぎには注意したい。
なお、薬味の粉さんしょうは、脂肪を燃やす作用があるそうだ。
□南雲つぐみ(医学ライター)「土用丑の日 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年7月25日)を引用
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今年の夏の土用の丑の日は7月25日と8月6日。この日にウナギを食べる習慣が定着している。その発祥には諸説あるが、江戸中期、発明家の平賀源内が、客の入らないウナギ店に頼まれて「本日、土用丑の日」と張り紙したところ、話題になったという。
それ以来、ウナギは夏バテ防止の健康食となった。ウナギの特筆すべき栄養素はビタミンAで、1串(100グラム)に1,500マイクログラム含まれている。これは成人男性の一日のビタミンA推奨量850マイクログラムの約2倍にあたる(厚生労働省「日本人の食事摂取基準」、2010年版)。
ビタミンAは皮膚や粘膜の健康を保つために重要だが、取り過ぎると肝臓に貯蔵されて、脂肪肝などの症状も出るので食べ過ぎには注意したい。
なお、薬味の粉さんしょうは、脂肪を燃やす作用があるそうだ。
□南雲つぐみ(医学ライター)「土用丑の日 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年7月25日)を引用
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