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2010年1月29日開設
読書
大岡昇平+社会問題・社会保障

【小池百合子】都議会自民党への宣戦布告 ~その独特な視点~

2017年01月15日 | 社会
(1)小池知事の東京都政改革
 豊洲と東京五輪は、知事に就任する前から存在する議題なんどえ、後始末が一筋縄ではいかないことは想定していた。完璧な成果には届かなかったが、今まで隠されていた問題を明らかにできた意味は大きい。
 真に目指すものはその先にある。セーフシティ(安全な街)、ダイバーシティ(多様性のある街)、スマートシティ(環境・金融先進都市)。私は東京をこの三つのシティにしたい。東京は人・モノ・カネ・情報のすべてを兼ね備えた希有な都市だ。これを存分に活かし、万全の態勢でオリンピックを迎えたい。
 私はあくまでも「都民ファースト」が大事だと考えている。そのためには税金の使われ方をはじめとして、政策決定のプロセスを「見える」ようにすることが重要だと情報公開を徹底するようにした。
 東京都の予算は、一般会計だけで7兆円、公営企業会計・特別会計を合わせると13兆円。スウェーデンの国家予算に相当する額だ。だから、歴代の知事は「政党復活予算枠」200億円で都議会が言うことを聞くのだから「御の字」だと考えていたのだろうが、それは筋が違う。だって、財源は都民の税金ではないか。廃止は当然だ。

(2)小池知事の独特な視点
 小池百合子は、アラビア語を学ぼうとし、まずカイロのアメリカン大学に入った。英語でアラビア語の基礎をゼロから学び、その後カイロ大学に転入した。留学中の1973年には第四次中東戦争に遭遇した。中東和平の名のもとに、米国、英国、仏国、独国、ソ連と、あらゆる国々の首脳が毎週のようにサダト大統領と会談し、その裏では武器を売りつけて帰って行った。だから、エジプト軍の戦闘機は、ソ連製のミグ、フランス製のミラージュ、米国製のファントムと何でもあり。まさに「国際政治の坩堝」を目の当たりにした。
 そうした原体験があるから、小池知事は日本政治を鳥瞰する眼差しを持っている。
 彼女は、政治の世界で物事を動かすには三つの目が必要だと考えている。
  ①鳥の目・・・・物事を鳥瞰する目。
  ②虫の目・・・・ミクロの細やかな視点。
  ③魚の目・・・・トレンドを追う視点。寒流から暖流へ、餌となるプランクトンが多い潮流を追う目。小池自身は群れるのは好きなタイプではないが、トレンドや人々の関心がどの方向へ流れていくのか観察することは重要だと考えている。

□小池百合子×立花隆「都議会自民党への宣戦布告 選挙に勝って東京大改革を成し遂げる」(「文藝春秋」2017年2月号)
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 【参考】
【豊洲】都庁は伏魔殿 ~小池百合子・都知事の力量~

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