語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【佐藤優】『新・リーダー論 ~大格差時代のインテリジェンス~』

2017年04月28日 | ●佐藤優
 
はじめに(池上彰)

1 リーダー不在の時代--新自由主義とポピュリズム
 新自由主義と民主主義の機能不全
 民主主義を迂回する仕組み
 「生前退位」報道で問われた新聞の倫理
 リーダー論が成り立たない時代
 エリートと国民の信頼関係の崩壊
 強そうで強くないリーダー
 エリートの責任放棄
 新自由主義の象徴としてのシールズ
 組織が人を引き上げてくれる
 理想のリーダーとは?
 組織も変容する
 タブーによって社会は成立する
 若手官僚の根拠なき全能感
 人から侮辱されることだけは避ける「伊藤くん」
 サルコジ現象
 サッチャー、レーガンとは異なる
 左右に共通するエリートのナルシシズム

2 独裁者たちのリーダー論--プーチン・エルドアン・金正恩
 プーチン大統領--「強いロシア」を演出
 リーダーに対する国民感情
 ロシアの選挙は秩序立っている?
 ロシア国家とスポーツ
 国家に不可欠な暴力装置
 政治指導者というよりKGB中堅職員のメンタリティー
 日本は無法者でロシアは法の濫用者
 世俗主義の守護者としてのトルコ軍
 クーデタ未遂事件を利用するエルドアン
 ロシアとトルコの接近
 北朝鮮のリーダー論

3 トランプを生み出したもの--米国大統領選1
 ドナルド・トランプと橋下徹
 「経営」というより「取引」
 病的潔癖症
 トランプのメディア戦略
 コマーシャル合戦
 トランプの共和党乗っ取り作戦
 共和党の崩壊
 共和党の崩壊を準備したもの
 支持者の特徴
 民衆の破壊願望に乗るリーダー
 戦死者の遺族を侮辱

4 エリートVS大衆--米国大統領選2
 米国大統領の経済学--政治とカネ
 ヒラリーのメール疑惑
 ヒラリーはもと共和党
 「平和=格差」か? 「平等=戦争」か?
 トランプ大統領で日本はどうなる?
 アメリカ第一主義はアメリカの国是
 「世界の警察官」の思想--『光の子と闇の子』
 日米安保と「核の傘」はどうなる?
 貿易面でも孤立主義
 米露関係の改善と中東情勢の激変
 トランプに従わない米軍?
 諮問会議による民主主義の迂回
 旧エリートと新エリートの闘い
 外交官も政治任用
 新大統領の運命を左右する下院・上院選挙
 教育が格差をつくりだす--学費の高騰
 サンダースが支持される理由
 日本の学費も高騰
 「教育」の逆説--格差解消ではなく格差拡大を助長
 富裕層の教育戦略

5 世界最古の民主主義国のポピュリズム--英国EU離脱
 EU離脱を主張したポピュリズム政治家
 国民投票が招いた国家統合の危機
 スコットランド独立
 英国EU離脱とスコットランド通貨問題
 EU離脱はどう実行されるか?
 アイルランドのパスポートを求める英国人

6 国家VS資本--パナマ文書と世界の富裕層
 富裕層の富の独占とパナマ文書
 パナマ文書の情報源はどこか?
 狙いはイギリス?
 国家VS資本--見えざる第三次世界大戦
 アメリカ国内にあるタックスヘイブン
 タックスインバージョン(租税地変換)
 日本の富裕層--土地に縛られる文化
 税率の高い日本から逃亡するエリート
 「良き納税者になろう」
 ロシアの富裕層--プーチンは意外に清潔?
 中国の富裕層
 国税当局同士のギブアンドテイク
 ピケティ流の課税強化の是非
 高速取引をめぐる国家と資本の闘い
 検察は簡単に捕まえる
 民族・国家・資本
 反ユダヤ主義

7 格差解消の経済学--消費増税と教育の無償化
 消費増税をめぐる建設的な国会論戦
 一%の増税で「教育無償化」は可能
 なぜ景気は回復しないのか?--日本経済停滞の真の理由
 タンス預金の非合理性
 静かなる取り付け騒ぎ
 日本の財政構造に効く超長期国債?

8 核をめぐるリーダーの言葉と決断--核拡散の恐怖
 オバマと被爆者の対面に思わず泣いてしまった
 リーダーとしての言葉--オバマの広島演説
 核をめぐるトランプとオバマ
 「核使用」を認める日本政府の答弁
 ウラン型原爆こそ核拡散の脅威
 日本は二年で核武装可能
 原発依存が非核につながる
 核を保有しても設置場所がない
 オバマ広島訪問に冷ややかだった沖縄
 無視される沖縄の声
 まともな植民地政治を

9 リーダーはいかに育つか?
 伊勢志摩サミットの内情
 牧師の子に異教の神を拝ませる
 無神経すぎた自動車試乗会
 出所不明の情報を元に国会質問をする議員
 元検事議員の高額なコーヒー&ガソリン代
 政治家の常軌逸脱
 舛添前知事の呆れた公金感覚
 都庁の裏金?
 独りよがりのエリート主義のポピュリズム批判
 角栄ブームをどう見るか?
 「カネ」と「権力は代替可能?
 日本人にとっての理想のリーダー
 成功しているリーダーと集団的価値
 リーダーの猜疑心
 リーダーシップの難しさ
 リーダーと教養教育
 リーダーは段階を経てつくられる--帰属意識と社風
 エリート教育に必要なもの 

あとがき(佐藤優)

□池上彰×佐藤優『新・リーダー論 ~大格差時代のインテリジェンス~』(文春新書、2016)
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 【参考】
【佐藤優】+池上彰 メルケル首相を激怒させた安倍首相 ~伊勢志摩サミット~
【佐藤優】+池上彰 ルール破りの国会議員たち ~山尾志桜里・武藤貴也・上西小百合~
【佐藤優】+池上彰 田中角栄は今日でもリーダーたりえるか?
【佐藤優】+池上彰 成功しているリーダーと集団の価値
【佐藤優】+池上彰 教養教育、帰属意識と社風、エリート教育 ~リーダー育成~


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【佐藤優】キリスト教の限界 ~全10件のまとめ~

2017年04月28日 | ●佐藤優
  
【佐藤優】イエス・キリストは「神の子」か ~ キリスト教の限界(1)~
【佐藤優】ユニテリアンとは何か ~ キリスト教の限界(2)~
【佐藤優】ハーバード大学にユニテリアンが多い理由 ~ キリスト教の限界(3)~
【佐藤優】サクラメントとは何か ~ キリスト教の限界(4)~
【佐藤優】何がキリスト教信仰を守るのか ~ キリスト教の限界(5)~
【佐藤優】第一次世界大戦という衝撃 ~ キリスト教の限界(6)~
【佐藤優】なぜバルトはナチズムに勝ったのか ~ キリスト教の限界(7)~
【佐藤優】皇国史観はバルト神学がモデル? ~ キリスト教の限界(8)~
【佐藤優】米国が選ぶのは実証主義か霊感説か ~ キリスト教の限界(9)~
【佐藤優】無関心の共存は可能か ~ キリスト教の限界(10)~

□佐藤優『あぶない一神教』(小学館新書、2015)/共著:橋爪大三郎の「第3章 キリスト教の限界」
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 【参考】
【佐藤優】 一神教と資本主義 ~全10件のまとめ~

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【佐藤優】 一神教と資本主義 ~全10件のまとめ~

2017年04月28日 | ●佐藤優
  
【佐藤優】資本主義は偶然生まれたのか ~一神教と資本主義(1)~
【佐藤優】なぜ人間の論理は発展したのか ~一神教と資本主義(2)~
【佐藤優】最後の審判を待つ人の心境はビジネスに近い ~一神教と資本主義(3)~
【佐藤優】15世紀の教会はまるで暴力団 ~一神教と資本主義(4)~
【佐藤優】隣人が攻撃されたら暴力は許されるのか ~一神教と資本主義(5)~
【佐藤優】自然は神がつくった秩序か ~一神教と資本主義(6)~
【佐藤優】働くことは罰なのか ~一神教と資本主義(7)~
【佐藤優】市場経済が成り立つ条件 ~一神教と資本主義(8)~
【佐藤優】神の「視えざる手」とは何か ~一神教と資本主義(9)~
【佐藤優】なぜイスラムは、経済がだめか ~一神教と資本主義(10)~

□佐藤優『あぶない一神教』(小学館新書、2015)/共著:橋爪大三郎の「第4章 一神教と資本主義」
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 【参考】
【佐藤優】キリスト教の限界 ~全10件のまとめ~


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【南雲つぐみ】二日酔いの朝に

2017年04月28日 | 医療・保健・福祉・介護
 飲酒による頭痛や吐き気などを和らげるとされる漢方薬に「五苓散」がある。五苓散は体内の水分代謝を正常にするとされ、体内に滞留した水分とともに二日酔いの原因であるアセトアルデヒドを排出して、症状を改善するという。
 どんな漢方薬も体質によって適合するとは限らない。服用にあたっては医師や薬剤師に相談することも大切だし、二日酔いの場合も常用することは避けたい。
 一方、古くから飲み過ぎた朝にいいといわれているのが、「梅醤番茶」。湯のみに梅肉を入れてしょうゆをたらし、番茶を注いで、かきまぜて熱いうちに飲むだけ。
 梅肉は強力なアルカリ性食品で、クエン酸やリンゴ酸などの成分に解毒作用や胃腸の活性化、疲労回復作用などが期待される。これにお茶のカテキンやしょうゆの大豆サポニンなどの抗酸化作用がプラスされて、飲み過ぎて疲れた内臓を温めて癒やし、体調を整える。有効成分を生かすために梅干しやしょうゆはなるべく添加物を含まない有機食材を使いたい。

□南雲つぐみ(医学ライター)「二日酔いの朝に ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年4月25日)を引用
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