暮しのサイケ日記「サァーッ！！の巻」（サイケ）

ここ何日か断片的にテレビ観戦していた世界卓球、昨日は早目に帰宅したこともあり、じっくり見ちゃったよ。しかしまぁ愛ちゃんは凄いね。

とにかくあの狭い卓球台の上でとにかくガンガンと打ち合いをするわけだ。当然ミスショットも出やすいことは皆さんもご承知のとおりでしょ。ところがどうよ！あの日本の福原選手と金沢選手のショットの安定感は。ホント凄いね。スピードある打ち合いの中でショットの角度を変え前後左右に揺さぶり相手の逆を突いて得点を重ねていく。特に福原愛ちゃんの振り幅が小さくタイミングの早いバックハンドは芸術的だね。この２人に驚異の変則サーブの福岡選手だもの。この人の七色の王子サーブがまたサービスエース率が抜群に高いというとんでもないもので・・・。

昨日のメダル確定がかかったハンガリー戦でも一番手の福岡選手がショットの打ち合いではミスが目立ったものの、最後は粘って得意の王子サーブでフルセットの末勝ったのに、何とラケットの接着剤が既定違反ということで失格となり勝ちが取り消されて負けになるという大波乱！なんでも揮発性の高い有機溶剤はダメなのだけど、その「キシレン」の数値が規定値以上だったのだそうだ。しかし福岡選手はこの有機溶剤は一切使用しておらず、どうやらラケットのラバーそのものが反応した数値ということだったらしい。抜き打ち検査するらしいけどね、しかしそんなことあるのかね？？福岡選手のボールは結構激しく変則変化するクセ球だからね、目を付けられたことは間違いないのだけど。まぁ判定は判定だからなぁ。

ところがところがここからの福原、金沢の両選手が凄かった。そうしたハプニングにも一切動じず、福原～金沢～福原の順に３連勝してあっさり準決勝進出、メダルを確定した。特になんと言っても今大会１７歳でエース抜擢の福原愛ちゃんは何度も言うけど凄いよ。試合後は「メダルがかかっていることも準々決勝ということも知らなかったんです。ただハンガリーとやるんだなと思っていました・・・。」としゃあしゃあと言ってのけて大物振りを遺憾なく発揮したらしいじゃないの。手の甲には毎試合試合開始時間を直書きしてるし・・・。普通にしてると何だか頼りなさ気にあどけない感じなんだけどね、イザ試合になると目尻がキュッと釣り上がって凄い形相で鋭いショットを連発するワケ。

さてこれで準決勝は香港、勝てば決勝は当然中国でしょう。勝って貰いたいなぁ。