自分の身内以外の人を誰かれなしに利用するのである。私は青年がこの使命を果たしてくれることを願っている。青年こそこの使命を果たすにふさわしいのだから。五十歳、六十歳という年齢になると、いやせいぜいあと十年もたてば、友情とは名ばかりの世の中にすっかり慣れてしまうだろう。
若者は純枠であるとか、より道徳的だというつもりはない。ただ若い時の方がより感じやすく、心がそれほど硬くなってはいないのである。こういうことをわれわれは注々にして忘れてしまいがちである。
若者は純枠であるとか、より道徳的だというつもりはない。ただ若い時の方がより感じやすく、心がそれほど硬くなってはいないのである。こういうことをわれわれは注々にして忘れてしまいがちである。