てのしごと~ながくて風土~

2023年もよろしくお願いいたします✨

柚子味噌・・・農家のレシピ。

2017年01月26日 | 農家のごはん

柚子が出回る季節になりました。柚子を見たら、わたしは柚子味噌にせずにはいられません・・・。

・・・これは、金沢の実家の母がよくつくってくれたもので、父とわたしが大好物の味噌でした。

なんでも、これが大好きだった父が、母に作り方を教えてつくってもらうようになったそうですが、母も柚子味噌が好きだったので、冬場はよくまな板をたたいで、柚子味噌をよく作ってくれたものです。

父方の祖母がよく作っていた味を、嫁である母が伝え受けて、わたしは今は母となり、その味を再現しています。

作り方は簡単!

柚子を半割りにして果汁を絞り、皮(外側の皮も中の薄皮も)をまな板でみじん切りにして、細かくなったところで味噌を加えます。

Dsc00011

この味噌で「土手」をつくり、真ん中にゆず果汁を流し入れてゆっくりと味噌に混ぜ込んでいき、さらになめらかになるように包丁でたたいて、できあがりです。

できた味噌は、熱々のご飯にのせたり、野菜につけたり、おでんやふろふき大根にのっけたりして食べます。

Dsc00001_2

最高です!!!!

ご飯と柚子味噌か、大根と柚子味噌が一番好きです。

加賀の郷土料理です。

・・・祖母は柚子味噌を「ゆうみそ」と言っていてわたしも「ゆうみそ」と言っています。

辛いのがお好きな方は味噌を混ぜる時に一緒に粉唐辛子や三升漬けなどをお好みで混ぜ込むとピリリと美味しい柚子味噌になるかなと思います!

これは、みっちょんからもらった海苔の佃煮です!ホント最高すぎて、子どもたちが食事のたびに「海苔の佃煮出して…」とわたしにすり寄ってくるくらい・・・。

・・・乗せるものというかかけるものというか、こういうものがあると食卓が盛り上がりますよね・・・!

かけるものと言えば、先日長男が愛知県の郷土食「おこしもの」をつくってきたのですが、その時につけダレの割合を教えてくれたので早速作ってみました。

わたしは北陸の人間で、大阪育ちなので愛知県の伝統料理はとっても珍しいです。

「おこしもの」は、愛知県でおひなさまの季節になると盛んにつくられ、この時期になると学校や幼稚園や保育園など、ほとんどのところでつくられているんじゃないかな?

米粉を練っておめでたい形の型に入れて抜き、蒸したもので、甘辛い砂糖醤油を付けていただくことが多い郷土食です。

長久手市では小学校3年生になると、市内の里山にある丸太の家、「平成こども塾」まで学校からバスに乗っておこしものづくりに連れて行ってもらえます。

可愛い~!ラップにもくるまっているし、写真じゃ形がハッキリしないかもしれませんが、左がお雛様で、右がタケノコです。双方、春らしく縁起の良い感じのもので、長男が持ち帰ったおこしもののお土産に「わ~っ!」とうれしくなりました。

そして教わった割合通りに醤油ダレをつくりました。

【砂糖4:醤油2:湯1】

です!(我が家は粗糖を使用しています)

・・・美味しかった~ご馳走さまでした~!

市販のタレもいいですが、やっぱり家庭で作る柚子味噌や海苔の佃煮、醤油ダレは美味しい~!子どもたちにもこういう味を知ってもらえたらいいなと思い、季節になると一度は作るようにしています。

自分も年一くらいは食べたいしね~♡

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。