ふるさとは誰にもある。そこには先人の足跡、伝承されたものがある。つくばには ガマの油売り口上がある。

つくば市認定地域民俗無形文化財がまの油売り口上及び筑波山地域ジオパーク構想に関連した出来事や歴史を紹介する記事です。

ガマの油の原料といわれる ガマガエルの 「せんそ」とは

2015-10-26 | ガマの油口上

       ガマカエル


          せんそ
  ●ガマガエル  がまがえる  蟾蜍酥  chán chú sū 
  ●ガマガエルやヒキガエルの耳腺から分泌する乳液を乾燥させたもの、 
   通称ガマの油、強心 鎮痛 止血剤である。
        (BITEX中国語辞典で検索) 
               せんそ                
        
     
蟾酥(せんそ)
 中国産のヒキガエル属Bufoの、鼓膜の上方に隆起する耳腺から分泌する乳白色の被膜様の毒液を、うどん粉と混和して練り合わせ、乾燥して製造するもち状の塊。

 古来中国およびに日本では朝鮮人参、牛黄(ぎゅうおう)、ジャコウ(麝香)などとともに有名な漢薬に属し、強心、興奮、局所麻酔剤とされているが、現代の漢方医学や西洋医学ではこのままではほとんど使用していない。 製剤としては、中国産六神丸をはじめ、現在もこれを配合した売薬がかなり民問で用いられている。

 その形状は一定しないが、外面はやや滑沢でつ黒色を呈し、破砕片のとがった端は透映かっ色である。

 市場品はおおむね扁平な円板形(直径3~7㎝)で、中央部は麻糸を貴通して乾燥したため陥凹し、小孔を有するものや麻糸を残存するもの、また扁平状に延展し板状としたものなど、多くの種類がある。その形状により馬銭(まちん)様(上述偏円形のもの)・くしガキ様、編笠(あみがさ)様、やに様などと称するものがあるが、馬銭様が良品である。

 センソの粉末は目、鼻を刺激し、味は辛烈で、舌端や味覚を麻ひさせる。センソはブホゲニンbufogeninと総称されるジギタリスに類似した強心性.ガマ毒を含有し、体内では配糖体ブホトキシンとして存在するものと考えられている。

 成分研究の歴史は古く、120年前に手がけられたが、化学的に信頼しうる研究を開始したのはヴィーラントWieland(1913)、さらにチェッシェTschesche(1935)らである。日本では小竹無二雄.(1928))、近藤平三郎(1938)の研究がある。 

 ブホゲニンのうち、化学構造の確定したおもなものは,センソから分離したブファリン、テロシノブファリン、日本産ヒキガエルからのガマブホタリン,ヨーロッパ産ヒキガエルからのブホタリンなどである。
  
    〔平凡社 初版「世界大百科辞典」巻13の445ページC〕  


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