散歩日記X

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東京アート紀行1

2006年11月03日 16時45分29秒 | ART
マイレージがたまったため、興味深い展覧会が集中しているこの時期に、またもや東京に行くことにした。いつも通りに浜松町に到着。大江戸線大門~六本木へ。東京では下町側を愛好する私にとっては、縁遠いエリアである。おのぼりさんっぽく六本木ヒルズを見上げながら森アーツセンターギャラリーの「クリーブランド美術館展」へ。知人にご紹介いただいた展覧会である。

【六本木ヒルズを見上げる】


【例の変なクモみたいな像】


チケットを購入して(先日のウィーン美術アカデミー展の半券で200円割引なのだ)、エレベーターで52階へ移動。展覧会は最初の方だけ込んでいたが、後半ではそうでもなく割とゆっくり見ることができた。

【美術館への入口】


気になった作品は、以下。
○モネ「赤いスカーフ、モネ夫人の肖像」:ガラス越しにモネ夫人が振り返っている情景なのだが、なぜか別れを感じさせる悲しげな作品。
○ルノアール「ロメーヌ・ラコー」:私はどうもルノアールを受け付けないのであるが、彼が23歳の時の清新な女性像でこれは良い。後期のぶよよんとした変な肌色の女性像が嫌いなのである。
○ゴーギャン「波間にて」:シンボリックな作品でセンスの良いポスターのような感じ。
○ルドン「花瓶の花」:とてもきっちりと描いてあるのが幻視者ルドンらしからぬ。
○ピカソ「扇子、塩入れ、メロン」:初めてキュビスムを理解したような気がする。この画に描かれたメロンは、あらゆる角度から見たまさにメロンの三次元画像である。
○ミュンター「未来」:(解説で師事したカンディンスキーとの別れの話が書かれていたが、それを読む以前に)割とまぬけ顔ともいえるが、何とも不思議な悲しさがある作品。
○モンドリアン「前景に若い木のある野原」:珍しい風景画。水墨の雰囲気もある。

あまり聞いたことのない美術館名なのだが、予想以上に良品が多く来て正解であった。六本木ヒルズを出て、「M」でチキンカレー。

【味噌汁つきが嬉しい】


結構スパイシーで美味しかった。さて、次は両国だ。

大江戸線両国駅で降りると、やはり落ち着く町並みだ。駅をぐるりと回りこんで江戸東京博物館「ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展 江戸の誘惑」へ。今回回った美術館の中では、ここが一番込んでいた。特に地域柄のせいであろうか、ご年配の方々が説明文をじっくり読み込まれているので、時間がかかる。行列がバラける後半から先に見ることにした。

【デカイ! 江戸東京博物館】




気になった作品は以下。
○鈴木春重「雪景美人図」:細やかな女性像と雪景色。
○歌川豊春「向島行楽図」:近景、中景、遠景のメリハリがある。
○葛飾北斎「鏡面美人図」:やはり天才の筆というしかない、独特のデザインセンスが漂う。
○鳥文斎栄之「画巻「象の綱」」:春画であるが、割と穏やかな場面。美しく細やかで、程ほどの艶かしさが漂う。
○葛飾北斎「鳳凰図屏風」:北斎の大逆襲(私の中では若冲の群鶏図に対して、北斎が「俺にも描ける!」といったような気がしたのだ)とでもいうべき作品。色彩がものすごく綺麗で、見知らぬ人が「これレプリカ?」と言っていたのも無理もない鮮やかさなのだ。
○葛飾北斎「李白観瀑図」:帯状のシャープな滝の描き方が独特。
○鳥山石燕「百鬼夜行図巻」:様々な妖怪が描かれた絵巻物。狗神、一つ目、ろくろく首、ウブメ等など。

流出したおかげで美品のまま残っているような気がして、海外美術館の日本作品展は微妙な感じがいつもする。とりあえず今日はあまり無理をせずに、2展覧会にとどめておいた。徒歩で東日本橋のホテルへ。
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