佐山音楽事務所

ミュージカル俳優の佐山陽規
ソプラノ歌手の佐山真知子
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メッセージ(2016年1月)

2016年01月01日 | 佐山陽規からのメッセージ


この国が、世界が向かう先に
どうか明るい光が差しますように!
本年もどうぞよろしくお願い致します




昨2015年はこの国の未来にとって、世界にとっても、大きな曲がり角となってしまったのでしょうか?今、向かおうとしているこの道の先に何が待っているのか?私は今の政治が進もうとしている道に、とても恐ろしさを感じています。安保法案も原発の再稼働も、国民の半数以上が疑問に思ったり反対しているのに、何故、内閣支持率はあまり下がらないのか、不思議でなりません。今年は参院選の年です。私達一人一人が考え、それぞれの1票の力でなんとか今の流れを変えられないものでしょうか?

HPの更新がどんどん間遠くなってしまい申し訳ない限りです。振り返ると昨年は半年に1回の更新という体たらくでした!情けなや!『今年こそは!』と、今、思っています。

 ミュージカル『パッション』は大盛況のうちに東京・西宮の公演が終了しました。東京で2回、西宮で1回の追加公演もほぼ満席状態。3月の『タイタニック』も連日立見席が出るという大盛況でしたから、なかなかお客が入らないというここ数年の状況からすると嬉しい限りです!
 さてその『パッション』ですが、『太平洋序曲』以来の大好きなソンドハイム作品ということで、ソンドハイムを歌うことをとても楽しみにしていました。ところが、ご覧になった方はお分かりでしょうが、私の演じた<軍医>には歌がありませんでした。最初、台本を開いて<軍医>に歌がないと知った時には驚くと共にちょっとがっかりしたものです。
まあ主役の3人以外は少ししか歌わないのですが、軍医はフィナーレで合唱に加わるのみ。役としては物語を動かして行く重要な役です。おそらくソンドハイム氏は意図的に<軍医>には歌わせなかったものと思いますが、ずっとオペラやミュージカルで<歌う>ことで表現してきた私にとっては、まるで片腕を縛られた状態で舞台に立つ様な心境でした。重要な役であるだけに演出の宮田さんからは連日たくさんのダメを出され、眠れない夜もあったほどです。これまでで一番多くのダメを出された稽古でした。その話を女優である娘の花織にしたところ『その年になってそんなに沢山ダメ出しを貰うなんて幸せだと思わないと!』と言われ、『おっっしゃる通り!』と、恐れ入った次第です。そもそもは、基となった映画を見て私がイメージした<軍医像>と、宮田さんの思う<軍医像>にギャップがあり、私がそのギャップをなかなか埋められなかったからなのですが、お陰様で何とか宮田さんの要求に少しは近付けたかなと思っています。根気よくダメを出し続けて下さった宮田さんに感謝です!ご来場くださった皆様に改めて感謝いたします。有難うございました。
 
 今年の仕事始めは、桐朋学園の卒業公演「ゴール」の歌唱指導です。昨年末から稽古が始まり新年は4日から始まります。過去に卒業公演で3回歌唱指導に入り、私自身も外部の公演で自ら出演し歌唱指導もしたという、思い入れのある作品です。ちなみにこの作品はトルストイの『ある馬の物語』を原作としており、演出の篠崎光正さんがまだ青年座に在籍していた頃、私もまだこんにゃく座に在籍していた頃、青年座のスタジオ公演として上演され、篠崎演出、佐山陽規は初めての歌唱指導として入った作品です。その時の音楽は確かロシア人の作曲家の曲だったと思いますが、今回の作品は篠崎さんが台本も書き直し、亡くなった深町純(作曲家・シンセサイザー奏者)さんが作曲し、10数年前、桐朋学園の専攻科修了公演として上演された「過ぎ去りし日々」として上演された作品です。2月18日、19日、俳優座劇場で上演されます。

 その卒業公演が終わった直後から、ミュージカル「グランドホテル」の稽古が始まります。かの伝説の女優グレタ・ガルボが主演した1932年の映画を基にしたミュージカルです。演出は昨年の『タイタニック』と同じトム・サザーランド氏。私が演じるのは<オッテルンシュラーク医師>です。またまたお医者さんです。「パッション」の<軍医>もちょっと癖のある人物でしたが、今回の<オッテルンシュラーク医師>も第1次大戦で身体が不自由になりいつもモルヒネを打っているという、なかなかに難しい役どころです。でも今回は、歌あります!主要な役はWキャストで、私は大先輩・光枝明彦さんとのW。なんともプレッシャーです。Wキャストは完全に二組に分かれ、聞くところによると稽古も別々にやるとか。つまりお互いに同じ役の人がどういう役作りをしているか、あまり知らないまま稽古が進むということだと思います。赤組・緑組とう組み分けで私は<赤組>。同じ組には土居裕子さんや、日本の誇るプリマドンナ・草刈民代さんもいます。「タイタニック」で卓越した群像劇の演出を見せてくれたトムの演出も楽しみです。どうぞ劇場へお越しください。詳しい情報はこちらからhttp://musical-grandhotel.com/。当HPからもチケットお申込みできます。

最後に、新年早々とても悲しく、残念なお知らせです。私の大好きな作品「太平洋序曲」でご一緒し、2000年2002年の初演、再演でストーリーテーラーとして抜群の存在であった国本武春さんが12月24日急逝されました。55歳の若さでした。2011年横浜での3演目でも、当初は出演の予定だったのが体調を崩し出演できなかったと聞いていました。しかし横浜の公演には元気な姿で観に来てくださってとても安心したものでした。三味線を弾きながらの語りは、脳裏に焼き付いています。アメリカ公演では彼の超絶技巧に何度も拍手が鳴り止みませんでした。勿論、横浜公演で同じ役を演じられた桂米團治さんも素晴らしかったのですが、ぜひもう一度国本さんとやりたかった!残念でなりません!心からご冥福をお祈り致します。

本当に久しぶりの更新で、すっかり長くなってしまいました。最後までお読みいただき有難うございました。2016年が皆様にとって、私にとっても良い年であることを心から願っております。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
                           佐山陽規
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